靴擦れ…折角新しい靴を下したのに、痛みの辛さと傷口の痛々しさでテンションが下がってしまいますよね。
靴擦れもひどくなると、水ぶくれになるのを知っていましたか?一見小さな出来物にしか見えない水ぶくれ、ですが実は恐ろしい症状を引き起こす悪魔の出来物だったのです…!
今回はそんな恐ろしい水ぶくれの魔の手から逃げる為の対処法と応急処置を紹介していきます。水ぶくれを甘く見ないでいきましょう!
目次
靴擦れ・その他理由で水ぶくれになった時の応急処置
まずは水ぶくれが出来た時の応急処置を知ってきましょう。
初期の適切な処置が、自分の綺麗な皮膚を守るのです。では、状況によってどんな応急処置が相応しいのか見ていきましょう!
水ぶくれが破れていない場合
水ぶくれがまだ破れていない場合、すぐに絆創膏などで保護をして破れないように工夫をしましょう。
適切な破り方を知らないと中から膿が出て傷口が化膿し、最悪傷口が痕になって残ってしまいます。
そうならない為にも、水ぶくれがまだ破れていない場合はラッキーだとすぐに傷口を保護、そして潰さないようにスリッパなど傷口に当たらない履物に変更して病院に行きましょう。
水ぶくれが破れてしまっている場合
水ぶくれが破れてしまっている場合、これは深刻です。まずは傷口の化膿を防ぐ為に、傷口の膿を綺麗に拭き取りましょう。
皮は無理に引きちぎろうとすると、余計に傷口を広げたり、傷を残す原因となるので皮には触れずにとにかく傷口を綺麗にしてください。
ある程度膿を拭き終えたらすぐに病院に行ってください。病院に行けない場合は消毒液を塗り込み、皮は向けている部分のみをはさみなどで切除しておくといいでしょう。
そして、余計な雑菌を防ぐ為に、かさぶたを作らせないタイプの絆創膏などを定期的に交換して傷口を清潔に保ち、タイミングを見て病院に行きましょう。
化膿している場合
化膿している場合はすぐに病院に行った方がいいのですが、どうしても行けない人も中にはいるでしょう。
そういう場合は、痛いですが全て膿を押し出します。出来る限り膿を押し出したら、今度は消毒液を掛けておきます。そして水ぶくれが破れてしまったのと同じ様に、かさぶたにならないタイプの絆創膏を貼りましょう。
この絆創膏も貼りっぱなしにするのではなく、清潔を保つ為になるべく頻繁に交換しましょう。
この化膿は放っておくと細菌が足全体に回ってしまい、最悪足の切断に至ってしまいます。自力で治すにしても早くて1ヶ月、遅くて3ヶ月、更に傷が残らないという保証はありません。すぐに病院に行くのがいいでしょう。
水ぶくれが出来た時の対処法
では、次に水ぶくれが出来た時の対処法を紹介していきます。
対処法をしっかり行い、厄介な水ぶくれから綺麗な足を取り戻しましょう!
水ぶくれが出来た時の対処法
靴擦れが原因で出来た水ぶくれは、何とも恐ろしいのですが自分で潰すのがベストであると言われています。
その理由というのが、靴の中は多くの雑菌が溢れており、水ぶくれがもしも潰れてしまった場合、かなりの数の雑菌が水ぶくれの痕に入り込む事が想定されます。
それならば、最初から水ぶくれが靴の中で破れる心配がないように、潰してしまうのです。では、どうやって潰すのが一番良いのでしょうか?
どうやって潰すのがいいの?
では、具体的な潰し方について紹介します。痛々しいですが、治る為の近道なので頑張りましょう。
- 消毒液で針の先を消毒する(針は裁縫針程度の細い物を使う)
- 針の先で水ぶくれを突く
- 突いて出てきた液体を大体拭き取り、かさぶたを作らないタイプの絆創膏やガーゼを貼る
この処置を行う事で、綺麗に水ぶくれを処理する事が出来ます。何故拭き取るのが大体で良いのかはまた改めて説明していきます。
水ぶくれが出来る理由
水ぶくれの印象的に、やけどの後に出来る感じがしますよね。
なぜ靴擦れが原因で出来るのでしょうか、今度は水ぶくれが出来る理由について迫っていこうと思います。
水ぶくれが出来る理由は液が皮膚の下に溜まる!
水ぶくれが靴擦れで起こる原因は、靴と皮膚が歩き方や足に合わない靴を履いてしまう所にありました。
足に合わない靴を履く事で皮膚と擦れ合い、滲出液(しゅんしゅつえき)という液体が傷口から溢れてきます。この滲出液が皮膚の下に溜まってしまい、腫れてしまうのが水ぶくれです。
前述した通り、歩き方によっても水ぶくれが出来る可能性はあるので、どんなに履き慣れている靴でも水ぶくれになる事はあるのです。
気になる中身は?
そんな水ぶくれの中身ですが、正体は血清やタンパク質が染み出た滲出液。
これには傷口を治す効果もありますから、全て綺麗に拭き取る必要はなかったんですね。しかし、なぜ破れた場合はすぐに全て拭き取らなければならないのに、自分で潰した場合はある程度でいいのでしょうか?
それは周りの環境にカギがありました。靴の中で潰してしまった場合、靴の中の雑菌が傷口に入ってしまっている可能性があり、滲出液のみを綺麗に残して雑菌を拭き取る事など不可能だから全て拭き取り、清潔を保つしかないのです。
参考:傷口がかゆいときの対処法を教えて!治りかけが特にかゆい原因って?
靴擦れを防止するには
根本的に水ぶくれを作らない事が大切です。
どうすれば靴擦れが原因の水ぶくれを作らないように出来るのでしょうか?
靴擦れを防止する為には
早速靴擦れを防止する為の方法を探っていきましょう。
- ストレッチャースプレーを使用する
- 歩き方を正す
- 靴擦れ防止の絆創膏を貼っておく
以上が靴擦れの防止方法です。一つずつ詳しく見ていきましょう。
ストレッチャースプレーを使用する
ストレッチャースプレーをご存知ですか?これは、買ったばかりの靴などを柔らかくしてくれる魔法のスプレーです。
表皮の表面を柔らかくする事で、皮膚と擦れあった時もダメージを与えないようにするのです。
現在はストレッチャースプレーも様々な種類が登場しており、自分の好みよって使い分ければ大丈夫です。靴にシミが残らないか心配という人も大丈夫!シミは全く残りません。
歩き方を正す
履き慣れている靴でも、歩き方によっては靴擦れを引き起こします。正しい歩き方は、
- 必ずつま先、足の付け根、踵の3点が全て地面に触れるように歩く
- しっかりと胸を張る
- 歩く時に膝を伸ばし切らないようにする
- 体をなるべく揺らさない
以上です。理想の歩き方とされるのはこの4点を守った歩き方で、この歩き方をすれば靴擦れも防ぐ事が出来ます。
靴擦れ防止の絆創膏を貼る
これは一番手軽ですね。靴を新しくした時や、沢山歩く事が分かっている日は必ず靴擦れ防止絆創膏を貼っていきます。
この絆創膏が皮膚と靴の接触を防いで、靴擦れを作らないように作用してくれます。因みに、専門の絆創膏が手に入らなかった場合は、普通の絆創膏で構いませんから、
- かかと
- 親指又は小指
- くるぶし
上記に貼っておくと靴擦れを防ぐ事が出来ます。また、沢山歩く日は吐きなれた靴を履くなど工夫が必要ですね。
参考:足の裏が痛いのは歩き過ぎが原因!?気をつけたい足底腱膜炎とは?
まとめ
靴擦れは自分で防ぐ事の出来る怪我です。
普段から新しい靴を買ったらストレッチャースプレーを使用する、怪我しやすい場所には絆創膏を貼っておくなどの予防を行いましょう。
また、水ぶくれが出来てしまった場合は、手順に気を付けて自分で応急処置または対処法を行ってから病院へと駆け込みましょう。水ぶくれの処置は素人には難しいものです。痕が残ったり、他の場所へと化膿させない為にも早めに皮膚科に行く事が大切です。
参考:傷口が化膿して膿が出てきたときに効く、絆創膏を使った治療法は?