寝起きはなんだか体がだるい…疲れが抜けていないのに、強引に起き上がる毎朝を過ごしていませんか?仕事や子育て、プライベートで忙しく、なかなか疲れが取れにくかったり、疲労が溜まっているけど、寝てもその疲れが取れていないと感じている方は意外と多いのです。
しっかり目が覚めずにそのまま二度寝してしまったり、仕事中や大事な時にウトウトしてしまうなど、寝起きがだるいと感じる方は、生活習慣の乱れやストレスなどが原因になっている場合が多いんですよ。
今回は、寝起きに体がだるい原因や、すっきり起きられないと思っているアナタに爽快に目を覚ます方法をご紹介しますね!
目次
寝起きがだるい、疲れが取れないと感じてしまう原因
寝起きがだるい方は、理想の睡眠時間を確保していても体の疲れが取りきれず、長時間寝るようにしてもだるさはさらに強くなっていく一方…という方が多いのです。
寝起きのだるさは、病気などが原因であることは少なく、生活習慣に問題がある場合が多いのはご存知でしょうか?"休息"をとることは、あなたの体と心にとって非常に大切なんですよ。
これから、寝起きがだるい原因について知り、自分の生活で改善できるところがないか探してみてくださいね。
いびきをかいている
いびきをかく人は、睡眠中に酸素不足になりやすく、呼吸が妨げられることによって血流が悪くなって睡眠の質が落ちる可能性が高いんですね。
睡眠中は、レム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)と言って、2つのサイクルを繰り返しており、ノンレム睡眠は一晩で4〜5回繰り返すのが理想ですが、いびきをかく人はこのリズムがうまく取れずノンレム睡眠の状態が少なくなっている場合が多いんですよ。
長時間寝ても、質の良い睡眠が取れていないということがあるのは、いびきをかいている場合が考えられます。
歯ぎしり
歯ぎしりをしている人も、睡眠の質が落ちている可能性があります。歯ぎしりをする人は、意欲の高い人や警戒心が強い性格の人が多く、日常生活で強い不安やストレスを抱えている人に多いとされ、心理的要因と相関性があるとされているんですね。
歯ぎしりは眠りが浅いときに起こると言われ、肩こりや頭痛の原因にも繋がるので朝起きても体のこわばりが持続してしまうんですよ。精神的にストレスが多いと感じている方は、睡眠中に歯ぎしりをしている可能性が高いので、朝起きて頭痛や顎の付近が痛い場合は歯科医を受診してみましょう。
うつ伏せで寝ている
朝起きて体が強張っている方は、うつ伏せなど不良姿勢で寝ていることが考えられるんですよ。
うつ伏せで寝てしまうと、呼吸をするために顔を横に向けたり、体をねじって寝てしまっていることが考えられ、どうしても背骨が曲がってしまうのでこれが背中や首の強張りの原因につながっているんですね。
うつ伏せでないと寝れないという方は、せめてU字の枕を使うなど、対策が必要ですよ!
就寝直前の寝酒
寝る前のお酒は、体が温まって寝入りは良くなることが知られていますが、睡眠の質が落ちてしまうことは知っていますか?
体はアルコールを処理しようと働いてしまうので、体の疲れが取れにくい状態となってしまうので、晩酌をする方はできれば酔いが冷めるくらいの状態でベットに入ることを意識してみてくださいね。
就寝時間が毎日バラバラ
体は、脳の「松果体(しょうかたい)」という場所で睡眠に入るためのホルモンを作り、日内リズムを調整しています。
睡眠時間がバラバラになってしまうと、体はいつ睡眠ホルモンを分泌していいのか分からなくなってしまうんですね。仕事でどうしても睡眠時間が一定にできないという方は、毎日の起床時間を決めてその時間を目標にすることがお勧めですよ!
そうすれば、朝同じ時間に起きるという日内リズムを守ることができるので、体はそれに合わせて反応してくれます。
寝起きがツラい時の考えられる原因や対処法を更に以下の記事で詳しく解説していますのでぜひ参考にしてみてください。
寝起きで体がだるい時に試したいこと
寝起きで体がだるくなる原因で、当てはまるものがありましたか?
ここからは、だるさが抜けない辛い朝に是非実践してもらいたい、短時間でできる解消法をご紹介していきます。
軽い体操やストレッチでだるさ解消!
体のだるさは、就寝中に脊柱や筋肉が強張ってしまっていることに関係していることが多いんですよ。
体のだるさは体で解消することが基本です!ベットに入ったままでも良いので、両手を組んで全身を10秒ほどぐーっと伸ばし、一気に脱力しましょう。あまりすぐに起き上がらず、首を右左に何度か動かし、ゆっくり起きて軽くストレッチしましょう。
深呼吸をする
冒頭でもご紹介しましたが、だるさの原因でいびきをかいている人などは酸素不足になっていることが考えられるので、ベットの中で大きな深呼吸を3回続けます。
3回以上深呼吸を繰り返してしまうと、脳に酸素が一気にいってしまい、具合が悪くなることも。ゆっくり大きな腹式呼吸をすることで、全身に酸素を行き渡らせます。
起きたら素早くカーテンを開ける
起きた後は、脳が働き出すまで大体2〜3時間が必要と言われていますが、まずはカーテンを素早く開けて、太陽光を部屋に入れることで、眠りの状態から体を起こすことができますよ。
風邪かも?と思ったらまずは読んでみてください。
寝起きでも爽快な目覚めを迎える方法
次は、寝起きのだるさが続いていても、爽快な目覚めを迎える方法をお伝えしていきますね。
体を活発にすることで、すっきり目覚められますので、明朝から試してみてくださいね!
太陽の光を浴びる
太陽の光には、先程も説明した日内リズムをリセットする働きがあるのは有名な話ですが、睡眠に働くホルモンの分泌や、活動するためのホルモンを活発にしてくれるんですよ。
朝、カーテンを開けたら、しっかりと日光浴をすることを意識してみてください。気持ちの良い朝日を浴びることで、体が目覚める変化を感じられるはず。
また、日の光を浴びて日内リズムを整えると、就寝時に一定の時間で眠くなるという良い循環が回り出します。
ブドウ糖を投入する
寝起きが悪いと感じているのは、脳がまだしっかり働かずぼやけた頭で活動しているからなのです。
脳のエネルギー源は糖なので、寝起きにブドウ糖を入れることで頭が働き出しますよ。マラソン選手が良く使っている、ブドウ糖のタブレットや飴などはすぐに体内で成分が吸収されるのでオススメです!
朝起きる理由を作り、時間を守る
もちろん、皆さんは仕事などで起きる理由があると思いますが、もう少し自分のために起床時間を設定してみるのはいかがでしょうか?
たとえば、朝の30分で好きなことをするために◯時に起きよう!とポジティブな理由で朝起きる理由を考えてみてください。そうすると、「仕事だから…起きなくちゃ」という意識が「自分が好きな◯◯◯をするため」と少し前向きな気持ちで目覚めることができますよ。
たとえば、好きなTV番組を観る・大好きな雑誌を読む・ヨガをする・好きなカフェで朝食を摂るなど、など。好きなことを理由にして目覚めると、とても爽快に目覚めることができるんです♪
寝起きの立ちくらみの原因や、爽快に朝を迎える方法を以下の記事で詳しく解説しています。
まとめ
いかがでしたか?寝起きがだるい原因は、睡眠状態や睡眠の質が問題となっていることが多く、その問題の根本は日常生活での習慣が関係しているのです。
また、体がだるさを感じている理由がはっきり分かれば、改善できる対策も立てられます。人間は、体の自然なリズムを基に活動しているので、その自然なリズムを取り戻すことですっきりとした朝を迎えるだけでなく寝入りも睡眠中も快適にできる可能性を秘めているんですね。
一つ何かのバランスが崩れると、どんどん悪い循環が始まってしまうのですが、朝起きる時間を決めて「必ずその時間に起きる」などの努力をしていると、自然のリズムを取り戻すことが可能ですよ。爽快な朝を迎える参考にしてみてくださいね!