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脇 しこり 痛い

脇の下にしこりができるのは女性に多い症状ですが、しこりといえばがんを連想してしまうので非常に不安になるかと思います。

 

しかし、しこりができる原因は他にも多くありますので、今回は脇の下にできたしこりが痛い場合、痛くない場合それぞれに考えられる病気と原因について、わかりやすく、そして詳しく詳しく解説していきますね。

 

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脇にできたしこりが痛い場合考えられる病気

脇 しこり 痛い

脇にしこりができて痛い場合は、最初に考えられるのはリンパの腫れです

 

リンパ節は全身に広がり、老廃物を排出し、細胞を作るための栄養を送る働きをしている血管とは別の管ですが、筋肉の動きによって流れるので、運動不足だと詰まりやすくなります

 

脇の下は非常に敏感な場所ですので、リンパの腫れによって痛むと腕を動かす度にチクチクと痛んでしまうのです。

 

この場合には、血行を良くすることで改善されますので、適度に運動をする必要があります。

 

しかし、他にも脇の下にしこりができる原因はあり、手術が必要なものもあるので注意が必要です。脇の下にしこりができる原因として考えられるのは以下の病気となります。

粉瘤(ふんりゅう)

粉瘤というのは、皮膚の下に袋ができてその中に垢がたまる状態のことをいいます。症状が悪化すると細菌が入り炎症を起こしてしまうので、小さいうちに対処する必要があるので、早めに病院へ行かれることをおすすめします。

 

粉瘤の見分け方は意外と簡単で、つまんで押すと中から白い液体が出てくるので、そのような症状が出た場合には、お医者さんの診察を受けましょう

 

皮膚の下の袋が大きくなってしまうと、臭いニオイが出てくる場合もあり、そうなると手術で取り除かなければならなくなるので、早期の発見と対処が大切です。

 

また、粉瘤ができる原因はまだハッキリとはわかっていないこと、さらに、体のどこにできてもおかしくないものであることを覚えておきましょう。

良性のリンパの腫れ

悪性については後で紹介しますので、まずはリンパの腫れが良性の場合についてですが、最初に説明した通り、リンパ節が”炎症で”腫れると痛みが発生します。

 

脇の下のしこりを触って動くようであれば良性のしこりですので、リンパのマッサージや運動によって治すことができますが、しこりが動かない場合や長期に及ぶ、段々と大きくなっていく場合には悪性の可能性も考えられるので、病院で検査を受けましょう。

 

また、しこりが動くかどうかというのは個人差があるので、大きい場合は、どちらにしても早めにお医者さんの診察を受けた方がいいですね

 

参考:首の後ろにしこりが!これって何かの病気?

脇にできたしこりに痛いという症状がない場合

脇 しこり 痛い

脇の下にしこりができても痛まないというケースも多いですが、しこりがあるということは、皮膚の下で何らかの異常が起きていることに間違いはないので、痛いと感じなくても適切な対処が必要です。

 

また、しこりが大きくなると、手術で取り除かなければいけなくなったり、炎症を起こして他の病気を併発(へいはつ;同時に複数の病気が発症すること)する可能性もあるので、早めに対処するようにしましょう。

 

それでは、しこりが痛くない場合考えられる病気について解説していこうと思います。

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脂肪腫(しぼうしゅ)

脂肪腫とは、文字通り皮膚の下に脂肪がたまって、しこりとなってしまう原因です。ほとんどが痛みを伴うことはありませんが、脇の下にできると皮膚がつっぱる感じがあることがあります。

 

また、小さい場合は自然と治ることもありますが、大きい場合はお医者さんに相談する必要があるでしょう。

 

なぜなら、脂肪の場合は良性の腫瘍(しゅよう)、または、良性の癌(がん)といういい方をしますが、放置すると悪性の腫瘍となり、がん化することがあるからです。

 

“良性のがん”という表現は非常にややこしいのですが(お医者さんは使いませんがサイトや雑誌などで表記されることがあります)、癌に良性も悪性もないので混同しないようにしましょう。

 

話を戻しますが、脂肪腫は脂肪が溜まっているだけですので、がんではありません。早めに手術すれば問題ないので、大きい場合はこの段階で取り除いてしまいましょう。

 

※癌(がん)というのは、癌細胞に臓器または皮膚組織が侵されている場合を指し、癌細胞に一度侵されてしまうと、正常な細胞を破壊しながら癌細胞が急激に増殖し、機能不全を起こしてしまいます。

 

また、癌細胞は正常な細胞分裂が行われなかった場合に発生するので、体内の腫瘍などの異物は、細胞分裂の妨げになるので、大きい場合には早期に取り除くことでリスクを軽減できるのです。

悪性リンパ腫

リンパの腫れは悪性だと痛みの症状が出ないことが多いのが特徴となります。悪性リンパ腫は血液のがんとも呼ばれますが、起きるメカニズムはまだハッキリと分かっていない病気です。

悪性リンパ腫の重要な初期症状はリンパ節の腫れです。

リンパ節とはリンパ管の途中にある関所のような組織です。リンパ球が豊富で、リンパ管の中を流れてくる異物(がん細胞やウイルス)を捕まえて破壊します。

リンパ球ががん化してしまう悪性リンパ腫では、このリンパ節にがん細胞が集まり腫れてきます。

引用元:鈴木医院

リンパ節とは血管とは違うもの(別の管)なのですが、リンパ節は静脈(血管の一部の呼び名)と繋がっており、必ず血液と合流するので、全身の血管にがん細胞が広がってしまうんですね。

 

非常に恐ろしい病気ですが、最新の医療では早期治療により症状をやわらげたり、治すことができますので、早めに診察を受ける必要があります。

 

また、発熱やかゆみなどの症状が出ることもありますので、あわせて覚えておきましょう。

乳がん

母乳を出す役割がある管である乳腺は、脇の下にも通っているので、女性の方なら乳がんの可能性も十分考えられます

 

さらに、すでに乳がんになっていて、脇の下のリンパ節に転移している場合もあるので注意が必要です

乳がんは脇の下のリンパ節によく転移をします。

このため、脇の下のリンパ節を脂肪組織ごと広く切除する方法が従来からおこなわれてきました。これを腋窩リンパ郭清といいます。
引用元:古梅記念病院

しかし、乳がんが原因での乳腺の腫れ、または乳がんがリンパ節に転移する可能性は低いと言われているので、女性の方は脇にしこりができたからといって、あまり神経質になりすぎず、可能性を潰すためにも検査を受けましょう。

万が一入院になった時に事前にしておくべき事や、必要なものは、入院する時にしておきたい準備とは?入院した時の王道から便利グッズまで!の記事で詳しく書かれています。

脇にしこりができた場合に受診するのは何科?

脇 しこり 痛い粉瘤のような、白っぽい液体が出て膿んでいるような場合、初期の段階では皮膚科を受診する方が早いケースがありますが、症状が進んでいると、手術で取り除くこととなるので外科に範囲となります。

 

ご自身で判断がつかない場合には、外科でもいいですが、大学病院などの総合病院で診察を受けられることを強くおすすめします

 

脇のしこりがどのような病気の症状なのか、自分で判断することは非常に危険で、一刻も早い治療が必要な場合に時間を大幅にロスしてしまうので、全ての科がそろっている総合病院なら安心ですし、結果的に時間短縮となりますので、一度しっかりと検査を受けましょう。

 

参考:左脇が痛い!これって何かの病気?原因は?

まとめ

脇にしこりができた場合には、様々な病気が考えられ、特に痛みがない場合にはがんの危険性もあるので、早めにお医者さんの診察を受ける必要があります。

 

また、良性でもしこりが大きい場合には、がん化する可能性があるので、早めに手術で取り除くことが、がんのリスクを減らすことにもなることを覚えておきましょう。

 

参考:右脇が痛い!この場所が痛いのは何が原因?痛みを和らげる方法

 

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