みなさんは、朝ご飯をきちんと食べていますか?朝から何を食べるかわくわくする方もいれば、朝からは食欲が少しもわかないという方もいらっしゃると思います。
朝食をきちんととるほうが健康にいいとは聞くけど、そもそもどうして朝は食欲がわかないのでしょうか?
今回は朝から食欲がでない原因やその解決策、朝食を食べるメリットなどをまとめましたの、詳しく解説していきますね。
目次
朝、食欲がない原因は体内時計の乱れ!?
朝ご飯をきちんと食べたほうが体にいいとは聞くけれど、どうしても朝からは食欲がでないという方は多いのではないでしょうか?
朝、食欲がわかない原因とその解消方法をまとめましたので詳しく解説していきますね。
体内時計の乱れが原因!
私たちの体の中には、体内時計というものがあり胃腸や心臓などの臓器は時間帯によって働き方を変えています。
体内時計は、呼吸、体温、心拍数、血圧やホルモンなどのリズムも整えているのですが、その体内時計が乱れると高血圧や不眠、疲労、便秘、下痢、腹痛、頭痛などさまざまな不調が起こってしまいます。
体内時計は自律神経にも作用し体の働きを正常に保っているのですが、体内時計のリズムが乱れると自律神経も正常に働かなくなってしまいます。
その結果、朝になっても体温や血圧が上がらない、また吐き気や胃腸の不具合が起こるなどして朝、食欲がなくなってしまうのです。
体内時計の乱れの対処法
なんと、朝から食欲がわかない理由は体内時計の乱れが原因だったんですね!
しかし、その乱れてしまった体内時計はどうやってもとに戻せばいいのでしょうか?いくつか解決策をあげてみます。
1. 朝、太陽の光を浴びる
体内時計の乱れを戻すのに一番有効な方法は朝、太陽の光を浴びることです。しっかりカーテンをあけて部屋に太陽の光をいれるとよいでしょう。
また、曇りの日は太陽の光が少ないから、カーテンを開ける意味はないのでは?と思ってしまうかもしれませんが曇りでも体内時計をリセットするだけの十分な太陽の光があります。
晴れの日も曇りの日も、朝起きたらカーテンを開けて太陽の光を浴びるのを習慣化しましょう。
2.毎日同じ時間に起きる
先ほど朝、太陽の光を浴びると体内時計がリセットされるというお話をしました。
その体内時計がリセットされた約15時間後にメラトニンという睡眠を誘発するホルモンが分泌されます。
つまり起きる時間が日によって違うとメラトニンが出る時間にも違いがでてきてしまい、眠たくなる時間まで違ってきてしまうということですよね!
休みの日の前日についつい夜更かしをしてしまったり、休みの日の朝なかなか起きれないこともあるかと思いますが、それでは体内時計がずれていってしまいます。
仕事や学校がある日も休みの日も、毎日同じ時間に起きるのが体内時計を乱さないためには大切なことなのです。
3.夜になると部屋を暗めにする
メラトニンという睡眠を誘発するホルモンは周囲が暗くなると分泌が増えます。
そのため、部屋の明かりも青白い蛍光灯の光より、温かみのあるオレンジ色の照明のほうがメラトニンの分泌には適しているのです。
また、携帯電話やパソコンなどからは強力な青白い光が出ているので、就寝前に携帯電話やパソコンを見るとメラトニンがしっかりと分泌されなくなってしまいます。就寝前にはこれらの画面を眺めるのはなるべく控えましょう。
メラトニンがしっかりと分泌されることで体内時計も正常に働きますので、夜は部屋を暗めにするのをおすすめします。
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朝食を食べないといけない理由はたくさんある!
子どものころから朝ご飯を食べるようによく言われてきましたが、朝ご飯を食べないといけない理由はどんなものがあるのでしょうか?
朝ご飯を食べるメリットをまとめてみました。
脳への栄養
脳のエネルギーとなるのはブドウ糖のみなのですが、脳は起きているときだけではなく、睡眠中にもブドウ糖を消費しています。
そのため、朝起きた時にはブドウ糖が足りなくなっているのです。ブドウ糖が不足すると以下の症状が出てきてしまいます。
- 集中力の低下
- 記憶力の低下
- 疲れやすくなる
- イライラする
お米や、パンなどの炭水化物にはブドウ糖が含まれていますので、朝食でしっかりとお米やパンを食べることで頭も働き、勉強や仕事がはかどることにつながります。
もし、朝ご飯を食べないまま学校や会社に行ってしまったら、昼ご飯を食べるまでブドウ糖が不足した状態がつづいてしまいます。そうすると午前中は頭がきちんと働かなかったり、イライラしてしまうことになりかねませんよ。
便秘の解消
朝食を食べると胃腸が動き出します。このとき腸が、ぜん動運動という動きを始めるのですが、このぜん動運動により、腸の中の便がどんどんと先へ送り出されていくのです。
この、ぜん動運動が一番活発になるのが朝だと言われています。
つまり、朝ご飯をしっかり食べることは、排便のリズムを整えるうえで大変重要なことなのです。
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太りにくくなる
もしも、朝ご飯を抜いてしまうと、前日の夜から何も食べていない時間がとても長くなってしまいますよね?
ご飯を食べていない時間が長くなると、体は軽い飢餓状態になってしまいます。飢餓状態になっているときにご飯を食べるとより沢山の脂肪をとろうとして太りやすい体になってしまうのです。
飢餓状態におちいる前にしっかり朝ご飯を食べることによって太りやすい体になることを防ぐことができます。
朝から元気いっぱいに過ごす為にできること
朝ご飯の大切さは分かったけど、それでもやっぱり朝は苦手という方もいらっしゃるかもですね。
起きてもなかなか頭が働かず、ボーとしてしまうときどうしたらスッキリして朝から元気に過ごすことができるのでしょうか?
日光を浴びる
体内時計の乱れを治す方法でもでてきましたが、やはり太陽の光を浴びることは朝から元気いっぱいに過ごすうえでもとても大切なことです。
朝から太陽の光を浴びることによって眠気も覚め、気持ちもシャキッとしてきます。
光がはいってこないように遮光カーテンを利用されている方も多いかもしいれませんが、薄手のカーテンに変えるなどして自然と朝の太陽を取り込み目を覚ますのもいいかもしれませんね。
ストレッチで体を伸ばす
目覚ましが鳴り、一応は起きたもののなかなか頭が働かずボーとしてしまうことはありませんか?そんなときにおすすめしたいのがストレッチです。
体を動かすことにより血流量が増えます。血流量が増えると当然脳への血流も増えます。
そうすると脳に酸素も多く運ばれることになり脳も覚醒されるのです。
シャワーを浴びる
自律神経には活動モードの交感神経とリラックスモードの副交感神経があります。
寝起きの体はまだ副交感神経が優位になっていますが、朝にシャワーを浴びることにより交感神経が優位になります。そうすることによって、体が活動できる状態になるのです。
まとめ
朝から食欲がでない理由は体内時計の乱れが原因でしたね。その体内時計の乱れを戻すには、
- 朝、太陽の光を浴びる
- 毎日同じ時間に起きる
- 夜になると部屋を暗めにする
の3つがポイントです。体内時計の乱れを感じていてもすべてを同時に始めるのは難しいかもですね。まずは、朝、太陽の光を浴びることから始めてみるといいかもしれません。
朝ご飯を食べることによるメリットには、
- 脳への栄養になる
- 便秘を解消する
- 太りにくくなる
というものがありました。特に脳への栄養になる点では、朝ご飯を食べないと、お昼ご飯を食べるまで集中力があがらなかったり、イライラしてしまうんでしたね。
勉強や仕事の効率を上げるためにも朝ご飯は是非とも食べたいものです。
朝から元気いっぱいに過ごす為にできることには、
- 日光を浴びる
- ストレッチで体を伸ばす
- シャワーを浴びる
などの方法がありました。これらの方法を試して、朝から頭をスッキリさせて、勉強や仕事にとりくめるといいですね。
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