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傷口は治ったのに、ひどい跡が残ってしまう事があります。露出部分に傷跡があると、着たい洋服も着れなくなってしまいますよね。

 

傷跡を消してくれる薬がありますが、どんな傷跡でも消してくれるんでしょうか?

 

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傷跡がひどい時に使える薬ってどんなものがあるの?

傷口の跡がひどい!これを消すことってできるの?アットノンのCMを見てから傷跡って消せるんだ。と気づいた人が多いのではないでしょうか。海外では傷跡を残さない意識が高く、昔から多くの人がその薬の存在を知っていました。日本では2011.3にアットノンが全国発売になり、突然意識しだしたと言えます。

 

参考:あざが出来た時に早く治す薬は?市販の物もある?

 

傷跡を消すことは、とても大きなヤケド跡や手術跡に限ると思っていた人が多い中、虫さされの跡や掻き壊し跡でも使える薬は、たいへん画期的なものだったのです。

 

今では選択幅も広がり、成分や効能などにも違いがあるので、消したい傷跡を良く観察した上で、選ぶようにしましょう。
傷跡を消すための薬の種類と特徴を見てみましょう。

 

  • アットノン

メイン成分は「ヘパリン類似物質」です。これはヘパリンに構造が似ている物と言う意味で、抗凝固薬のヘパリンとはまったく違うものです。

 

赤や赤茶色の傷跡、盛り上がっている傷跡に有効です。ヘパリン類似物質は血行足趾作用があり、皮膚の新陳代謝を高め、水分を保持することで傷跡の慢性的な炎症を抑え皮膚組織を正常な状態に近づけます。

 

  • ヘパリンZクリーム

ヘパリンナトリウムの抗凝固作用により血行を促進し、組織液やリンパ液の循環を活発にさせることで傷跡の皮膚のつっぱりなどに効果があります。血行障害による炎症を抑えるので、内出血による青あざの早期消失にも効果があります。

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  • ケロコート

皮膚を再生、保護するシリコンジェル(世界で唯一の特許)により傷跡の消失に効果があります。皮膚に薄いシリコン被膜を貼ることによって、傷跡に圧力をかけて平面に近づけます。シリコンジェルは防水性が高いため、塗った上からメイクが可能です。

 

  • クリニセル

高純度のシリコンオイルをシリコンの袋に入れたものです。静電気帯電性。手術跡にも有効で、傷跡に当てておくだけの皮膚バリア粘着クッションです。中性洗剤で何度でも洗って、破れるまで使えます。

 

  • トリポロン 

シリコンジェルシート。手術、ヤケド、外傷、ニキビ跡に有効。傷の大きさに合わせてカットして使用できます。8時間以上、傷跡に直接貼ります。中性洗剤で洗え、5~6回使えます。

 

  • ドクターモア スカースムース

高純度シリコンジェルシートにゲルマニウムを含有。8時間以上傷跡に直接貼ります。

 

カットして使用でき、中性洗剤で洗えて何度でも使えます。哺乳瓶の飲み口にも使用されている、安全性に優れたシリコンジェルシートです。傷跡に圧力を加え、平面に近づけます。

 

  • バイオイル

抗酸化成分であるビタミンA・E、ローズマリー、ラベンダーなどの植物エキス配合の植物性保湿オイルです。皮膚に潤いをもたせることで、皮膚の再生を促します。妊娠線の消失に効果的です。

 

評判の良いものをあげてみました。効果は個人差があるようです。説明書を良く読み、自分の傷跡とあっている薬を選んでください。

 

傷跡を消す薬で注意することは?

上記にあるような薬は、治っていない傷口には使えません。完全に傷がふさがってから、跡として残ってしまった部分を消すための薬です。完全にふさがる前に、アットノンなどを塗ると、血行促進作用により、出血を起こしてしまいます。

 

効果があるのは、傷がふさがって、1か月~2年くらいの間の傷跡と書かれていますが、子どもの頃の古傷が消えた、などの例がたくさんあります。5日ほど使ってみて、「あれ?少し薄くなったかな」と感じたら、根気よく続けてみましょう。

 

また、4~5日しても何も変わらない場合は、残念ながら効果の期待は薄いです。効かない薬を長く使用していると、皮膚に悪影響を及ぼしますので、その時は病院で相談してみましょう。

 

自宅治療とは違った処方薬もレーザー治療もあります。気になる傷跡を抱えたまま毎日過ごすとストレスが蓄積してしまい、精神衛生上良くないですね。

 

まとめ

傷跡が残りやすくなるのには、傷の大小も関係ありますが、年齢的なことも大きく関わってきます。高齢になると、皮膚の再生機能が低下し、基本の28日周期での表皮の再生がままならなくなってくるのです。

 

傷自体の治りも遅くなり、一度ケガをしてしまうと、若いころに比べてすべてに時間がかかるようになるのです。

 

少しでも早く、皮膚を再生させたいと感じたなら、十分な睡眠や偏らない食事などで、体内を活性化する必要があります。新陳代謝が活発になることで、傷跡を消す薬も効きやすくなりますよ。

 

傷跡を消す薬は、指先の小さな傷跡に使うものから、大きな手術の跡に使えるように考えられたものまで、形態も価格も大きく違います。顔には使用できないものなどもあるので、よく確認することが大切です。

 

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