傷口 化膿 絆創膏

たいした傷でもなかったはずなのに、何か月も膿んで治らない。なんて経験ありませんか?これは傷口から細菌が侵入して感染を起こしたため化膿してしている状態です。

 

膿と一緒に傷にくっついてしまった絆創膏を何度も剥がしたりしてはいませんか?傷口をこじらせてしまった場合の治療法を詳しく解説してきます。

 

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傷が化膿して膿が出てきた時はどうしたらいいの?

傷口が化膿して膿が出てきたときに効く、絆創膏を使った治療法は?転んだりしてぶつかったりして出来た擦り傷は、意外としつこく治らず、化膿して膿んでしまう事があります。

 

最初は透明の液体が出ていたのに、だんだん液体が黄色っぽくなってきて、嫌な臭いがするようになってしまいます。膿はドロドロとしているため、絆創膏のガーゼの部分にくっついてしまい、剥がすのも一苦労です。

 

参考:傷口に白い膿みたいなものがびっしり!膜張ってるけどこれって新しくできた皮膚?

 

どうして、透明の液体から膿に変わってしまったのでしょう。そもそもあの液体は何なのでしょうか?

 

実は、この透明の液体こそ、早く傷を治すための大切なものだったのです。それなのに、消毒液やパウダー、または泡状の消毒剤を吹き付けて、拭き取ったり乾燥させたりしてしまい、取り去ってしまったのではないでしょうか。

 

この透明の液体は、免疫細胞や細菌を攻撃する細胞などの自己自然治癒力がふんだんに入っている浸出液と言う液体です。体は自分で傷を治し、自分を守る力を持っているのです。ところが、消毒剤は侵入してくる細菌よりも、こちらの浸出液を攻撃し、死滅させてしまうのです。

 

守る力を失った体は、細菌の思うがままです。大急ぎで浸出液の第2軍もやってきますが、大繁殖を起こした細菌たちに、迎え討ちを受けてどんどん死滅してしまうのです。

 

膿は、この戦いに敗れた、自己自然治癒力を持った細胞の死骸や、死んだ細菌や生きたままの細菌、細菌が発生させた有害な毒素などが入っているのです。そのため、腐敗臭のような嫌な臭いがするのです。

 

傷口が膿んだ時は、まず傷口から膿を取り去ることが大切です。消毒剤や薬は必要ありません。とにかく水道水で膿を洗い流すことが重要なのです。

 

洗い流さずに消毒剤をつけてしまうと、さらに駆けつける何軍もの浸出液をも死滅させ、細菌の温床を作り上げてしまうのです。

 

膿を洗ったら、どんな絆創膏を貼って治療したらいいの?

せっかく膿を洗い取り去ったのに、ガーゼのついた絆創膏を貼ったら意味がありません。ガーゼが傷口に食い込み、交換時に再び皮膚が剥がれてしまい一から出直しです。こんな事を長く繰り返していると、テープを貼っている部分の皮膚がかぶれや炎症を起こしたり、傷跡もひどくなります。

 

参考:傷口に白い膿みたいなものがびっしり!膜張ってるけどこれって新しくできた皮膚?

 

いくら洗っても、長い時間グジュグジュしていると、すぐに細菌感染してしまいます。皮膚も細胞もすでに弱っているので、より一層ダメージが大きくなってきてしまい、細菌が体の奥深くまで侵入してしまう可能性が大きくなるのです。

 

そこで、早く治すために貼りたいのが、キズパワーパッドなどのハイドロコロイド系の絆創膏です。(※基本的には膿が出たら医師の正しい診断を受けるようにしてください。ここでは病院へ行くまでの間の応急処置の場合です。)

 

この絆創膏は、浸出液の力を存分に発揮して傷を治すために作られたものです。傷口を浸出液で潤した状態を保てるように出来ているのです。今までの乾燥させることを中心に考えられた治療とは真逆の治療法のため、絆創膏の形状も質感もまったく違うものです。また、価格も大きく違います。

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今まで、絆創膏は安価な手当て材料として、どこのお宅にも予備があるような存在でしたよね。100均にも置いてありますし、ドラッグストアでも100枚入りで200円~300円くらいで購入できます。

 

ところが、ハイドロコロイド系の絆創膏は、絆創膏と考えるとかなり高価で、10枚入りで700円近くします。大きさや品質にこだわると、5000円~8000円なんて物もあるのです。とても予備として買い揃えるのは大変ですね。

 

どんな大きさの傷ができるかわかっていれば良いですが、そうもいきません。そのため買い置きにおすすめなのが、少し大きいタイプの物です。

 

●キズパワーパッド大きめサイズ 6枚入り 850円

●デルガード クイックパッド大きめサイズ 750円  などがあります。

なぜ大きめが良いかと言うと、この絆創膏は傷口を覆ってしまわないと、意味がないからです。絆創膏からはみ出した傷は乾燥してしまい、やがてかさぶたになってしまいます。かさぶたは細菌の侵入は妨げますが、同時に皮膚の再生も妨げてしまうため、極力かさぶたを作らないようにしなければならないのです。

 

ハイドロコロイド系の絆創膏の特徴は、余分な浸出液は流れ出ないように吸収し、傷口の浸出液はゲル状にして潤い続けさせることです。消毒も、薬も使わずに、自分の持つ力だけで、傷の治療を行うのです。

 

説明書や表記に4~5日貼りっぱなしにするように書いてありますが、浸出液がとても多いときなどは、こまめに交換しなくてはいけません。それを勘違いしてしまうと、浸出液でタップリと湿った傷口は、細菌の温床となってしまうのです。

 

もともと細菌は湿った場所が大好きなのです。不衛生な状態を作ると、すぐに繁殖してしまうのですよ。

 

まとめ

ドラッグストアの絆創膏のコーナーを覗くと、ハイドロコロイド絆創膏の多さに驚きます。そして、良く見ると、指先用などの小さなものから、ずいぶん大きな傷に使うのだな~と思うような大きさのものまであります。

 

このとても大きなサイズのパッドは寝たきり高齢者や病気療養中の人の、「床ずれ」を解消するために作られたものなのです。床ずれに苦しんだ高齢者は数多くいて、以前はその苦しみがあまりにひどく、特効薬はないのか、などと社会問題に発展したこともありました。

 

それが、この治療法のおかげで、骨が見えるほどの傷となった床ずれを治せるようになったのです。繰り返し消毒液をかけられ、傷に食い込んだガーゼを剥がす、そんな悪夢のような治療はしなくて良くなったのです。

 

まさか、特効薬が自分の体からでているなんて、その時代は誰も気が付かなかったのでしょうね。

 

今は、ハイドロコロイド絆創膏のおかげで、傷も早く治り、空気を遮断するので痛みも少なくなり、傷口に触れるものは液体だけなので、傷跡も残らず治療できるのです。

 

傷口が膿んでしまったら、まずは水道水でよく洗い流し、傷口から膿を取り去ったうえで、ハイドロコロイド絆創膏を貼りましょう。