雲の上をふわふわと歩いているようなめまいを「浮動性めまい」と言いますが、このめまいは脳の病気が隠れている可能性があります。めまいから、病気を判断するのは大変難しいため、ふわふわしたから大病と言うことではありません。

 

では何に気をつければ良いのでしょうか?

 

 

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浮動性のめまい症状はどうして起きるの?

浮動性めまい、手足のしびれ、何科
浮動性のめまいは、体位や姿勢に関係なく起こります。ふわふわと体の安定が取れず、何度も繰り返し起こり不安と 不快な状態が続きます。この浮動性めまいは、原因を特定することが大変難しく、併発している症状が、ある疾患に特徴的に見られる症状なら、その疾患の可能性がないか調べることになります。

 

浮動性めまいの多くは、眼精疲労、神経疲労、高血圧を改善することで、回復することが多く、これは、生活習慣から起こる症状だと言えます。

 

一日中PCを見ているようなデスクワークや、長時間にわたりゲームやスマホに集中していることで起こりやすい、眼精疲労、ストレスや睡眠不足からくる神経疲労を抱えている人に発症が多く、さらには、神経疲労が進行して起こる 自律神経失調症やうつ病、との併発も多く見られます。

 

更年期障害と言われる、中年期以降に見られる不快症状の中のひとつと考えられることもあり、この状態から、自律 神経との関係も大きいと見られます。

 

また、食生活や生活習慣から起こる高血圧が大きく関係していると考えられ、そこから起こる動脈硬化。そして、脳 梗塞や脳出血などに進行している場合も、浮動性のめまいを起こすと言われています。

 

浮動性のめまいと併発する症状で心配なものとは?

浮動性のめまいの症状は、回転性めまいと違い、突然激しく起こることは少なく、そのほとんどは、徐々に回数が増えたり、時間が長くなったりするのもです。併発する症状に、手足のしびれ、頭痛、口のしびれ、ろれつが回らないなどがある時は、脳の病気の症状とよく似て いるため、すぐに病院での検査が必要です。

 

ただし、これらの症状が無いから脳の病気では無い!と言うことではありません。脳梗塞が見つかった人の中には、 発症から回復までに出た症状が、浮動性のめまいだけと言う人もいるのです。

 

めまいから病気を探そうとすると、範囲が広すぎたり、併発する症状により判断が難しくなるため、可能性のある脳 の病気を知ることで、自分に起こっている浮動性のめまいがどう言うものなのか、的確な判断ができると言えます。

 

浮動性のめまいを症状に持つ脳や血管の病気とは!

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動脈硬化めまいの症状を訴える人の中には、高血圧や動脈硬化からくるものが意外に多く、内耳に異常がなく、めまいの症状 がある場合、急な血圧の変動による脳の血液循環障害が原因の可能性があります。高血圧や動脈硬化からくるめまいは、脳出血や脳梗塞の前触れの可能性が高いと言われています。

 

動脈硬化とは、動脈の血管にコレステロールと線維などの老廃物がたまって血管が狭くなったり、弾力がなくなってもろくなったりする状態をさします。血管は、年齢とともに硬くなります。水道につなぐホースが劣化していく様子を 考えると、よくわかります。

 

ホースも、サラサラの水だけが通る場合と、油が混ざったものや、異物が流れる場合とでは、劣化の仕方に違いがありますね。油が内側にこびりつき、そこに異物がついて溜ってしまいます。また、年月をかけて酷使していると、薄いところと厚いところが生まれます。

 

庭に水を撒いたり、車の洗車などでシ ャワーヘッドをつないでホースを使っている人はわかりやすいかと思いますが、シャワーの出口を止めた時に、ホース が途中で破裂してしまうことがありますね。あれは、薄くなったり、硬くなったことろが、水圧に耐えられなくなって 破裂したものです。人の血管も同じように詰り(血栓)や、破裂(脳出血)が起こるのです。

 

そして、高血圧の人は、常に高い圧力が血管にかかり続けているため、劣化が早くなってしまいます。  動脈硬化自体には、自覚症状はなく、併発する症状から見つかることがほとんどです。その症状にめまいがあります。

 

会社の健康診断を受けていると、動脈硬化の状態を知る事ができます。ただ、知っただけでは良くなりません。その 場限りの心配ではなく、これ以上進行しないように、生活内容を少しでも改善しなければなりません。

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動脈硬化を起こす一番の要因は、以前は高脂血症と言われていた「脂質異常症」です。脂質異常症は、血液中のLDL(悪玉)コレステロールやトリグリセライド(中性脂肪)が必要量を超え、血管の壁に コレステロールがたまるため、血管が狭くなってしまう病気です。

 

コレステロールには、動脈硬化を進行させるLDL(悪玉)コレステロールと、それを阻止するHDL(善玉)コレステロ ールがあります。LDL(悪玉)コレステロールが増えても、HDL(善玉)コレステロールが減っても、血管異常が起こってしまいます。

 

そのため、健康診断などの検査を受けて、結果が異常値を示した人、もしくは、それに近い数値が出た人は、LDL(悪 玉)コレステロールを増やさない努力と、HDL(善玉)コレステロールを増やしていく努力が必要になります。ここで、生活を見直しておくことが、この先、心筋梗塞や脳梗塞を起こすリスクを下げることにつながるのです。

 

めまいに加え、手足のしびれの症状をもつ病気とは!

浮動性めまい、手足のしびれ、何科3
一過性脳虚血発作この発作は、血栓により脳血管が詰まりますが、数分から数十分で症状が収まるものです。これは、血流により、血栓が動いたために、また流れ出したものですが、老廃物や異物による血栓は、ひとつだけである事は考えにくいため、 その血管内は、大変詰まりやすい状態にあると考えます。

 

実際に、一過性脳虚血発作を起こした人は、その数日以内〜数か月以内に、脳梗塞を起こしています。

 

そのため、この一過性脳虚血発作は脳梗塞の前兆と言われているのです。一過性脳虚血発作の症状は、体の左右どちらかの脱力、しびれ、マヒ、ろれつが回らない、片目が見えなくなる、めまい(体が傾く)、などがありますが、詰まりを起こした脳血管の場所によって、多少症状が変わります。

 

この時点んで治療を行うと、血液をサラサラにする薬を飲んで血流を確保したり、微小脳梗塞まで検査により発見す ることができ、大きな脳梗塞を未然に防ぐことができるのです。これらの症状が出たにも関わらず、放置してしまうと、脳梗塞を引き起こす可能性が高くなり、死亡リスクも高くな ってしまいます。

 

脳梗塞脳の病気で恐れられている大きな病気を脳卒中と言います。脳卒中とは、血管が詰まって脳に血が回らなくなる(脳虚血)脳梗塞、また脳血管から出血を起こす、脳出血、くも膜下出血を総称しているものです。脳卒中の中でも、脳梗塞はおよそ70%以上を占めていて、脳の病気を代表するものとなっています。

 

脳梗塞は小さいものから、命を奪うような大きいものまで、症状も、治り方もすべてが多様にわたります。また、中 高年の半数以上が、すでに極細い血管に小さな脳梗塞を持っている人が多いと言われていて、脳梗塞予備軍と言えます。

 

脳梗塞が起こると、体の左右どちらかが脱力し、マヒ、など、一過性脳虚血発作と同じ症状が、より強烈に発症することが多く見られます。ただし、一過性脳虚血発作と違うのは、詰まった血管が戻らず、血液が届かない部分の脳がどんどん壊死して行くと 言う点です。一度壊死してしまった脳の機能は、再び戻ることはありません。

 

そのため、脳梗塞を起こしてしまうと、後遺症が残ることが多く、日々の生活に大きく支障が出ます。

 

リハビリテーションを毎日行いますが、これは、機能を失った部分は、あえて動かさないと、筋肉の硬直などを起こし、動かなくなってしまうためですが、人の体は、生きて行く本能が強いため、違う神経が、死んでしまった神経の働 きをフォローし、違ったかたちで、機能させようとするのです。それを促すために、辛いリハビリを続けることになり ます。

 

まとめ

脳の病気は、発症してから、早い時間内に治療を受けることが回復を左右します。一過性脳虚血発作を起こしたときは、症状が回復してしまうため、救急車を呼ぶ状態ではないでしょう。ですが、必 ず病院に行かなくてはいけません。

 

その時は、神経科や脳神経外科のある病院に行き、専門の先生に診察してもらいま しょう。脳神経は複雑なため、専門医でなくては、判断できないことが多くあります。発症部位にもよりますが、多くの脳梗塞は発症してから、5時間以内の治療で、大きな回復が期待できると言います。

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一過性脳虚血発作も含めて、めまいに手足のしびれや、口のしびれを伴う症状があった時は、救急車を呼ぶか、すぐ に脳神経外科のある救急病院に連れて行ってもらいましょう。

 

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