手は非常に細かい動きをする場所ですから、しびれが起きると不安になってしまいますね。また、病院に行こうにも何科を受診すればいいのか分かりにくい場合も多いでしょう。

 

しかし、手のしびれには重大な病気が関係している場合もあるため、面倒だからといって放置するのは危険です。

 

今回は、手のしびれに関係する病院と、病院では何科を受診するべきかについて詳しく解説していきますね。

 

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手のしびれがおきた時は何科を受診するべき?

手のしびれ 何科

手のしびれを感じたら、なるべく早く病院にいきましょう。

 

もちろん、病気の可能性があるということもありますが、食生活などが原因で起こっている場合もあるため、早めに診察を受けておけば治療も短く済むため金銭的負担が少ないからです。

 

しかし、適切な治療を受けるためには、病気の症状を知って病院の何科が専門なのかを知っておくとスムーズに診察を受けることができますよ。

 

そこで、それぞれの病気は何科で診てもらうのがベストなのかを、説明していきます。

整形外科

脊椎(せきつい;背骨)に関係する疾患である、頚椎椎間板ヘルニア、頚椎症性脊髄症(けいついせいせきずいしょう)、手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)などは整形外科での診察を受けるとスムーズです。

 

人間の背骨は脊椎(せきつい)といって、首からお尻まであり、中には脊髄(せきずい)と呼ばれる太い神経が通っています。

 

そして、背骨は椎骨(ついこつ)という小さな骨と椎間板(ついかんばん)という柔らかい円柱状の軟骨がブロックのように積み重なってできており、そのおかげで自由に曲げることができるのです。

 

しかし、姿勢の悪さや重い物を持った圧力で背骨が変形すると、椎間板がズレて中心を通っている神経である脊髄を圧迫し、手のしびれを引き起こすことがあります。

 

以下が頚椎椎間板ヘルニア(けいついついかんばんへるにあ)の原因です。

背骨をつなぐクッションの役割をしている椎間板が主に加齢変化により後方に飛び出すことによって起こります。30~50歳代に多く、しばしば誘因なく発症します。

悪い姿勢での仕事やスポーツなどが誘因になることもあります。

引用元/にしだ整形外科

頚椎というのは首の部分の骨のことで、姿勢の悪さやスポーツ、スマホの使いすぎによっても首に負担がかかるため若い方でも起こる可能性があります。

 

スマホの使い過ぎでは、通常は少し曲がっている首の骨が真っ直ぐに変形してしまうストレートネックという病気にも注意しましょう。普段から姿勢の悪い方や、首に負担がかかる姿勢でスマホやテレビを観ている方は頚椎椎間板ヘルニアの可能性が高いです。

 

頚椎症性脊髄症は、加齢により首を支える筋肉の老化や、椎間板が薄くなることでズレて神経が圧迫される病気で、肩から腕にかけてもしびれます。

 

手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)は、指を頻繁に使うことによる腱の炎症が原因のことが多く、夜間に特に痛みが酷くなるというのが特徴です。

 

また、肘部管症候群(ちゅうぶかんしょうこうぐん)という病気で手のしびれが起こることもあり、この病気はひじの内側の神経が圧迫され続けることが原因となります。

 

 

肘部管症候群の特徴は手のしびれでも特に小指がしびれるのが特徴ですから、症状が出たら早めに整形外科を受診しましょう。

 

整形外科を受診する病気
  • 頚椎椎間板ヘルニア
  • 頚椎症性脊髄症
  • 手根管症候群
  • ストレートネック
  • 肘部管症候群

内科

糖尿病の合併症である糖尿病神経症と動脈硬化は血管がもろくなり、末端まで血液がいかないことが原因で手のしびれがおきます。

 

糖尿病神経症の場合には、足から痛みが徐々に上がってきて手のしびれが起こるという特徴があり、動脈硬化も糖尿病と同じく生活習慣(食生活、生活リズム、運動)などが関係している病気です。

 

早めに内科で血液検査をしてもらい、血糖値(血液の中にある糖)の値を減らすことで改善しましょう。

 

また、膠原病(こうげんびょう)という免疫の異常や、筋肉や血管に炎症が起きる病気の可能性もありますが、こちらも内科での診察となります。

 

内科で診察する病気
  • 糖尿病
  • 動脈硬化
  • 膠原病

脳神経外科

左右片方の手のしびれは、脳内の血管が詰まる脳梗塞(のうこうそく)や脳出血の可能性が高いので、すぐに脳の検査をする必要があります。

脳出血や脳梗塞によって、大脳皮質や末梢神経から感覚神経が通る部分が障害されるとその機能が障害され、障害側の反対側に手足のしびれ(右脳なら左の手足)が起こります。

引用元/八重洲クリニック 脳神経外科

脳は体のあらゆる部分に指令を送る器官なので、治療が遅れると体が上手く動かない、会話が不自由になるなどの重い後遺症が出るので、すぐに検査をして治療を開始して下さい。

 

特徴としては、突然症状が現れた時にはすでにかなり進行していることが多い病気です。左右の片方に手のしびれを感じたら、すぐに脳神経外科でCTスキャンやMRI検査を受けましょう。

 

他にも、脳腫瘍といい、脳内に細胞のかたまりができて神経を圧迫する他、がん化する病気もあるため、迅速な検査と治療が必要です。

 

脳神経外科を受診するもの
  • 脳梗塞
  • 脳出血
  • 脳腫瘍

手のしびれがある時のセルフチェック方法

手のしびれ 何科

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手のしびれが現れたら、片側だけの場合は危険な脳梗塞、足の痛みもともなう場合は糖尿病、小指が特に痛い場合は肘部管症候群(ちゅうぶかんしょうこうぐん)という風に、症状からチェックできます。

 

姿勢の悪さからくる頚椎(けいつい;首のこと)の部分の神経が圧迫されておこる、頚椎椎間板ヘルニア、ストレートネックという症状は、肩こりも同時に起こっている場合が多く、比較的自覚しやすい病気です。

糖尿病や動脈硬化の可能性が高い場合

糖尿病や動脈硬化による手のしびれは、慢性的な暴飲暴食や、疲労の蓄積、運動不足が重なって起こります。糖尿病、動脈硬化は血糖値や血圧が上がり、全身に正常に血液が流れないことが原因ですから、足にも症状が出ることが多いです。

 

手や足の感覚が鈍くなり、歩く時に違和感を覚えた時には糖尿病や動脈硬化を疑いましょう。

 

また、普段の食生活で脂肪の多い食事や、アルコールを飲み過ぎている場合も要注意です。

 

糖尿病・動脈硬化の原因
  • 暴飲暴食
  • 疲労
  • 運動不足

手根管症候群は夜間に痛みがひどくなる

手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)は、手の使いすぎにより骨と筋肉をくっつけている腱という器官が炎症を起こすことが原因となります。

 

夜間に痛みがひどくなるという特徴がある他、手よく動かすスポーツや細かい作業をされる方がなりやすい病気です。

 

また、パソコンを長時間使う、車を運転する仕事でハンドルを握る時間が長いといった場合にもなることがあり、非常に多い病気なので、もし症状が出たら無理をせず整形外科でお医者さんの診察を受けて下さい。

 

手根管症候群の原因
  • スポーツ
  • 細かい作業
  • キーボード操作
  • 長時間の運転

片側だけの手のしびれはすぐ病院へ

片側にのみ手のしびれが出ている場合は脳梗塞、脳出血といった緊急を要する病気の可能性があるので、すぐに病気で検査を受けることが必要です。

 

脳には左脳と右脳があり、右脳に障害が出た場合は左側、左脳は右側というように、逆の体の神経に影響が出ます。いずれも脳の血管に異常が出ているため、治療は一刻を争いますので病院へ直行して検査を受けましょう。

 

また、病院へ向かう際には、危険なため自分で運転せずタクシーか救急車を使って下さい。

 

参考:ふくらはぎがしびれているなら病気の可能性も!考えられる病気とは?

しびれを改善させる対処法

手のしびれ 何科

姿勢を正しくすることと、血行を良くするため体を温めることで手のしびれを和らげることができます。背骨が曲がって神経が圧迫されている場合は、背伸びをすることで一度姿勢を正しましょう。

 

しかし、重度の場合は骨の形がすでに変形してしまっていることもあるため、痛みを感じたらそれ以上は無理に伸ばさず、整形外科でお医者さんの指示を受けながらゆっくりと直していく必要があります。

体を温めるとしびれが和らぐ

体を温めることで血管が広がり、血液の流れが良くなるため温かい飲み物や体を温める食べ物をとりましょう。生姜やニンニク、ネギには体を芯から温め、血液の流れを良くする成分が豊富に入っているので、積極的に摂るようにして下さい。

 

特に生姜は加熱するとショウガオールという成分が豊富になり、血行促進効果が格段にアップするので、生姜をすりおろしたものを紅茶に入れて飲むと効果的です。

 

あとは、赤身の魚はヘモグロビンという酸素を体内に取り込む物質が豊富に含まれているため、血液の流れを改善するのに役立つので積極的に摂りましょう。

 

栄養バランスのいい食生活を送ることも大切ですが、特にビタミンEには血行促進効果があります。

 

ビタミンEを多く含むアーモンドなどのナッツ、赤ピーマン、かぼちゃ、たまご、鶏肉などですが、他のビタミンと組み合わせて摂ることでより効果的に働くため、ビタミン豊富な緑黄色野菜もあわせて食べましょう。

 

そして、余裕がある時にはストレッチなどの運動で筋肉を伸ばし、血行を良くすることも大切です。しびれがひどい時には、お医者さんとの相談が必要ですが、そうでない場合には無理のない程度の軽い運動は、ストレス解消や、筋肉が固まるのを防ぐため姿勢を正しく伸ばしやすくなります。

 

また、1日の終わりにはシャワーで済まさず湯船に使ってゆっくり入浴することも、疲労回復になり、全身の血のめぐりを良くするのに大変有効です。

 

手のしびれを改善する方法
  • 背伸び
  • 軽い運動
  • 全身入浴
  • 十分な栄養

 

手のしびれを改善する食品
  • 生姜
  • ねぎ
  • にんにく
  • 赤身の魚
  • アーモンド
  • 赤ピーマン
  • かぼちゃ
  • たまご

 

参考:浮動性のめまい症状はこわい?手足のしびれがある!そんな時は何科に行けばいい?

まとめ

首の骨や背骨が関係しているものは整形外科、糖尿病など血糖値が原因となって手のしびれを起こしているものは内科を受診しましょう。

 

体を温めることで、血行が良くなり手のしびれを和らげることができます。

 

左右片側だけのしびれの場合には、脳梗塞などの重い病気の可能性があるためすぐに病院で検査を受けて下さい。

 

参考:熱中症で体・手足がしびれてしまったときの応急処置と予防法

 

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