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冬には大活躍、CMだって多く放送される、葛根湯。風邪をひいたとき、必ず飲むという人も多いのではないでしょうか。

 

漢方薬の一種で、副作用が少なく安全、という世間の印象がありますが、副作用がまったくないというわけではありません。薬との飲み合わせの問題は、葛根湯にも例外なく当てはまるんです!

 

漢方薬とはいえ、飲み合わせが悪ければ、最悪の場合は命に関わってしまうかもしれません。ますます寒くなるこれからの季節、葛根湯の出番が多くなる前に、注意するべきことを確認しませんか?

 

葛根湯の飲み合わせ問題について、全貌を見ていきますよ!

 

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葛根湯と飲み合わせが悪いものとは?!

葛根湯 飲み合わせ
葛根湯は、漢方薬の中でも知名度が高く、ドラッグストアで簡単に購入できるのがうれしいですよね。

 

でも、サプリメントとは違って薬なので、注意しなければいけないことがありますよ!それは飲み合わせ!

 

飲み合わせが悪いものといっしょに摂取してしまうと、大変なことになるかもしれないんです。葛根湯と相性が悪いものを、さっそく確認していきましょう!

葛根湯×イブプロフェン

イブプロフェンとは、バファリン(ライオン)やイブ(エスエス製薬)のような薬に含まれる成分です。頭痛や生理痛などの鎮痛に効果があるので、誰でもよく知っている薬ですよね!

 

イブプロフェンは、炎症を沈めて熱を冷ます効果がありますが、葛根湯にも発汗を促進して熱を冷ます、という効果があります。

 

同じ解熱の作用でも、体へどう働きかけるのかが異なっているので、掛け合わせると効果が半減したり、まったく無かったり、期待外れの結果になる可能性だってあるんです。

葛根湯×かぜ薬

ルル(第一三共ヘルスケア)やパブロン(大正製薬)などに代表されるかぜ薬には、イブプロフェンが含まれているものが多く、飲み合わせが悪いと言えます。また、葛根湯と同じくグリチルリチンが含まれるものがあり、効果をお互いに消しあってしまう可能性が高いんです!

 

「風邪薬も、葛根湯もどっちも飲めば、早く治るかな…」

 

なんて考えて、どちらも服用してしまうと、治るどころか長引きかねません。

葛根湯×ロキソニン

ロキソニンも、鎮痛や解熱の効果がある薬ですよね!

 

「さっき、解熱効果がある薬はダメだったから、これもダメか…」

 

と思っている人はいませんか?葛根湯とロキソニンなら、お互いの効果を打ち消したり、強い副作用が出たりすることはなく、一緒に服用して問題がないと言われていますよ!

 

ロキソニンの主成分はロキソプロフェンというもので、先ほど例に挙げたバファリンなどとは違った鎮痛剤なんです。

 

つまり、鎮痛・解熱剤×葛根湯がNGなのではなく、イブプロフェン×葛根湯がNG、ということがわかりますね!

 

薬は、成分の効果がしっかり発揮されるように飲まなければあまり意味がありません。葛根湯の効果をしっかり発揮させるには、他の薬と併用するのではなく、単独で使うべきなんです!

 

しっかり選んで使うと良いですね。

 

参考:体が熱い!体が火照っている原因は?対処法も紹介します!

まだある?!葛根湯の飲み合わせ問題!

葛根湯 飲み合わせ
葛根湯と、他の薬の飲み合わせについてお話ししてきました。

 

葛根湯は漢方薬のひとつで、本来は飲み合わせをはじめとする副作用はないはずなのに、気をつけなければいけないことがあるなんて、ちょっと怖いと感じた人もいるのでは。

 

そもそも飲み合わせの問題はどこから出てくるのでしょうか。その謎に迫ります!

 

先ほどお話ししたイブプロフェン・グリチルリチン以外にも問題がありました!

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正体は、マオウ!

飲み合わせ問題が起こる原因は、葛根湯に含まれる生薬にありました!その名も、マオウ。漢字では、麻黄と書きますよ!麻黄は、咳止めの薬に含まれるエフェドリンという成分と同じもの。

 

もしも、あなたが咳止めの薬を常用していて、葛根湯も飲んでしまうと、エフェドリンの血中濃度が異常に高くなってしまいます。

 

エフェドリンは、血管を収縮させる作用がある成分。摂り過ぎると、心臓に悪い影響が出てしまうんです!心臓に何か起こってしまったら、命に関わりますよね!

 

実際に、エフェドリンの含まれるダイエット茶を摂取したことで、心筋梗塞などの心臓の重大な症状が出るということが報告されているんです!葛根湯を飲む前に、日ごろから摂取しているものにエフェドリンが含まれていないかよく確認しましょうね。

副作用を防ぐために…

葛根湯との飲み合わせが悪いことが原因で、重い副作用が出ないようにするには、以下のポイントに注意しましょう!

よく使う薬をしっかり把握する!

ドラッグストアで購入できる薬やサプリメントをよく飲む場合や、病院で薬を処方されている場合は、いつも使っている薬の成分をしっかり調べて、葛根湯との相性はどうなのか把握しましょう!

 

自分ではわからないときは、薬剤師のいるドラッグストアに行く、医師に確認するなどしますよ!

 

葛根湯のような漢方薬にも、副作用の危険性はあるものです。命に関わる症状が出ないよう、薬についてちゃんと把握しておくことが大切!

 

今日から早速チェックしましょうね。

 

参考:風邪の時に飲んでおきたい身体に効く栄養ドリンクと飲むタイミング

葛根湯の正しい飲み方があるって、本当?!

葛根湯 飲み合わせ

葛根湯が、その力をしっかり発揮できるように、飲み合わせには気をつける必要がある、とお話ししてきました!ここまでで、その大切さがお分かりいただけたでしょうか。

 

飲み合わせ問題の他にも、注意して欲しいことがひとつ!葛根湯には、効果を最大限に発揮させる飲み方があるんです!

この食べ物には注意!

葛根湯を飲もうとしているあなた。いま、チーズを食べませんでしたか?

 

実は、チーズと葛根湯に含まれる麻黄は、どちらも血圧を上昇させる作用があります。麻黄の正体、エフェドリンはもちろん、チーズに含まれるアミンという成分が新陳代謝を上げて、血圧の上昇を促すんです!

 

葛根湯×チーズは、気をつけた方が良さそうですよ!

葛根湯を飲むタイミングとは?!

「寝る前に葛根湯を飲むと、体が温まって眠りやすい!」

「食後に飲んじゃう!」

 

こんな飲み方をしていた人はいませんか?実はこれ、葛根湯の効果をしっかり発揮させられない飲み方なんですよ!

 

葛根湯を飲むのは、食事の前がベストなんです!

どうして食前に飲むの?

葛根湯は、自然由来の薬です。自然由来ということは、食事で摂る食品と似ていますよね!食事をした後は、体が食べ物を消化して、栄養を吸収しようとしているとき。

 

すると、葛根湯の成分が吸収されにくくなってしまうんです。葛根湯をいくら飲んでも、効果がなかった、という人がいたら、これが原因なのでは?

 

参考:風邪がひどくて息苦しい!こんな時に試したい対処法

まとめ

葛根湯の飲み合わせの悪い薬は、以下のようなものが挙げられます:

 

  • イブプロフェン…解熱・鎮痛剤
  • グリチルリチン…一般的なかぜ薬

 

このような薬と、葛根湯をいっしょに摂取しても、薬の効果が期待できないので気をつけましょうね。

 

食事の面では、チーズといっしょに葛根湯を摂取すると、血圧の上昇を招く可能性が高いと言えます。高血圧に悩む人、また気をつけたい人は、こちらも注意するようにしましょう!

 

薬を飲むからには、その効果を最大限に発揮してもらいたいですよね!そのために、葛根湯は飲むタイミングが大切。

 

食後に摂取すると、自然成分由来の葛根湯は吸収されにくく、効果が出ないことが考えられるので、忘れずに食前に飲みますよ。

 

ここまでわかれば、あなたはもう葛根湯マスターかも?!今年の冬は、安心して葛根湯に頼ってみましょう!

 

参考:風邪のひきはじめに葛根湯!気をつけたい重大な副作用まとめ

 

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