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痰や咳の症状が長引くと、辛いですよね。学校や仕事にも影響を及ぼしかねません。

 

痰を減らせるものなら!お薬にも頼りたいところですが、きちんと効果のある市販薬はいったいどれなのかわからない。。。

 

なんてことありませんか?痰の原因によって選ぶべき市販薬も変わってきます。ここでは本当に効果のある市販薬と痰の原因と改善方法を解説します!

 

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痰を減らす市販薬!症状別にチェック

痰 薬

まずは自分の症状をチェックしましょう。

 

痰だけが絡まって辛いタイプですか?それとも咳症状も出ていますか?

 

症状によって使える市販薬も変わってきます。症状別にオススメの市販薬を紹介します。

痰だけが気になる場合の市販薬

ストナ去たんカプセル(佐藤製薬)・クールワン去たんソフトカプセル(杏林製薬)

痰 薬出典:https://goo.gl/pftWwx

医療用の去痰薬としても使われる2つの成分の配合剤で、スイッチOTC薬です。特に痰に対する有効性分により構成され、粘つきのある痰に効果のあるカルボシステインと、同じく痰の粘性を下げながら外への排出を促してくれるブロムヘキシンとが配合されています。

 

医療用と違いそもそも2剤がくっついているので服用忘れがなく楽であるという利点もあります。8才のお子様から服用ができます。

 

医療用よりもやや有効性分量は劣りますが、しっかりと効果の期待できる市販薬です。痰の中でも特に、粘り気が気になるときにはこちらの薬を選びましょう。

咳症状と痰が気になる

アネトン咳止めZ液・錠(ジョンソン&ジョンソン)

痰 薬出典:https://goo.gl/RF1uvS

痰に対する特効薬ではありませんが、咳を鎮め呼吸を楽にして痰を溶解しやすくする成分を含んでいます。

 

生薬成分である「セネガ乾燥エキス」を含むのも特徴で、気道の粘液を亢進させ痰を出しやすくします。どちらかというと痰症状よりも咳が酷い場合にはこちらが有効です。

 

咳中枢を強力に抑えるコデインリン酸塩が50mg(一日量)配合されていて、医療用の薬の用量とほぼ同量摂取ができます。剤形も液体と錠剤とがあり、飲みやすい方を選ぶといいでしょう。

クールワン咳止めGX(杏林製薬)

痰 薬出典:https://goo.gl/EiYTWv

痰にも咳にもしっかりと効くのがこちらの商品です。また、鼻水を抑える成分も入っているのがこちらのお薬の特徴です。

 

痰の粘性を正常化してくれるカルボシステイン、咳中枢をおさえるジヒドロコデインリン酸塩、気管支を広げたり鼻粘膜を収縮させるメチルエフェドリン、アレルギー性の咳や鼻水を抑えるクロルフェニラミンが配合されています。

 

効果の高さは期待できますが、眠気を催す可能性があり、また緑内障や前立腺肥大症を患っている方にはオススメできません。製薬会社の説明では、特に咳の酷い方にオススメだそうです。

麻杏甘石湯(ツムラ)

痰 薬出典:https://goo.gl/k95UvI

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長引く症状には漢方薬の使用も検討してみてください。こちらの漢方薬がオススメの方は、比較的体力があり酷い咳や痰、気管支喘息の症状に効果があります。

 

構成生薬としては、気管支拡張の麻黄、去痰作用のある杏仁、熱や炎症を沈める石膏、緩和作用のある甘草とが配合されます。

 

他の西洋薬との併用はオススメしませんので、西洋薬に抵抗のある方や症状が長く続いて市販の薬などに効果が診られなかった方はこちらを選んでみてはいかがでしょうか。

痰の原因と症状について

痰 薬

あなたの痰はどのくらいの期間続いているものでしょうか。

 

最近急に色の濃い痰が気になりだした?それとも長く続いていて厄介だと思っている?期間によっても考えられる原因が異なります。

 

また、同じく気になる症状についても良く観察してみましょう。

3週間以上症状が続く場合

非感染性の病状が考えられます。同時に咳を伴うことが多く、痰以外の症状が目立つことも。呼吸のし辛さや喘鳴などがある場合は気管支喘息やアレルギー性気管支炎の可能性が。

 

同じく呼吸が困難になったり階段の上り下りなどですぐに疲れてしまう、また喫煙者の場合はCOPD(慢性閉塞性肺疾患)が疑われます。

 

ただし、感染症のなかでも長く症状が続くものもあり、免疫力の弱い高齢の方が、酷い咳が続くようなときは肺結核症を患っていることも。いずれも症状が3週間以上続いていることが特徴で、痰の異常も考えられます。

急性的な症状である場合

急に痰症状が気になりだしたときは、感染性の病態の可能性が高いです。

 

この際発熱や喉の痛み・鼻水など、感冒症状を伴うことがほとんどで、痰の色も濃く粘り気のあるものが一般的です。痰は細菌やウイルスを気道に入り込まないようにするために出てくる免疫能の一環なので、出来る限り外に出し飲み込まないようにしましょう。

他に蓄膿症状を伴う場合

鼻水の症状が長引いている、鼻の奥が臭い気がする、目のした(副鼻腔にあたるところ)が痛む、などの症状がある場合、蓄膿症を患っている可能性があります。

 

このとき、鼻と口はつながっているので、副鼻腔に長時間貯まった膿となった反水が喉に落ち込むことがあります。これを粘っこい痰と感じているのかも。その正体は鼻水であるため、こういった症状や痰が気になる際は蓄膿症の治療が必要です。

 

特に朝方仰向けの状態が続く眠りから冷めた後に口に落ち込んだ痰が多く出るというのも特徴です。蓄膿症の方は口呼吸をしていることが多く、これはウイルスや細菌などの外敵を体内に入れる最大のルートとなってしまいかねないので、鼻呼吸を意識することも大切です。

痰の症状を少しでも楽にしたい!日常的に出来る改善方法

痰 薬

そもそも痰は外敵から体を守る免疫能です。気道に入り込もうとするウイルスや細菌から体を守っているのです。

 

ですから、本来痰を外に適切に出してあげることが大切。なかなか出しづらい粘っこい痰を綺麗に外に出すことで、少しは楽になりますよね。ここでは痰をうまく出す方法と、余計な痰を出さないようにする方法を紹介します!

水分代謝をうながす

そもそも粘っこい痰が出やすい体質の方がいらっしゃいますが、これは水分代謝がうまくいっていないタイプの方が多いです。

 

体の水分量が不足している、もしくは巡りが悪いことにより生じやすいので、まずは水分摂取を気持ち多めに心がけてみましょう。

 

粘り気がある程度和らぐだけで痰はずいぶん出しやすくなります。

生理食塩水の微細ミストを利用する

細霧療法ともいわれるこの方法ですが、生理食塩水を微粒化したミスト状態にできる機械を用いて、このミストを吸う方法です。

 

喉や鼻を潤すことにより、痰を出しやすくする他、喉のイガイガ解消にもつながります。生理食塩水での鼻うがいも有効ですが、こちらは慣れないと中耳炎などの恐れもあるため容易に手出しできないことも。

 

細霧療法を日常的に行うことで免疫力も高まり、痰を生じさせる必要がなくなって痰の量が減ることにも役立ちます。

刺激物やタバコを控える

鼻や喉を刺激すると痰や鼻水の生成が盛んになります。これによって余計な痰の量が増えてしまいかねませんので、これらを避ける必要があります。

 

特にタバコはCOPDなどの気管支疾患の原因にもなるため、出来る限り禁煙をしましょう。

 

参考:辛い痰の塊を抑えたい!痰を減らす対処法まとめ

まとめ

まず痰は体を守ってくれている免疫機能だということを理解し、急性的な痰は出来る限り排出するようにしましょう。

 

ただし、長引く場合などは他の疾患が原因であることが考えられるので、原疾患の特定と治療が必要です。

 

痰を出しやすくするには日常的な工夫と、それでもダメなら市販薬に頼ることも有効です。自分に必要な成分がわからない場合は薬剤師に相談しましょう。また、市販薬での治療が困難であれば、専門医の受診をオススメします。

 

参考:痰の色が透明な場合は問題ナシ?痰の色別の症状まとめ

 

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