風邪を引くと辛いですよね…少しでも早く治したいと思うものですが、そんな時に活躍してくれるのが栄養ドリンクです!
世間一般では、疲れた時に飲むと体力を回復して疲れを吹き飛ばしてくれるイメージですが、実は風邪にも効果を発揮してくれる魔法の飲み物だったのです。
今回はそんな頼りになる栄養ドリンクを、どのタイミングで飲むと効果があるのかを紹介していきます。風邪で辛い時は今度から栄養ドリンクで解決です!
目次
風邪の時に栄養ドリンクを飲むタイミング
では、さっそくどのタイミングが一番有効なのかを探っていきましょう。
折角飲むなら効果抜群の時に飲みたいですよね!
風邪の時に栄養ドリンクを飲むタイミング
風邪の時に栄養ドリンクを飲むタイミングとして理想的なのは、ビタミンCと一緒に風邪を引いたと自覚したらすぐに飲む事です。なるべく吸収が良い食後に飲む様にしましょう。
この飲み合わせとタイミングで、劇的に風邪の治りが早まるのです。ここで勘違いして欲しくないのは、あくまで風邪の治りが早くなるという事で、いきなり風邪が完治する訳ではありません。
そして、気を付けたいのは風邪薬との飲み合わせ。栄養ドリンクと風邪薬の成分同士で一緒に飲むと良くない物が含まれている場合がありますから、栄養ドリンクを飲んだら時間を置いて、風邪薬を飲むといいでしょう。
同時に飲むのではなく、時間をずらして飲みましょう。また、ずらしても相性が悪い栄養ドリンクと風邪薬はありますから、買う時点で薬剤師に相談をしましょう。
ナゼそんなに治りが早くなるの?(栄養ドリンク編)
今度は何故治りが早くなるのかを見ていきましょう。治りが早くなる理由は、栄養ドリンクの成分とビタミン剤の組み合わせにありました。栄養ドリンクにはほとんどの場合、以下の効果を持っています。
- 疲労回復
- 皮膚・粘膜の健康維持
- 肝機能障害の改善
- 高血圧の改善
この効果を持って、主に弱っている体の疲労回復を担ってくれて、治りが早くなる様に体に働きかけてくれているのです。
なぜそんなに治りが早くなるの?(ビタミンC編)
では、次にビタミンCを見ていきましょう。ビタミンCには、研究によって風邪菌を退治してくれる白血球の働きを活性化させる効果を持っている事が判明しました。
一時期は風邪を治す事に効果を発揮しているか分からないと言われていましたが、白血球に作用する事が明らかになったのです。
ビタミンCを摂取する事で、栄養ドリンクで疲労回復をした体の中で、更にビタミンCが白血球を活発化させて風邪菌を撃退し、治りを早くしてくれるのです。
飲み方のコツ
飲み方にもコツがあり、以下の事を必ず守るとビタミンの恩恵に預かって風邪の治りが更に良くなります。
- 2時間ごとに摂取する
- 一回の摂取量は500mg~1000㎎
- 一日に12000㎎~18000㎎を上限として摂取する
これは、ビタミンは水溶性なので溶けやすく、余分なビタミンは汗や尿となって排出されるので、必要量いっぱいいっぱいのビタミンを体に取り込んで、効果的に風邪を治癒させる方法なのです。
大体2時間で排出されてしまうと言われているので、すかさず次のビタミンを体に取り入れておきましょう。
風邪のときにはどんな栄養ドリンクがいいの?
今度は飲む栄養ドリンクの方に焦点を当てて、どんな効果やどんな成分が含まれている物が有効なのかを探っていきましょう。
栄養ドリンクには箱に成分が書かれています。その中でも、風邪に効果があると言われているのは、
- 発熱性消耗性疾患(※つまり風邪)
- 病中病後の体力低下
- 栄養障害
この項目が含まれていると、風邪に効果があると考えられています。
最近では分かりやすいように、栄養ドリンクの箱や売り文句に『風邪に効きます』と書いてくれていますし、薬局の方に尋ねると教えてくれるので、悩んだら薬剤師に聞きましょう。
栄養ドリンクが風邪を治してくれるの?
では、栄養ドリンクが風邪を治してくるのでしょうか?それも違います。ビタミンC同様に、あくまでも栄養ドリンクは体力を回復させ、体力の低下を防いでくれる効果を発揮してくれるのです。
栄養ドリンク自体に解熱作用はないので、栄養ドリンクを飲んでいるから薬は要らないと思ったりはしないでください。
風邪薬と併用して飲み、体力を回復しつつ薬で解熱を行ってくださいね。
薬と栄養ドリンク一緒に飲んでもいいの?
よく昔、風邪を引いた時に母親から『風邪引いた時は風邪薬と栄養ドリンク一緒に飲むといいよ』と言われていませんでしたか?その飲み方、本当に効くのでしょうか。答えはNO!実はその飲み方は非常に危険だったのです。
その理由は栄養ドリンクに含まれる成分に答えがありました。栄養ドリンクには、箱を確認すれば必ず書いているのですが、アルコールを含んでいる場合がほとんどです。
一緒に飲んでも問題がないと書かれた栄養ドリンクに関しては問題ありませんが、何も書いていない物は薬剤師に確認を取りましょう。
つまり、風邪薬を栄養ドリンクで飲む飲み方は間違い、栄養ドリンクを飲んだらしばらく時間を置いてから風邪薬を飲むようにしましょう。前述した通り、絶対に同時に飲んではいけません!
風邪を引いた時にオススメのビタミンC摂取方法
栄養ドリンクで体力を回復させたら、白血球を活発化させる為にぜひともビタミンCを摂取していきたい所ですね。
オススメのビタミンC摂取方法を紹介していきます。
オススメのビタミンCは?
ビタミンCを摂るとなると、何となくサプリを想像してしまいますが実際は食品から摂った方が効果も高いと言われています。
風邪を引いた時は、スープや味噌汁にして摂取すると体も温まって一石二鳥です。具材として選んでほしいビタミンCを豊富に含んでいる食品は、
- ピーマン(特に赤や黄色)
- ブロッコリー
- 芽キャベツ
- とまと
- 大根の葉
上記の物が効果があると言われています。
加熱調理が更に風邪を早く治す秘訣!
上記でお伝えした味噌汁やスープですが、体を温める事に早く治る秘訣が隠されていました。
人間の体は1℃体温が上がると、免疫力が5~6倍に上がると言われているのです。少しでも白血球の活発化を強化したい場合は、体を温める料理を作るといいでしょう。
普段からどんな事をすればいい?
一番良いのは風邪にかからない事ですね。どんな予防法があるか見ていきましょう。
- よく食べ物を噛んで唾液を出す事で、免疫力が上がる
- ヨーグルトを積極的に摂取してビフィズス菌を腸内に取り込み腸内環境を整える
- 寝る時は薄着、毛布で調整を行う
- こまめに緑茶を飲む(※カテキンの抗菌作用を利用する)
- うがいもなるべくならば緑茶で行う
この予防法を毎日行う事で風邪を引きにくい体を作る事が出来ます。
ビタミン注射はオススメできない
風邪を引いたらビタミン注射!と打つ人もいるでしょう。しかし、ビタミン注射は、
「本当に風邪に作用しているか分からない」
「解熱効果がある訳ではない、プラシーボ効果だ」
と一時期言われて、健康保険の適応外になってしまっています。現在は風邪を引いてもビタミン注射を勧めるお医者さんもあまりおらず、患者さんのリクエストがあった場合のみ行うといった感じです。
健康保険に適応されないので費用も高額になってしまいます、ビタミンを食べ物で補うようにして、注射はあまり頼りにしない方がいいかもしれません。
まとめ
栄養ドリンクと風邪薬を流し込んでいた人は多いのではないでしょうか?一昔前まではその飲み方こそ風邪を治す秘訣だと言われていましたが、それは大間違いで肝臓に負担をかける行為だと気付いてもらえたと思います。
ビタミンCを摂り、食後に栄養ドリンクを摂取して風邪薬を飲んで、正しく早く風邪を治すようにしましょう。
また、上記に記した様に日常のちょっとした事で風邪を予防する事は出来るので、気を付けて風邪の流行る時期は過ごすようにしてくださいね。