飲んだことがある人が多いのではないでしょうか。冬、風邪をひきやすい時期の味方・葛根湯!

 

葛根湯は、漢方薬に由来した薬なので、副作用が少ないと言われています。漢方薬は自然成分に由来していて、人工的に調合された薬よりも、体に優しいんです!

 

「それなら、かぜ薬を飲むより、葛根湯にしようかな…」

 

と思ったあなた、この先まで読んでから決めませんか?なぜなら、漢方薬ではほとんど起こらないと言われていた副作用が、葛根湯にはあるかもしれないんです!

 

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葛根湯に重い副作用があるって本当なの?!

葛根湯 副作用出典:https://goo.gl/rPYChb

近頃、出てきたウワサ、

 

「葛根湯の副作用が、ヤバいらしい…!」

 

先ほど、少しお話しした通り、自然成分に由来している葛根湯は、体に優しいはずです。はたして、これって本当なのでしょうか。

 

冬本番に向けて、風邪の薬を常備したいあなたのために、まとめましたよ!葛根湯の副作用の正体は、以下のようなものでした。

肝臓機能障害

体がだるい、食欲がない。これに加えて、発熱や体のかゆみ、発疹が出たら、要注意です!

 

葛根湯が、肝臓に強く影響して、機能障害を起こしている可能性がありますよ!

 

それに加えて、皮膚や白目が黄色っぽくなったり(黄疸といいます)、尿が茶色っぽくなったりすることもあるので、視覚的に容易に異常を感じ取れると言えます。

偽アルドステロン症

葛根湯を飲んだあと、手足にしびれがあり、力が入らないということはありませんか?また、体がむくんだり、体重が増えたりしていませんか?

 

このような症状が見られる場合は、偽アルドステロン症であると考えられます。アルドステロンは、私たちの体の内部、副腎皮質(ふくじんひしつ)から分泌されるホルモンのひとつなんですよ!

 

このホルモンが必要量をオーバーして分泌されると、高血圧になり、低カリウム血症に陥ります。偽アルドステロン症では、アルドステロンの分泌は正常なのに、過剰に分泌されたときのような症状になってしまうんです。

 

いかがでしょうか。ここで紹介したものは、そうそう起こるものではありませんが、葛根湯は副作用として肝臓の機能が低下や、副腎皮質ホルモンのバランスの乱れを招くことがあります。

 

それで、近年「葛根湯の副作用が怖い!」とウワサになっている、というわけです。誰もが恐れる、ホルモンバランスの乱れを引き起こすのは、一体何なのでしょうか?!このあとお話ししますよ!

 

参考:風邪をひいたらうどんを食べるべき?風邪の時のうどんが良い理由

葛根湯の怖い副作用…引き起こす原因はこれだ!

葛根湯 副作用

めったに起こらないとはいっても、副作用はやっぱり気になりますよね。できることなら、副作用のない薬を使いたいものです。

 

そこで、偽アルドステロン症を起こす原因とされているものを紹介しましょう!

甘草って知っていますか?

甘草はとは、マメ科の植物のひとつ。なんと、砂糖の50倍も甘みがあるんですよ!

 

甘みが強いので、調味料やお菓子に使われたり、根を乾燥したものは生薬として使われたりしてきました。甘いのに、低カロリー。この特徴に注目し、ダイエット茶やサプリメントにも、多く使われているんですよ!

 

甘草の主成分のグリチルリチンは、私たちが摂取したあと腸まで届くと、腸内細菌の作用でグリチルリチン酸に変身!女性にうれしい、美肌効果や保水作用まであると言われています。

 

「女性にうれしい効果があるなら、悪いものじゃなさそうなのに…」

 

と思っている人も多いのでは?肌をきれいに保ったり、保湿したり、女性が気にかけていることがグリチルリチン酸で叶うんですから、悪者とは思えませんよね。でも、本当に大切な話はここからですよ!

甘草と偽アルドステロン症の関係?!

アルドステロンは副腎皮質ホルモンなのに、どうして甘草と関係があるのでしょう。それは、甘草が私たちの体の中で、グリチルリチン酸に変わってしまうことが原因でした!

 

「美肌効果があるのに、どうして?!」

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と思いますよね。表裏一体とは、まさにこのこと。良いことと、悪いことが紙一重なんです…。

①他のホルモンの邪魔をする

甘草は、私たちの体の中に入ると、腸内でグリチルリチン酸になるとお話ししましたよね。問題は、このあとなんです!

 

グリチルリチン酸は、体の中の酵素の働きを邪魔して、他の副腎皮質ホルモン・コルチゾールの働きまで奪ってしまいます。働きを阻害されたコルチゾールは、どうなってしまうでしょう?

 

そう、行くあてもなく、血液中に漂うしかないんです!それで血液中の濃度が上がってしまい、過剰に分泌されているのと同じような数値になる、といことになります。

②高血圧に…

コルチゾールが、血液の中にあふれてしまうと、数値が上がる以外にも害があるんですよ!分泌され過ぎたコルチゾールが、尿細管のミネラルコルチコイドという物質と結びついてしまうと、体に水分を溜めこみ始めます。

 

体の中に水分があふれると、体内の水分と塩分のバランスを保とうと、塩分を吸収しようとするために、血圧が上がってしまうんです。

 

塩分を吸収する代わりに、カリウムを排出するので、低カリウム血症を同時に発症することが多いんですよ!

 

①、②が偽アルドステロン症の主な症状と言えます。

③体重が増える?!

先ほどお話しした、コルチゾール。実は、睡眠中のダイエットに効果があるとされているホルモンなんですよ!

 

コルチゾールや、成長ホルモンという物質は、私たちが眠っている間に脂肪を分解してエネルギーをつくり出しています。

 

こんな大事なホルモンが、充分に働かなかったら、脂肪の分解がうまくいかず、エネルギー源ではなく単なる脂肪として体に蓄えられてしまうことになるんです!そうなれば、太ってしまっても仕方がありませんよね。

 

美肌や保湿のような、女性にうれしい効果がある反面、太りやすくなるという必要ないことまでもたらされるかもしれない、偽アルドステロン症。体に優しいはずの葛根湯を飲んで、こんな副作用が起こらないようにするには、どうすれば良いのでしょうか?!

 

参考:風邪の時に飲んでおきたい身体に効く栄養ドリンクと飲むタイミング

葛根湯で副作用を起こさないために…

葛根湯 副作用

ここまで、葛根湯を飲んで起こるかもしれない副作用についてお話ししてきました。

 

せっかく体に優しい漢方なのに、副作用が起こっては意味がありませんよね。どうすれば副作用を回避できるのか、お話ししておきますよ!

用量を守る

甘草は、葛根湯以外にもほとんどの漢方薬、サプリメントに含まれています。

 

例えば、甘草が含まれたサプリメントを毎日飲んでいる人が、風邪を引いたから葛根湯も飲んだ、という場合は、どうしても過剰に摂取してしまうんですね。

 

葛根湯を飲むときは、サプリメントを控える、サプリメントを飲むなら、別の薬にするなど、摂り過ぎない工夫が必要になります!

 

ただし、かぜ薬や胃腸薬にも、甘草が含まれているものがあるので、薬に何が含まれているのか、しっかり確認するようにしましょう!

飲み合わせも大事!

病院で、利尿薬を処方されている人はいませんか?

 

甘草と、利尿薬(サイアザイド系・ループ)をどちらも飲んでしまうと、低カリウム血症になったり、症状が重症化したりしやすくなるんですよ!また、糖尿病でインスリンを使用している場合も同様です。

 

もしも、持病があって病院にかかっている、薬を処方されているという場合は、必ず主治医や薬剤師に相談してから、葛根湯を飲むようにしましょうね。

 

サプリメントは、不足している栄養を手軽に補うためには効果的ですが、さまざまなものが含まれています。

 

「ビタミンCのサプリメントだから、関係ないよね!」

 

ということではなく、つくるために含まれているのは何なのか、しっかりパッケージや使用上の注意を確認しましょう。そうすれば、偽アルドステロン症になってしまうリスクが軽減するはずです!

 

参考:関節痛と熱がある場合は風邪!?熱がない時の対処法は?

まとめ

葛根湯は、漢方由来で副作用が少ない薬としてよく知られていますが、まったく副作用が無いというわけではありません。

 

肝臓の機能に影響したり、偽アルドステロン症を発症したりと、決して軽くない副作用が出る可能性があるんです!サプリメントや、薬を定期的に飲んでいる場合は、飲み合わせの問題があるので、主治医に必ず相談しましょう。

 

副作用の回避の方法がわかったあなたは、これで葛根湯とうまく付き合っていけますね!

 

参考:風邪がひどくて息苦しい!こんな時に試したい対処法

参考:葛根湯とNGな飲み合わせは?解熱剤は大丈夫?

 

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