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風邪を引いてしまい、熱が高く頭も喉も痛い…辛い症状に苛まれている中、特に辛いのは息苦しさではないでしょうか。

 

息が出来ないと苦しいと更に感じますし、何より生命の危機を感じますよね。そんな辛い息苦さへの対処法を今回は紹介していきます。

 

大人でも辛いこの症状、子どもだと更に心細いと思います。大人も子どもも使える方法なので、是非とも試してみてくださいね。

 

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風邪で息苦しい時の効果的な対処法まとめ

風邪 息苦しい

では、早速息苦しい時に試すと楽になれる方法を紹介していきます。

 

手軽で苦しい時でも行える事ばかりなので、息苦しさを感じたらすぐに試すといいと思います。

 

  • 座位を取る
  • 温かい飲み物を飲む
  • マスクを装着する
  • 病院で専門的な検査を受ける
  • カフェイン入りの薬や動悸を引き起こす原因となる鼻炎の薬を避ける

 

中には本当に治るの?と不安になりそうな物もありますが、一つ一つ詳しく見ていって、どんな行動をするのが理想的なのか確認していきましょう。

座位を取る

風邪で息苦しいのには理由があり、それが呼吸器の疾患である場合は、気管が炎症を起こして空気の通り道が狭まってしまっているのです。

 

その気管を広げる為にも気道確保が必要になります。よく応急救護で気道確保を最初に行いますが、あの要領で間違いありません。

 

座位を取って、息が落ち着くまで深呼吸を繰り返しましょう。こうする事で空気の通り道が良くなって落ち着く場合があります。もしも10分以上息苦しいのが続いた場合は何か他の病気である可能性もあるので、なるべく早く病院へと行きましょう。

温かい飲み物を飲む

これも簡単かつホッとする素敵な方法です。飲むものは、喉に刺激を与えたくない人はお白湯、余裕のある人は紅茶がオススメです。

 

紅茶は体を温めてくれる作用があるので、紅茶で体と気管を温めながら風邪を早く治す事が出来ます。

 

対して珈琲は、いくら温かい飲み物だとしても避けた方がいいでしょう。量としてはコップ一杯~多くても三杯に留めましょう。また、コーヒーは頭痛にも効果があると言われていますが、カフェインで眠れなくなる可能性があるので避けた方がいいです。

 

また、紅茶の中にハチミツを入れたりすると、ハチミツは保湿効果もあるので喉を更に潤してくれます。紅茶ハチミツを飲んで喉を潤し保湿し、温かさで気管を広げると随分楽になると思いますよ。

マスクを装着する

一見更に息苦しくなりそうなこの方法ですが、実はマスクには保湿効果があるので、喉の乾燥を防いでくれます。

 

そのおかげで気管が狭まる事も防げますし、他の人に風邪を移す心配もなくなるので一石二鳥とも言えます。

 

マスクをして眠る際にはずれてしまう事も考えて、自分の顔よりも小さ目なマスクを装着するようにしましょう。そうすれば朝までしっかりと保湿してくれるので、かなり役に立ってくれます。

病院で専門的な治療を受ける

病院で専門的な治療を受ける事も大切です。息苦しさが10日以上続く場合、もっと重篤な病気が考えられます。

 

以下がその疑われる重篤な病気です。

 

  • 気管支炎
  • 喘息
  • 食道がん
  • 肺炎

 

以上の病気が疑われます。いずれにしても、自然治癒は不可能な病気である上に最悪死に至る場合もあるので、早急な医療機関の受診が求められます。

カフェイン入りの薬や動悸を引き起こす原因となる鼻炎の薬を避ける

息苦しさを解消しようと鼻炎の薬に手を伸ばす人も居るでしょう、ですがそれは少し待ってください。

 

鼻炎の薬には、神経をイライラさせてしまったり、動悸を引き起こす成分が入っている場合があります。その為、薬を飲んだ方が余計に動悸が激しくなって眠れなくなる可能性があります。

 

また、風邪薬にはカフェインが入っている場合があります。カフェインが入っている事によって、頭痛を緩和してくれる為です。普段から頭痛にはコーヒーが有効だという話を聞きますが、あれは実際にカフェインが頭痛を緩和してくれるので有効な治療法とされています。

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その風邪薬のカフェインが原因で眠れなくなる場合もあるので、先に薬剤師さんにカフェインに弱い人は相談して、息苦しさのみを取り除いてくれる薬を紹介してもらいましょう。

 

参考:寝起きから息苦しい時は要注意!気をつけたい病気まとめ

風邪の時に息苦しくなる原因は?

風邪 息苦しい

最初に対処法を紹介しましたが、一体どんな風邪症状が原因で息苦しくなっているのでしょう。

 

風邪だと思っていたら実は違った!という恐ろしい症状について一つずつ見て行ってみましょう。

【風邪が原因】

  • 喉の炎症

【風邪だと思ったら他の原因】

  • 気管支炎
  • マイコプラズマ肺炎
  • クラミジア肺炎

 

聞き慣れない肺炎の名前も入ってきましたね。そして現在最も警戒されているマイコプラズマ肺炎の名前もあります。

 

次項では詳しく内容を見ていきましょう。

気管支炎

気管支炎はその名の通り気管支が炎症を起こす病気で、激しい咳や痰に加えて喘息へと発展する危険性もあるので放置すると厄介な症状です。

 

気管支炎は自然治癒が難しく、咳のし過ぎで血痰が出る程に喉を傷めてしまう事もあります。もしも熱が下がって咳が1週間~2週間治らない場合はすぐに医療機関を受診してください。

 

気管支炎にならない為には、まず風邪を引かない事に加え、普段から綺麗な空気を吸う様にしたり、カビや埃を吸い込まない様に作業をする時はマスクをするなどの細かな工夫を行うといいと思います。

マイコプラズマ肺炎

最近猛威を振るい、医師からも注意喚起が行われているこのマイコプラズマ肺炎なのですが、一体どんな病気なのでしょうか?

 

マイコプラズマ肺炎は、若い人、就学前の幼児が非常に感染しやすい病気だと言われています。まずは喉からその症状が現れて、徐々に症状が悪化して咳と熱に一か月以上苦しめられる事になるのです。

 

更に怖いのは、悪化してしまうと肺炎に発展したり、他の病気を併発する恐れがあるのです。以下がその病気の一覧です。

 

  • ギラン・バレー症候群
  • 心筋炎
  • 脳炎
  • 髄膜炎

 

また、マイコプラズマ肺炎は別名「移る肺炎」と呼ばれています。自分だけではなく、周りへの配慮も必要な病気なのです。

クラミジア肺炎

クラミジアと言えば浮かぶのは性感染症の方ですよね、実際に性病のクラミジアも同じ菌です。

 

感染経路の一つともなっており、母体がクラミジア菌を持っていると、胎児の呼吸器に感染しクラミジア肺炎を起こす原因となってしまうのです。また、このクラミジア感染は感染力が非常に強く、飛沫感染でどんどん周りに広がってしまいます。

 

ですから、保育園などの閉鎖空間であれば凄い勢いで感染してしまうので、早期発見と適切な治療が必要となります。

 

恐ろしい事に、クラミジア感染は熱が下がっても咳が数週間から長くて1ヶ月も長引く事があるのです。息苦しさに加えて、咳ばかりが残ってしまった場合はクラミジア肺炎を疑うのも一つの手です。

 

クラミジア肺炎も非常に自然治癒は難しいですし、周囲にも移りやすい病気なので注意が必要です。

 

参考:関節痛と熱がある場合は風邪!?熱がない時の対処法は?

まとめ

風邪だと思って放置し、息苦しさから眠れなくなるという人も少なくはありません。たかだか風邪で病院に行くのも…と思っている人も少なくはないでしょう。

 

ですが、実は風邪ではなく、上記に記したような恐ろしい病であった場合、必ず専門的な治療が必要となります。悪化して余計に息苦しさを感じたり、そのまま重篤(じゅうとく)な病気へと発展しない為にも、早めに病院に行って治療を行うようにしましょう。

 

また、紹介した寝苦しさ解消方法もぜひ試してみてください。

 

小さな子どもは息苦しい事で心細さを感じて眠れなくなってしまう程デリケートな生き物です。ハチミツ入りの甘い紅茶ならば飲めると思うので、息苦しさと共に不安も解消してあげてください。

 

参考:風邪の時に飲んでおきたい身体に効く栄養ドリンクと飲むタイミング

 

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