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冬が近づくにつれ子供の体調が心配になりますよね。中でもインフルエンザにかからないか不安な方もいらっしゃると思います。

 

子供がインフルエンザにかからないよう、予防接種を検討している方もいるのではないでしょうか。

 

一般的にインフルエンザの予防接種は子供が2回、大人が一回といわれています。どんなタイミングで受けることがベストなのでしょうか。

 

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そもそもなぜ子供はインフルエンザの予防接種が2回?

インフルエンザ 予防接種 間隔

インフルエンザの予防接種を受ける回数やワクチンの量は年齢によって違い、

  • 6か月以上3歳未満:1回0.25ml×2回
  • 3歳以上13差し未満:1回0.5ml×2回
  • 13歳以上:0.5ml×1回

となっています。なぜ子供は2回摂取しなければならないのでしょうか。

 

2回接種しなければならない理由は、さらに効果を出すためです。1回だけでなく2回目を打ったほうがブースター効果が期待されます。

ブースター効果(ブースターこうか、booster effect)は、体内で1度作られた免疫機能が、再度抗原に接触することによって、さらに免疫機能が高まることを意味する生物学用語である。

出典:ウィキペディア

この効果のおかげで、インフルエンザの予防効果は約80%と高くなるのです

 

では、なぜ大人は一回のみの接種でよいのでしょうか。それは、子供と違って大人は、今までさまざまなウイルスに感染する機会があり、抗体が作られやすい体になっています

 

大人は予防接種を受ける回数は一回でいいのです。しかし、大人の方でも健康状態によっては2回目の接種を受けたほうが良い場合もありますので、医師に相談してくださいね。

インフルエンザの予防接種2回目はどれくらい間隔をあけたほうがいい?

インフルエンザ 予防接種 間隔

13歳以下の子供は予防接種を2回受けることに効果があると書きましたが、ではどれくらいの期間で2回接種することが良いのでしょうか。

 

予防接種を2回受ける場合、1回目と2回目は2~4週間開けることが望ましく、効果的と言われています。人間は一度作られた免疫がなくなりそうになった時に再びワクチンを投与することで、さらに高い免疫が作られます。

 

インフルエンザの予防接種は、この機能を応用しているのです。流行する時期に2回目の予防接種の効果が表れるよう逆算して予防接種を受けましょう。

予防接種はいつ受けるのがいいの?

では、予防接種を受けるのはいつが良いのでしょうか?

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インフルエンザが流行するのは毎年1月~3月にかけてです。この期間には抗体が作られていないと、予防接種を受ける前にインフルエンザにかかってしまいます。抗体が作られるのに必要な期間は、大体1~2週間です。

 

しかし、早ければ早いほどいいのではありません。抗体は3~4か月で低下してしまいます。せっかく接種しても、インフルエンザの流行がピークの時に効果がなければ意味がありませんよね。

 

厚生労働省毎年12月中旬までにワクチン接種を受けることが望ましいとしています

1回目と2回目の間隔が2か月空いたら?

1回目と2回目の予防接種を行う間隔が4週間以上空いてしまったらいけないのか心配になりますね。また1回目からの接種となってしまうのでしょうか。

 

答えは「1回目のワクチンの効果が全くなくなるわけではない」です。2回目を受けるのに最適な時期を逃したとしても、得ることのできる効果は大差ないといわれています。

 

しかし、遅くなればなるほど、「1回目の予防接種×2回となってしまうので、できれば1回目の予防接種をした日から4週間以内の摂取がいいですね。もしあまりにも間隔が空いてしまう場合は、担当の医師に相談してみると安心できますよ。

 

参考:タミフルの副作用に要注意!幼児や子供が気をつけるべきこと

体調が悪くても予防接種はうってもらえる?

インフルエンザ 予防接種 間隔1回目の予防接種の際、2回目を予約されるかたもいると思います。しかし、予約当日に子供の体調が悪くなってしまったという経験はありませんか?

 

インフルエンザの関するガイドラインで、次の条件に当てはまる場合には予防接種を受けることができないと書かれています。

 

予防接種を受けることが適当でない者

  • 明らかな発熱を呈している者
  • 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者
  • インフルエンザ予防接種の接種液の成分によってアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな者
  • そのほか、予防接種を行うことが不適当な状態にある者

出典:厚生労働省

医師の判断によって異なる場合が多いです。熱が37.5度以上であったり、風邪の症状が強い場合は受けることができない可能性があります

 

なぜ風邪をひいているときに予防接種を受けることができないのかというと、体にかかる負担が大きくなってしまうことがあげられます

 

もともと出ていた風邪症状なのか、また、インフルエンザの予防接種を受けることで出現した症状なのか判断が難しくなることも考えられます。

 

参考:今年もインフルエンザの時期が!気をつけるべき流行時期は?

まとめ

インフルエンザの予防接種を受けることで、もしかかったとしても症状を和らげることができます。

 

適切な時期にインフルエンザの予防接種が受けられるよう、普段から手洗いうがい、十分な休息、人込みを避けるなど、対策をとっておくと安心ですね。

 

参考:インフルエンザの予防接種に副反応アリ?発熱することも!?

参考:インフルエンザ対策を全て網羅!予防から対処法までまとめ

 

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