どこかにぶつけてしまった時に、肌の表面には傷がつかなくても、皮膚の内側の血管が破れてしまい、あざが残ってしまう内出血ですが、早く治すには初期の対応が非常に大切です。

 

間違った対応をしてしまうと、治りが遅くなったり、範囲が広がってしまうこともあるのです。

 

今回は、内出血をできるだけ早く治す方法について解説していくので、最後まで読んでいってくださいね!

 

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内出血のあざを早く治すための正しい治し方とは?

あざ 内出血 早く治す 治し方

内出血を早く治すには、できるだけ早く患部を冷やすことで内出血が酷くなるのを食い止めるのが一番重要です。

 

まず、内出血というと見た目だけを気にしがちですが、皮膚の内部の血管が損傷してそこから血液が体内に流れているわけなので、“出血を止める”必要があります。

 

さらに、ヒリヒリする痛みを伴っている段階では、ぶつけた部分は内部でまだ炎症(細菌が侵入して免疫細胞が押し出そうとしていること)を起こしている状態なので、炎症を悪化させないことが内出血の範囲を広げないポイントです。

 

そのためにも、外側から冷やすことで、炎症を鎮めて血液の流れをいったん緩やかにすることで腫れを引かせることが大切となります。

効率よく内出血の部分を冷やすにはアイスノンや氷のうを使おう!

氷のうやアイスノンを患部に当て、0℃以下にならないように注意しながら冷やしましょう。

 

氷のうは手のひらサイズの柔らかい袋状のものに、氷を入れて冷やせる便利なものですが、少し注意しなければいけない点もあります。

 

患部に当てる際に、ゴツゴツしていると痛いので水と氷を一緒に入れて、内出血の場所にピッタリくっつくようにすることと、なるべく直接当てないことです。

 

氷のうの素材にはポリエステルやナイロンのような化学繊維や、ゴムが使われているものが多いですが、ずっと当てていると表面が汚れてきますし、素材に対して皮膚がアレルギーを起こしてかゆくなってしまうこともあります。

 

内出血している部分をかくと、上から圧力がかかってせっかく修復された血管が再び破れてしまい、内出血が広がってしまうので、タオルにくるんで使うと温度調節もできるのでいいでしょう。

冷やし過ぎに注意!

冷やし過ぎると凍傷になり、皮膚の組織が破壊されてしまうので、患部に当っている部分が0℃以下にならないようにして下さい。

 

内出血を早く治すためには、まずできるので長い間冷やして、腫れと痛みを引かせる必要があります。

 

しかし、気をつけなければいけないのが凍傷で、0℃以下でも長時間同じ箇所に当てると皮膚の組織が破壊される危険があるのです。

本症は、低温が原因で生じる皮膚や皮下組織の傷害です。

寒冷曝露により、皮膚や皮下の血管収縮と細胞内の脱水や細胞膜破壊(組織の凍結)が生じ、血流低下 と血栓形成(循環障害)をきたします。

気温-12℃以下で起こることが多いですが、寒冷曝露時間、風速、濡れた皮膚、血行不良なども重要な因子となります。

極度の低温は勿論、0℃を少し下回る程度の温度でも長時間暴露されると生じます。
引用元/品川シーサイド皮膚・形成外科クリニック

凍傷になってしまうと、かゆみや水ぶくれになったり、ひどくなると皮膚が赤や紫に変色することもありますので、患部が冷たさでしびれてきたらいったん離して、少し経ってから再度当てて下さいね。

内出血を早く治すために絶対にやってはいけないこと

血管が損傷しているので、過度な運動や揉むマッサージをすると、血液が体内に流れてしまうのでやめましょう。

 

ぶつけて痛みがある段階では、血管の損傷部分に血液が集中して血管を修復するための栄養を送り、血液漏れを止めようとしているので、揉んでしまうと逆効果となります。

 

また、冷やすことが初期段階では必要ですが、ジェル状の冷却シートは使わないようにしましょう。

 

理由は、ぶつけているので皮膚の表面にも傷がついている可能性があり、かぶれる恐れがあることと、メンソールの成分が入っているので“冷えている感覚”になりますが、実際にはそれほど患部が冷えていないからです。

 

内出血は怪我ですので、炎症を鎮めるためには急速に冷やす必要があるので、冷却シートは不向きと言えます。

 

激しい運動や熱すぎるお風呂も良くないので痛みがあるうちは、長風呂はせず短時間で入浴を済ませましょう。(患部だけ湯船から出していても、他の部分が温まると血行が促進されて、患部にも血液が一気に流れるので同じことです)

 

それと同じように、辛いものを食べると血行が促進されてしまうため、合わせてひかえて下さい。

痛み・腫れが引いたら温める

触っても痛くなくなったら、温めて血行を良くすることで代謝が上がり内出血の回復が早まります。

 

体には代謝という機能があり、死んだ細胞や不要なものを体外に出して、必要な栄養素を各臓器に送るという機能があるので、腫れが引いたら代謝を早めることで漏れた血液が体外へ出るスピードを上げましょう。

打撲して1 日か2日くらいで内出血も止まり、腫れもピークに達するので、これ以降はむしろ温めて血行をよくし、組織の活性と再生を促します。

組織に酸素や栄養を補給し、老廃物を捨てるためには血行がとても大切です。

では、どのくらい冷やして、その後どのくらいから温めるとよいのでしょうか。

冷やすべきか温めるべきか判断するには、風呂に入り、患部を温めたときにズキズキ痛む場合はまだ急性期で冷やすべきであり、患部が気持ちよければ急性期を過ぎているので温める頃合いとする方法があります。
引用元/井尻整形外科

ポイントは、痛みが引いたらすぐに全力で血行を促進しようとせず、お風呂や熱めのお湯で一度試してみるということです。

 

それで痛みがまだあるなら、内出血が悪化する可能性がありますので、もう少し様子を見ておく必要があります。

 

内出血はあくまでも怪我なので、表面の傷と同じように焦らずに適切な処置をすることが、跡が残らず早期回復させる方法です。

 

また、痛みが引いた直後は血管が治ったすぐ後なので、いきなり激しい運動をすると内出血が起こりやすいので、徐々に体を慣らしていきましょう。

栄養を摂り、早めに就寝して体を休ませる

修復された血管を丈夫にするために、十分な栄養としっかり休息をとることが大切です。

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血管が丈夫でなければ、内出血がまた起きてしまうリスクが高まりますので、ビタミンが豊富に含まれている野菜やたんぱく質、鉄分などバランスのよい食事を摂りましょう。

 

アルコールは消化する際に大量のビタミンを消費するので、内出血を早く治すために控えて下さい。

 

また、体が疲れていると細胞の再生が遅くなり、血行が悪くなってしまい代謝が上手く行かないので、しっかりと休息をとることも必要です。

 

通常の内出血なら大体2週間前後で消えていきますが、1日でも早く治す(消す)ために、いちばん重要なのは、最初に挙げた“なるべく早く患部を冷やす”ということになります。

 

冷やすことで体内の出血が止まるのが早くなり、出血もゆっくりとなるので、あざの大きさを最小限にすることができますから、治りも早いです。
強くぶつけた時にはとにかく冷やすと覚えておきましょう。

 

参考:あざが出来やすい人っているの?その理由に意味があった!?

内出血の治し方における注意点

あざ 内出血 早く治す 治し方

即効性があるものは副作用もあることを理解しましょう。

 

医薬品や皮膚科での治療で、内出血のあざが消えるのを早めるものもありますが、使用する場合には注意が必要です。

 

まず、アンチエイジングに効果があり、内出血の治りも早いと言われているヘパリン類似物質外用(別名;ヒルドイド)にはこんな説明が書かれています。

ヘパリン類似物質外用スプレー「ファイザー」
【組成・性状】ヘパリン類似物質スプレー 0.3% 無色~微黄色澄明なローション剤(先発名 ヒルドイド)
【効能・効果】血栓性静脈炎(痔核を含む)血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患(注射後の硬結並びに疼痛)凍瘡 皮脂欠乏症、外傷後の腫脹・血腫・腱鞘炎・筋肉痛
【用法・用量】100g 1日1~数回適量を患部に噴霧する
【使用上の注意】ヘパリン類似物質の主な副作用として、皮膚炎、そう痒、発赤、発疹、潮紅、紫斑が報告されている。
引用元/佐野内科ハートクリニック

まず、【効能・効果】に書かれている外傷後の血腫というのは、皮膚の下に血の固まりができてしまうことなので、内出血に対してヒルドイドは効果的と言えるかもしれませんが、気にかかるのは【使用上の注意】の部分です。

 

以下でどういうことかを説明していきますね。

ヘパリン疑似物質とは?

ヘパリン類似物質には、血液が固まるのをおさえるという働きを持っているため、血腫には有効です。

 

しかし、体質によっては副作用が出る可能性があり、特に紫斑は紫の斑点(はんてん)ができる症状なので、副作用が出てしまっては全く意味がなくなってしまいます。

 

もちろん、あざによっては消えにくいものもあるため、長期間あざが消えずに悩んでおられる方は、病院でお医者さんの正しい診察を受けて使用することで治療に使われる分には何の問題もありませんが、内出血ができたからすぐに塗るというのはおすすめできません。

 

市販薬にもヘパリン類似物質が含まれている軟膏やクリームがありますが、あざが消えにくい場合には、体質に原因がある場合があるため、一度、皮膚科で検査されることをおすすめします。

 

参考:【決定版】体にできたあざの治し方と原因まとめ

内出血しやすい体質とは?

あざ 内出血 早く治す 治し方

血小板の減少や栄養不足、中には血友病や白血病といった危険な病気もあるため注意が必要です。

 

まず、血液の中には出血の際に血を止める血小板(けっしょうばん)というものがあるのですがこれが減少してしまうと、少しの衝撃で内出血が起きてしまうことがあります。

打ち身もないのに内出血によるあざができるときは、とくに注意が必要です。

直径1ミリ程度の点状のあざがみられる血小板減少性紫斑病、内出血に加えて貧血や発熱をともなう白血病、広範囲にあざが発生したり関節や筋肉が腫れる血友病など、重大な血液の疾患が潜んでいる可能性があります。
引用元/タケダ健康サイト

血小板が少なくなる原因としては、貧血(血液の濃度が薄くなる)、妊娠の他、特定の医薬品を使ったことが原因となる場合もありますが、元々生まれ持った体質ということもあるので、内出血ができやすいという方は、まずは病院(内科)で検査を受けてみましょう。

 

また、白血病や血友病の検査も受けることができるので、早期の治療で症状の悪化を食い止めることもできます。※血友病は血液の凝固因子という出血を止めるタンパク質が少なくなる病気です。

 

さらに、ストレスやビタミン不足だと血管を修復する栄養素が足りなくなり、内出血が起こりやすくなってしまうので、普段から生活習慣を規則正しくして、健康に気を使うことは非常に大切となります。

 

もし、仕事が忙しすぎるなどの理由でストレスを抱えているなら、重い病気になる前に病院で検査を受けて下さいね。

 

参考:危険かも!知らない間にあざができることがあるのは病気?

まとめ

内出血を早く治すためには、まず、ぶつけた部分を出来るだけ早く冷やして出血を止めて、腫れが引いたら様子を見ながら温めて血行を促進していくことが早く治すコツです。

 

そして、健康的な食生活と十分な休息を取り、アルコールは控えましょう。

 

体質的に血小板が少なく内出血を起こしやすい方もいるので、ひどい場合には病気の可能性も考えて病院で検査を受けて下さい。

 

参考:白血病でできるあざ。そのあざには何か特徴がある?