転んでしまった、ぶつけてしまった。そして時間が経つと、
「こんな所に大きいあざが…!」
なんてこと、ありませんか?あざは、皮膚の内側に血液がたまってしまう、内出血によってできます。転んだりぶつけたりしたことが主な原因。腕や脚など、人目につきやすいところにあざができてしまったら、もう気になってしょうがないのでは?
「このまま外に出るなんて、イヤだな…」
「どうすれば消えるんだろう?!」
と思っているあなたのために、あざができてしまったときにすぐに治す方法をご紹介しますよ!
目次
あざができてしまった…はやく治すには?!
あざって、たまにマスタードのような粒粒な柄になって、自分でも「ちょっと気持ち悪いな…」と思うことはありませんか?それが人に見られてしまうとしたら、どうでしょう。当然、気にしてしまいますよね。
でも、大丈夫!あざは、ちゃんと処置すれば、きれいに治るんです!その処置方法、今すぐ知りたくありませんか?
さっそくこの続きをご覧ください!
処置① 温度が大事!
脚や手をぶつけてから、実際にあざができるでは、少し時間があると思いませんか?
「痛っ!ぶつけた!」
と思ったら、すぐに冷やしましょう!使うのは、濡らしたタオルや、保冷材をタオルで包んだものなど、何でも大丈夫です。冷やすことで、血液の流れが抑えられるので、炎症も防げます。1日~3日冷やすのが目安ですよ!
そして、ぶつけた場所の腫れ感が引いてきたら、今度は患部を温めます。体温程度のお湯で、タオルを濡らし、絞ってあざの場所に当てましょう!タオルが冷めてきたら、またお湯で濡らして、絞って、当てる。
この繰り返しなので、面倒に感じるかもしれませんが、あざの色を残さないためには、とても有効なんです。温めるという点では、ぬるま湯に患部を浸す、というのも良いのでは。
この治療をしたか、しなかったかによって、治りが違います!
処置② 食事に気をつける!
あざができやすい人と、そうではない人がいるって知っていましたか?もしも、
「ちょっとしたことですぐあざができてしまう…」
という、あざができやすい人がいたら、あなたはビタミンCと鉄分が不足しているかもしれませんよ!食生活を見直してみると良いですね。ビタミンCは、果物や野菜に、鉄分はひじきやレバーに多く含まれます。
意識して多く摂するようにすると良いのではないでしょうか。あざができてしまったあとでも、これらの栄養素を摂ることではやく治すことができますよ!
処置③ 薬を塗る!
ヒルドイドという薬を塗ると、あざの治りが早くなるんです!肌を保湿し、血行を改善してくれるヒルドイド。アトピー性皮膚炎の治療にも使われる、優しい成分なんですよ!うっ血(血がたまっていること)に働きかけ、治りを良くしてくれます。
ただし、ヒルドイドは医師の処方せんがなければ手に入りません。市販薬でも、ヒルドイドと同じ成分が入ったものがあるので、探してみてはいかがでしょうか。参考までに、ドラッグストアで購入できるものを紹介しますね。
ヘパソフトプラス(ロート製薬)
冬の乾燥肌のケアに効く商品ですが、ヒルドイドと同じ肌の修復成分も含まれています。
保湿と抗炎症作用で、あざをやさしく治療してくれるんです!
HPクリーム(グラクソ・スミスクラインコンシューマーヘルスケア)
こちらも、肌の修復成分が含まれますよ。
ローションとクリームがありますが、あざにはクリームの方が使いやすそうですね。
アットノン(小林製薬)
やけどの痕などにも使えるアットノンも、ヒルドイドと同じ成分を含んでいますよ。
塗り薬にはめずらしいジェルタイプなので、少し値が張りますが、こちらもおすすめです。
レーザー治療
時間が経っても、何をしても、どうしてもあざが治らない(消えない)場合は、メラニン色素が沈着している可能性があります。その場合は、レーザーでなければ色素を取ることができないので、病院で相談してみましょう。
ここまで、あざをはやく治す方法についてお話ししました。中でも、あざはすぐに冷却すれば早く治るもの、というのは意外に知られていなかったのではないでしょうか。
ぶつけてから3日経っていなければ、今からでも間に合いますよ!しっかり処置しましょうね。
参考:知らない間に青あざができてる!ぶつけた覚えもないのに、これって病気?
急にあざが…これって病気?!
転んだり、ぶつけたりした覚えもないのに、あざができていたら…。
以前は、身に覚えのないあざや切り傷ができていたら、「かまいたちだ!」と言って、目に見えないイタチの仕業にしていました。
でも、かまいたちより怖いものが、忍び寄っている可能性がありますよ。
白血病
白血球が、体の中で異常な勢いで増える病気です。血液のがん、と聞いたことがる人もいるでしょう。
この病気では、血液中の白血球が増える代わりに、血を固め、出血を止める役割のある血小板が少なくなってしまいます。その影響で、ぶつけた覚えがなくてもあざができてしまうことがあるんです。
血小板減少性紫斑(しはん)病
白血病と同じように、血小板が減少することで起こる病気です。
血小板が減ったことで、血を止める機能が著しく低下している可能性がありますよ!ちょっとしたことで、すぐにあざができてしまう場合は、要注意です。
悪性黒色腫
別名メラノーマと言います。皮膚がんの一種で、黒っぽいあざ(ほくろのように見えるかもしれません)ができ、その大きさは直径1cmと大きいことが特徴です。
ほくろのような見た目で、徐々に大きくなってきているものは要注意!
血管腫
生まれつきある良性の腫瘍です。
血管のない日細胞が異常に増えることで起き、表面の赤いあざや、イチゴのように赤く膨れ上がったものなど、形はさまざま。治療をするとなると、レーザー療法が主流です。
扁平母斑(へんぺいぼはん)
これは、茶色っぽいあざで、カフェオレ斑と呼ばれることもあります。
生まれつきある場合と、思春期にできる場合がありますが、悪性はありません。どうしても取りたい場合は、こちらもレーザー療法になることが多いようです。
いかがでしょうか。白血病やメラノーマなど、ガンによってあざができるのは怖いことですよね。
また、生まれつきあざがある場合は、病気ではなくても、比較的目立つものが多いようです。
どうしてあざができてしまったのか、見当がつくかどうかに関わらず、病院を受診することをおすすめしますよ。あとで、「このあざは病気が原因だったなんて…」と気づいたのでは、手遅れになることもあるんですから!
まとめ
体にできてしまったあざを治すには、ぶつけたり転んだりしてから、3日以内に冷却することが大切です。十分冷却したあとで、あたためたり塗り薬をぬったりするとより効果的ですよ!ビタミンCや、鉄分をしっかり摂取するのも大事ですね。
病院を受診すれば、ヒルドイドという薬を処方してもらえますが、どうしても病院に行く時間がない場合は、ヘパソフトプラスなどの、ヒルドイドと同じ成分の入った市販薬を試すのも良いでしょう。
また、身に覚えのないあざができた場合は、白血病やメラノーマなどの重大な病気であることが考えられるのも事実です。おかしいな、と思うことがあれば、すぐに病院を受診すると良いでしょう。
あざには、ここで紹介したようにたくさんの種類がありますが、正しい処置をすればちゃんと治ることがほとんどです!
まずは、ひやすところから始めましょう!
参考:危険かも!知らない間にあざができることがあるのは病気?