あざはデリケートな問題ですね。この茶色いあざは、扁平母斑(へんぺいぼはん)と言って、意外とたくさんの人が体に持っているあざなんです。

 

原因はメラニン色素がそこに大集合したことでできるのです。この茶色いあざは治すことができるのでしょうか?

 

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あざの原因は何?生まれつきの茶色いあざとは?

あざには原因があるの?生まれつきの茶色いあざがあるのは?
出典:http://goo.gl/5a1M0x


この茶色いあざは、「扁平母斑」と言うペタンと盛り上がりのないシミのようなあざです。メラニン色素の多い日本人は比較的出来やすいあざと言えます。この茶色いあざは、頭の先から、足の先まで、決まった範囲なく表れます。自然に消えることはありませんが、悪性になることもありません。

 

参考:あざの部分がしこりに!足や腕にできたあざが痛いのは何かの病気?

 

メラニン系異常が起き、その部分だけにメラニン色素が集合し、カフェオレ斑とも言われる茶色のあざが出来ます。

 

生まれつきある人が多く、生まれた赤ちゃんに扁平母斑が見られるとお母さんは自分のせいだと悩みますが、扁平母斑と妊娠中のお母さんとの因果関係はまったくありません。

 

また、扁平母斑が顔にある場合は、小児期であれば、トレチノイン軟膏療法で消える可能性があります。レーザー治療により消すことは可能ですが、100%ではありません。

 

消せる確率としては、小児期の方が高く60~70%、成人すると20%にまでさがってしまいます。レーザー治療でいったんは消えても、再発がとても多いあざなのです。

 

茶色いあざは扁平母斑。その治療法って?

30年ほど前は、扁平母斑の治療はドライアイスや液体窒素を使った治療と手術だけでした。どちらも痛みが強く、苦しみのわりには有効度が低く、再発することが多かったのです。

 

参考:皮膚に黄色いあざのようなものが!これって病気なの?

 

また、以前は情報量も少なく、我が子に扁平母斑があっても、どうすることも出来ない親御さんもたくさんいらっしゃったのです。

 

今は、レーザー治療が主流にはなりましたが、100%ではないことと、治療が幼い子供にとって苦痛である理由から、産科医や小児科の先生によっては勧めないこともあります。そうなると、親は自分で解決の糸口を見つけなければならなくなり、とても苦しんでしまいます。

 

生まれつきの扁平母斑のレーザー治療は、0か月から治療が可能ですが、まだ生まれたての赤ちゃんの肌に、レーザーを照射しても大丈夫なのか、のちのち影響はないのか、などいくつもの不安に押しつぶされそうになりますね。

 

大切なのは、色々な人の意見を聞くことです。一人の医師や、数人の意見だとどれを参考にしたら良いのかわからなくなってしまいます。そんな時は、病院も5件くらい回ってみたり、保健婦さんや、助産婦さんなど、たくさんの方に相談してみてると、納得のいく応えに巡り合えるかもしれません。

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なぜ、たくさんに人に相談するかと言うと、最初にお話ししたように、日本人は扁平母斑を持つ人がかなりたくさんいるからです。多くの人に相談すると、「私もあります」「うちの子にもありました」と言う話が必ずと言っていいほど聞くことができるため、安心できるようになるのです。

 

そして、レーザー治療が増えてきているとは言っても、そのままにしている人の方がだんぜん多いのです。扁平母斑は悪性化することはないので、命を落とすことはありません。そのため、「このあざもこの子のチャームポイント」と割り切れる親御さんも多くいます。

 

このあざのせいで、いじめにあったらどうしよう。など悪い方へ悪い方へ考えてしまいますが、日本人の10人に1人は扁平母斑を持っているのです。特異体質なわけではありません。

 

あざを受け入れ、親が我が子を愛し、この先の生活の中で自信を持たせてあげることも、治療のひとつかもしれません。

 

茶色いあざが思春期に出てくる遅発性扁平母斑とは?

生まれつきの茶色い扁平母斑ですが、遅発性扁平母斑(ベッカー母斑)と言って、これが思春期あたりに現れることがあります。女性より、男性に圧倒的に多く発症します。

 

発症部位は、肩、背中の上部、上腕の、いづれも片側にかなり大きな範囲で現れます。また、有毛性で濃い太い毛で覆われます。この遅発性扁平母斑は生まれつきの扁平母斑に比べ、レーザー治療が有効で、再発はほとんどありません。

 

これは、プールや海水浴などの日焼けの刺激が原因となり、メラニン色素が異常を起こしているのではないかと言われています。

 

茶色いカフェオレ斑が6個以上あったら注意が必要?

扁平母斑は茶色いあざの色からカフェオレ斑とも呼ばれます。通常は1~4個くらいですが、これが6個以上ある場合は、「レックリングハウゼン病」の疑いがあります。

 

このレックリングハウゼン病は神経線維腫症1型と言って、3000人に1人の割合で発症します。NF1遺伝子の変異がもたらすと言われていますが、半数以上の患者さんは親からの遺伝ではなく発症しています。

 

全身にたくさんの小さな腫瘍ができる病気のため、定期的に検診が必要です。腫瘍は、成長とともに皮膚表面だけではなく、体内にできることもあるので、小児期からの観察が重要です。

 

まとめ

体のあざは、気になりだすとどんどん自分を追い詰めてしまいます。いくら命に別状はないと言われても、「どうして私だけ」「どうしてこの子だけ」とそれぞれが思い悩みます。

 

でも、そんな時には、日本人の10人に1人は持っているのだ、と思い出してください。電車に乗っている時も、同じ車両の中には何人ものあざを持つ人がいるはずなのです。自分だけが特異なわけではないのです。

 

レーザー治療も今はまだ100%ではありませんが、ここ近年の進歩を考えると、まだまだ望みを託せる要素もあります。

 

また、扁平母斑には「バースマーク」と言う言い伝えがあります。かなり神秘的な話になりますが、前世の思いや記憶があざとなって現れたというものです。そう考えると、神様に選ばれた10人に1人の逸材なのかもしれませんよ。