打ち身から内出血を起こし、気が付いたら跡が「しこり」になっていることがあります。触るとグリグリしますが、痛みは無いことが多いです。

 

これは、内出血が多くて、吸収されなかった血液が溜ってできた「血腫」です。これはこのまま放置しても大丈夫なのでしょうか?

 

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あざの部分が気付いたらしこりに!どうしたらいいの?

あざの部分がしこりに!足や腕にできたあざが痛いのは何かの病気?
打撲やケガをした時に、激しい内出血を起こすと、大きな青あざが出来てしまいます。とは言っても、所詮は青あざなので治るだろうと放置しておくと、いつまでたっても治らない事があります。

 

参考:あざには原因があるの?生まれつきの茶色いあざがあるのは?

 

そして触ると中にグリグリした「しこり」があったり、見てわかるほどの「しこり」が出来始め驚く事態になってしまいます。

 

このしこりは「血腫」と言って、内出血が大量だった場合、体内に吸収されきれず、固まった血液が固まった物。または、その血腫に、内出血を治すために働いていた細胞たちがくっ付いてしまった状態で固まった物です。

 

しこりができると、非常に治りが遅くなりますが、ほとんどの血腫は再び体内に吸収されて行きます。しこり事態に痛みを有するものは無いのですが、押して痛みを感じる場合は、周囲の神経にしこりが影響することで、痛みを感じていると考えます。

 

また、このしこりのせいで、腕や足の曲げ伸ばしが上手くいかなくなるなどの症状がある時は、手術により切除することが可能です。通常、局所麻酔で30分ほどの手術です。

 

子供のころのケガが、大人になってもしこりになって残っていることは、良くあります。外見的に気になる場合は、形成外科で相談してみると良いですよ。

 

どうしてあざがしこりに?またしこりを作らないようにするには?

激しい内出血をした時に、傷口がないからと、そのまま放置してしまったり、学生が部活動などで、引き続き動かしてしまった時などに、しこりに残ります。

 

参考:あざが出来た時に早く治す薬は?市販の物もある?

 

内出血した時に、しっかりと早く止血をすることで、しこりにならずに済むのです。そのためには、「RICE(ライス)療法」と言う対処法が有効です。

 

  • R・・・ REST=安静 

激しい内出血をした時は、動かさずに安静にして患部を休ませる。

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  • I・・・ ICE =冷やす

冷やす事によって、炎症を抑える。

 

  • C・・・ COMPRESSION=圧迫

  腫れを防ぎ止血を助ける。スポンジ材や弾力包帯で圧迫する。

 

  • E・・・ EREVATION =高挙 

 患部を心臓より高い位置に置き、止血を助ける。内出血は、その時の対処によって、ひどい跡を残さないようにすることができるのです。

 

足や腕できた覚えのないあざやしこり!これって病気?

ふくらはぎに、あざやしこりが出来たときは、「下肢静脈瘤」の疑いがあります。これは、年齢も大きく関係しますが、立ち仕事や、長い時間座りっぱなしの時にも起こる事があります。

 

血行不良、血液循環不良がもたらした症状と言えます。そのため、症状がでやすいのが、午後から夕方の足に血液が溜まった状態の時になります。

 

大きなものは血管が浮き出たように、ふくらはぎを這うように長い線状に膨らみが現れます。軽度のものだと、蜘蛛の巣状に青い線が現れます。

 

下肢静脈瘤は良性の病気のため、急に悪化することはなく、心配がいる病気ではありません。ただし、これに付随して、足のだるさや、むくみが発生するので、生活に不調をもたらします。

 

また、スカートをはいたときなどは、目立つ部分なので、早く治したいですね。弾圧タイツやストッキングを着用することで、かなり軽減されます。病院に行くと血流を促進するなどの治療で良くなります。

 

「軟部腫瘍」と言われる、脂肪腫やガングリオンと言う腫瘍があります。この軟部腫瘍は、骨、皮膚、内臓を除いた、どの部分にでも発症する腫瘍のことです。一番多いのは、太ももで、次が腕、次が背中です。ほとんどが良性ですが、大きくなったものなどはガン化する恐れがあるため、検査が必要になります。

 

腫瘍そのものには、痛みを発生させる要因はありませんが、腫瘍が神経の近くにできた場合は、その刺激で痛みがでることもあります。

 

良性の場合は、そのままにしておくことも可能ですが、外見上の問題や切除手術が簡単なことから、整形外科で治療をし、取ってしまう人が多いです。

 

また、「骨化性筋炎」と言う、打撲後の合併症があります。これは、上記のRICE療法を無視したための合併症と言えます。

 

打撲部分を安静にせず使い続けたり、無理なマッサージを加えたことで、炎症を起こした筋肉にカルシウムが沈着して石灰化を起こし、筋組織の中に骨が形成されてしまうと言う病気です。異所性骨化とも言います。

 

痛みも強い場合があり、治療に時間がかかることもあります。打撲を簡単に考えると、合併症の危険があるのです。

 

まとめ

体をどこかにぶつけて青あざを作ってしまった時は、そのまま放置せず、動かさずにまず冷やし、圧迫を加えた状態で、患部を心臓より高い位置に上げましょう。

 

あざができてしまった外見上の心配だけではなく、内出血にも目を向けなくてはいけませんね。

 

あざ、しこりは生活の身近なところにある症状なので、軽視してしまいがちですが、その先の事まで考えなくてはなりません。しこりを見つけたら、ガン化するものか、そうでないかを確認するためにも、病院に行きましょう。