鉄欠乏性貧血の症状の中に、「むくみ」があります。人のからだはとてもむくみやすく、一過性のものから、大きな病気のサインの事もあります。

 

また爪の変形も要注意なのです。注意する点や対処法などを詳しく解説していきますね!

 

 

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鉄欠乏性貧血の症状で体がむくむのはどうして?

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朝から立ちっぱなしや、反対に座りっぱなしでも、夕方には足がパンパンにむくむ事がありますね。これは二酸化炭素や老廃物を含んだ血液が、心臓に帰るために静脈を通りますが、下から上への大仕事なので、勢いが足りなくなると上がり切れず、下に溜ってしまうのです。

 

これが、筋肉疲労からきている場合は、一過性のむくみと考えます。心臓のポンプ機能からきているなら、心臓が少し疲れているのかもしれません。むくみがひどく、動悸や息切れもあるようでしたら、すぐに病院へ行き医師の診察を受けましょう。

 

鉄欠乏性貧血の症状としてむくみが発症している場合は、アルブミン膠質浸透圧(こうしつしんとうあつ)を考えます。

 

血液を試験管に入れてそのままにしておくと、上澄み液と沈殿物に分かれます。この上澄み液を「血清」と言います。この血清のなかにあるタンパク質を「血清タンパク質」と言って、元気に体を動かすために必要な物で肝臓から作られています。

 

この血清タンパク質はアルブミン(67%):グロブリン(33%)のふたつのタンパク質がバランスを保って入っています。沈殿物には赤血球、白血球、血小板、フィブリン(高タンパク質)が固まったものです。

 

この塊はブニョブニョのゼリー状ですが、空気に当たって乾くとパリパリになります。そうです、これはケガをした時に傷口をふさいでくれる「かさぶた」です。

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さて浸透圧とはなんでしょうか。水分は濃度の薄い方から濃い方へ移動する原理のことです。足の毛細血管の壁を隔てて、アルブミンのいる血管内が濃い方、血管の外側の水分が薄い方と考えてください。人のからだは常に、血管内の方が濃くなるように保っているのです。

 

さらにタンパク質は水分を引寄せる力があるため血清タンパク質のアルブミンのおかげで、水分は役割を持ち、血管内を回り老廃物など不要なものを外に排出し、体内のクリーン化に役立っているのです。

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ところが、体内のタンパク質の量が減り、アルブミンの数が減ってしまうと、血管内の濃度が薄まっていきます。血管の外側の濃度と逆転してしまうと水分は一気に、毛細血管の壁をすり抜け、流れ出てしまいます。流れ出た水分は役割を失い、そこにジッと溜り続けるのです。この状態が「むくみ・浮腫」と呼ばれるものなのです。

 

アルブミンと鉄欠乏性貧血との関係は?

 

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鉄欠乏性貧血は赤血球に含まれるヘモグロビンの数が減ってしまうことで起きる病気ですね。鉄分不足が深刻になって体調不良を起こしている状態です。では、原因は鉄分不足だけでしょうか。ヘモグロビンはヘム=鉄分とグロビン=タンパク質からできているのです。

 

体内のタンパク質が減ってしまうと、グロビンが不足し、ヘモグロビンが形成できなくなってしまうのです。血清タンパク質のアルブミンの数が減っていると同時に、ヘモグロビンも減り、赤血球は小さくなってしまい全体数が激減します。そのため、濃度が薄まる状態に陥るのです。

 

鉄欠乏性貧血は鉄分不足と思い込んではいけません。タンパク質より、鉄分の方が貯蓄量が少なく、不足しがちなため、鉄分不足と言われますが、タンパク質が不足してもヘモグロビンは作られなくなってしまうのです。

 

でも栄養不良でタンパク質が不足しているような状態なら、さらに不足しがちな鉄分が足りているわけがなく、鉄分不足も同時に発生しているはずなので、鉄欠乏性貧血を発症するというわけです。

 

アルブミンは大切なタンパク質なのです

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そもそも、どうしてアルブミンが減ってしまうのでしょうか。これは、食事の偏りなどが原因で、タンパク質の摂取量が減ったために起こると考えられます。食べたタンパク質は小腸でアミノ酸に分解されて、肝臓に行き、今度は体内用のタンパク質=アルブミンに組み換えられるのです。

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この一連の活動が少なくなってしまいタンパク質不足、低アルブミン状態となっていきます。また、肝機能障害のために、せっかく食べたタンパク質がアルブミンになれず、低アルブミン状態になることもあります。

 

もうひとつの原因は腎臓の病気です。アルブミンは栄養素を細部の組織まで運ぶ仕事をしています。そして、いらなくなった老廃物や余分な水分を回収し、腎臓でろ過し、また仕事を始めます。それを20日ほど繰り返していると考えられています。

 

腎臓が正常に機能していないと、ろ過の途中でアルブミンが流れてしまい、尿と一緒に排出されてしまうのです。すると20日の寿命を待たず、アルブミンが減って行ってしまうのです。

 

材料の届かない現場は仕事になりません。アルブミンが届けてくれなくなってしまい細部の組織は元気な体を作る作業を止めざるを得ないのです。体はむくみ、筋肉は弱り、鉄欠乏性貧血の症状が表れ、顔色は悪く、全体的にしぼみ、老けた感じになります。実際にアルブミン量の多い方は寿命が長く、少ない方は短命と言われています。

 

むくみが長く続いたり、だるさや疲労感がつきまとうようなら、背後の病気を考え、医師の診察を受けましょう。

 

鉄欠乏性貧血の症状で爪がおかしい・・・それはかなり進行しています!

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爪は健康のバロメーター
といい、小児科の先生などはよく子どもの爪を確認しますね。大人と違い、症状をうまく伝えられないこどもの状態を把握するために必ずチェックします。それだけ、爪には病気が顕著に表れるのです。鉄欠乏性貧血を起こすと、末端の指先まで血流が行き届かず、影響がでやすいのです。

鉄欠乏性貧血の症状で妊婦や赤ちゃんが気を付けなければならないことは?

初期症状は、普段は薄いピンク色の爪が、赤みがなくなり白っぽく見える状態です。

 

そのとき、爪を押してみて、離したときに白いままだと貧血を起こしています。また、二枚爪も栄養不足からくる貧血の症状です。二枚爪が縦に剥がれたりするようだと、胃酸不足により、鉄分が吸収されにくくなっていると考えます。

 

また、爪の中央部がへこみ、変形するスプーン爪と呼ばれる状態になっていたなら、貧血になって半年近くたっていると考えられます。これは、爪母(そうぼ)と言われる爪の根元部分に血液が届いていないために起こります。

 

このとき、舌が赤く平らになっていたり、口の端が荒れたりしたなら、「プランマー・ビンソン症候群」を疑います。ひどくなると食道にも炎症が表れ、食べ物が飲み込みにくくなる嚥下(えんげ)障害を起こします。

 

鉄欠乏性貧血の延長だからと放っておくのは大変危険です。貧血も甘くみてはいけませんが、このプランマー・ビンソン症候群の先はがん化する可能性があると言われているのです。

 

まとめ

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むくみや二枚爪などは、日常生活の中でよく起こり、「あっまたか」と思う程度でやり過ごしてしまいます。爪が二枚に割れたからって病院にいく人はほとんどいないでしょう。ただ、普通は割れていないのが爪なのです。

 

「どうして割れたんだろう?」と考えることが大切なのです。今はネット検索するとすぐに出てきますね。「二枚爪」と検索すれば、90万ほどの件数がヒットします。写真などもたくさん載っているので、見比べることも出来ます。

 

そして、見たり読んだりするうちに、自分では病気だと気が付かなかった症状が関係してると気付くこともあります。必要以上に神経質になることはありませんが、自分の体に興味を持つことが大切です。自分の体を労わるのは自分にしかできないのです。

 

むくみも同じです。朝起きたら、顔も体も倍くらいに膨らんでいたならすっ飛んで病院に行くでしょう。

 

病気はわかりにくく、徐々にやってくるのです。「むくみスッキリ!着圧ストッキング」をはいているのにまったく効き目がなかったら、商品ではなく、体に着目しましょう。マッサージの効き目も一時だけで、だるさや疲れが取れない時は、貧血かもしれません。

 

体からのサインを見落とさないようにすることが健康へつながるのです。

 

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