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妊婦さんの鉄欠乏性貧血は特に多く、その割合は40%にもなります。もともと日本人女性は貧血が多いと言われる中、赤ちゃんにも栄養をあげなくてはならないとなると確実に妊婦さんは栄養不足になりますね。

 

ではどういった過ごし方をすれば防ぐことができるのでしょうか?今回は気を付けるべきことを中心に解説していきます。

 

 

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鉄欠乏性貧血の食事作りに対する考え方をかえてみて!

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だるさや疲労感などの症状があるなか、鉄欠乏性貧血の妊婦さんに多くみられるのが、氷を食べる「氷食症」と言われる症状です。無性に氷が食べたくなり、一日中ガリガリと氷を噛み砕きながら食べてしまいます。

 

これは、口の中の温度を下げたい行動だと言われています。妊婦さん以外でも、この症状が出る方はいますが、体温が上がっている妊婦さんには特に表れやすいのです。少し食べて口の中がサッパリする程度ならいいのですが、歯が欠けるほど食べ続けたり、その他の食事を一切受けつけなくなることもあるのです。

 

妊娠時はただでさえ嗜好が変わり、いつも食べている物が嫌いになったり、嫌いだった食べ物が急に食べたくなったりします。そんな特異な時期も手伝い、より氷食症に陥りやすいと言えます。

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より多くの栄養分を必要とする時期に、氷しか食べられないとあっという間にスタミナ切れを起こし、ふらふらになり思わぬところで転倒事故などを起こし、母子ともに大変危険です。産婦人科の先生に伝え、貧血の治療をしましょう。鉄分はすぐにはたまらないので、早めに治療を始めるのが肝心なのです。

 

鉄欠乏性貧血の赤ちゃんはどんな症状?

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赤ちゃんはお母さんのお腹で栄養分をたくさん蓄え、フェリチン(貯蔵鉄分)まで満タンにして誕生します。それが離乳食が始まり、1か月ほどたつころには使い果たしてしまうため、これからは食生活から吸収しなくてはなりません。

 

母乳やミルクと離乳食から吸収しますが、この時期の赤ちゃんの成長は著しいため、ほとんどの赤ちゃんはそれだけでは追いつかず鉄分不足になります。

 

赤ちゃんの場合、健診や予防接種など医師の元を訪れる機会が多いでので、ひどい事態になることは少ないですが、朝から元気がなかったり、離乳食が上手くいかず、母乳やミルクさえ飲まなくなった時は、早めに病院に連れて行きましょう。

 

赤ちゃんの鉄欠乏性貧血がひどくなると脳の発育に影響が出ると言われているので、放っておいては大変です。

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また、早くから牛乳を飲ませると腸に負担がかかり、粘膜を傷つけて出血し、貧血につながる牛乳貧血になってしまうので、1歳過ぎるまでは控えましょう。1歳になってもたくさん飲ませず1日に500ml以上はあげないようにしましょう。

 

赤ちゃんの貧血で起きる症状に、「気象病」があります。雨やどんよりとした日など、赤ちゃんのグズグズが止まらないことがあります。これは、低気圧の影響で、酸素濃度が薄くなり、それを敏感に感じ取って、だるさや眠気を誘うのです。台風のときなどは、顕著に表れます。

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妊娠時の貧血って赤ちゃんに影響あるの?

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日本は妊婦さんの40%が貧血と言われるほど、貧血大国なのです。

 

他国では子供のころから鉄分の摂取に前向きで、学校給食や日常の食料品に鉄分が添加されている国もあります。日本は添加物への抵抗感が強いため、なるべく自然なかたちで栄養分を取り入れようとしているようですが、結局貧血の患者が大量に生まれ、慌ててサプリメントや鉄剤に頼る状況です。

 

実際に日本には、体に良くしかも安全に鉄分が取れる食材はたくさんあるのです。足りないのは鉄欠乏性貧血を予防する意識ではないでしょうか。最近では「成人病胎児期発症説」と言う考え方が重要視されるようになってきました。これは、1980年にイギリスのバーカー教授が説いたものです。

 

胎児の時に、お母さんが栄養不足だと当然赤ちゃんも栄養不足になり、完全な臓器が出来上がることなく生まれてきます。特に言われているのが、腎臓の糸球体と言われる老廃物をろ過する組織です。この組織が少ないと、腎臓にかかる負荷が大きくなり肥大し、高血圧を発症します。

 

また、栄養不足で未熟児として誕生した赤ちゃんは、のちに心筋梗塞や心臓病のリスクが高いと証明されました。

 

成人病は30%が遺伝、70%が胎児期の栄養不足と言われています。近年、未熟児と言われる低体重児が増えてきています。この理由は、お母さんになる若い女性の痩せ形傾向のためです。無理なダイエットなどで痩せ形を維持し、妊娠前にすでに栄養不足、もしくは貧血を発症している状態のお母さんが多いのです。

 

妊娠期間の体重増加を恐れ、必要な栄養さえとらず、あえて小さく生もうとします。この考えは完全に間違っているのです。

 

そんなお母さんの勝手で、誕生する赤ちゃんは一生障害を持ち続けてしまい、短命となってしまいます。太り過ぎと栄養を取る事はまったく違うのです。妊娠時は胎児への栄養分のことも考え、しっかりと取らなくてはいけません。

 

まとめ

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お母さんと赤ちゃんはお腹にいる時から強く結ばれています。お腹の赤ちゃんはお母さんの意識や考え方で人生が決まってしまうと言えます。愛しい我が子に病弱な一生をおくらせるような事はしたくないですね。

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病気として未熟な臓器の状態で生まれてしまう赤ちゃんは多くいます。

 

でも必死で生きようとします。それなのに、お母さんの身勝手で、丈夫に生まれてこれたはずの赤ちゃんを未熟にしてはいけません。もちろん肥満もいけません。必要な栄養分を必要なだけとっていれば、肥満になることもなく、丈夫な赤ちゃんを誕生させてあげられるのです。

 

「母は強し」と言いますね。お腹に授かったときからお母さんは赤ちゃんを守り、元気に育てなければなりません。そのためには情報に流されず、今何が一番大切なのか、強い心でよく考えて行動しなければいけませんね。

 

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