貧血かどうかを調べるためには血液検査をするのが一番です。そうなると気になるのが朝食ですよね。今回は採血の前でも食べられるメニューを探してみました。
お腹が空いてしまうと、人間はどうしてもイライラしてしまいます。それだけでなく、集中力が低下したりフラフラしたりする人もいるほどです。
採血の時間が早ければ多少は我慢できますが、採血の時間が遅いと耐えるのがとてもつらいですよね。「ちょっとでもなにか食べられたら楽なのに…」少しでもお腹を満たして、イライラやフラフラを解消するベストな方法をご紹介していきます。
貧血の検査に影響のない朝食ってあるの?
実を言いますと、貧血の検査をする際、採血をするとしても食事の影響はほとんど受けないと言われています。ですから無理して朝食を抜く必要はありません。ただしその場合、お医者さんには必ず「朝ごはんを食べてきた」ということを伝えましょう。
貧血の数値は大丈夫でも別の数値に影響はありますから、自分の状態をお医者さんに伝えておくことはとても大切です。血液検査だけでお医者さんの診察を受けないのであれば、受付や看護師さんに「朝ごはんを食べてきた」と言えばOKです。
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しかしながら血液検査の基本は絶食(朝食抜き)なので、体調になにも問題がないのであれば朝食は抜いて行った方が無難です。つまり貧血を調べる採血でしたら「イライラしたりフラフラしたりといった不調が出る場合は無理して朝食を抜く必要はない」「体調になんの問題もなく平常でいられるなら朝食は抜いた方が良い」ということですね。
採血前でも安心して食べられるメニューはコレ!
貧血の検査でしたらいつも通りに朝食をとっていきましょう。ですが、ガッツリと食事をしたり貧血には関係ないからとお酒を飲んだりするのはいけません。飲み物は水やお茶にし、あとはご飯を食べるくらいにしておくのがベストです。
ずっと食事ができなくなるわけではないのですから、どんなにおいしいものが食べたくなっても朝食のメニューは至ってシンプルに。
ご飯の他には、豆腐やほうれん草を入れたお味噌汁、熱を加えたお魚、油をあまり使っていない野菜料理、それから果物も安心ですね。油をあまり使っていない野菜料理というのは、例えば“おひたし”などです。さて、この組み合わせを見てなんとなく思い出すものはありませんか?そうなんです、いかにも“和食”という感じなんです。
採血の前なら和食メニューが安心して食べられますね。では、どういうメニューがいけないのか?というと…。たくさんの油を使ったメニュー、食物繊維がたっぷりのメニューはやめておいた方が良いでしょう。それから“生もの”もあまり良くありません。
検便をする前日に生ものを食べてはいけないという話を聞いたことはありませんか?生ものを食べると便の中に細菌が混じり、正常な検査結果が出ないんですね。
血液検査の時も同じなんです。お肉やお魚を生で食べるのは我慢して、できれば野菜にも火を通しておくようにしましょう。
朝食の他に気をつけなければいけないことって?
貧血を調べるなら朝食は抜かなくても大丈夫ということがわかりました。和食メニューを心がけていれば、さほど大きな影響はありません。ですが、いくら和食メニューの朝食だったからといって“なんでもOK”というわけではないんです。先ほども書いたアルコール、貧血の検査だったとしても控えておきましょう。
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それから煙草ですね。煙草に含まれているニコチン、これも血液検査に影響してくるのです。そのため「アルコール」と「煙草」は血液検査が終わるまで、グっと我慢して下さいね。ちなみに血液検査の“絶食”ですが、10時間前からの絶食が基本となっています。そのため夜9時、病院によっては夜10時以降からの食事を制限しているんですね。
まとめ
そもそもなぜ血液検査をする時は朝食を抜かなければいけないのか。その理由は主に“血糖値”にあります。
血糖値とはそのままの意味で、血液中に含まれている糖の量を指します。ですので少しでも食事をしてしまうと血糖値が上がり、正常な数値がわからなくなってしまうんですね。せっかく採血をしたのに結果が正常じゃなかった…というのは避けたいところです。
その他、中性脂肪も上がりやすくなりますから、採血前にどんな理由があっても朝食を抜かなければいけないのは「血糖値」や「中性脂肪」を検査する時なのです。貧血の検査ならあまり深刻に考えなくても大丈夫ですので、ちょっとメニューに気をつける…くらいにしておくと気持ちもリラックスできて良いかと思います。