女性は貧血になりやすいと言われてますが糖尿病の人も注意が必要です。合併症として貧血を起こすことが結構多いんですね。でもこの貧血、食べ物で予防や改善できるんですよ。
貧血って糖尿病の合併症としては定番と言っても良いほど悩んでる人が多いんです。糖尿病に加えて貧血になってしまったらつらくてつらくて仕方がないでしょう。
疲れやすくなったりめまいがしたり頭が痛くなったり…。それに貧血は体にとっても良くないですから早めに治してあげなければいけません。糖尿病の人でも口にできる食べ物の中で、貧血予防や貧血改善に効くものがあるかどうかを調べてみました。
貧血は女性のものだけじゃないんです!糖尿病の人も気をつけて
糖尿病の合併症、貧血。糖尿病と診断されているなら貧血になっていないかどうか気にかける必要がありますね。ですが、どうして糖尿病だと貧血になりやすくなるんでしょうか?それは“腎性貧血”にあります。
男性にも貧血は起きる!症状は?ストレスが原因になってるかも?
- 腎性貧血→とても恐ろしい腎性貧血。糖尿病になり腎障害が起きると、赤血球が足りなくなってしまうんです。腎臓と赤血球の関係は“エリスロポエチン”にあります。いくつもの働きをしている腎臓ですが、エリスロポエチンというホルモンを分泌してるんですね。このエリスロポエチンは簡単に言ってしまえば赤血球を作ってくれるんです。でも、腎障害が起きて働けなくなればエリスロポエチンは作られなくなっていきます。結果として赤血球が不足し、貧血になってしまうんです。
腎性貧血は鉄分が不足してるわけではないので、鉄分をたっぷり補給しても良くなりません。
- 鉄欠乏性貧血→もちろん鉄分が不足して貧血になる恐れもあります。どういう時になるのか?と言いますと、間違った食事制限ですね。糖尿病になったからといって無理やりな食事制限をしてませんか?糖尿病に効果があると言われている糖質制限も、間違ったやり方をすれば栄養不足になってしまいます。
食べ物はどういうふうに工夫すれば良いの?お医者さんには言うべき?
糖尿病の合併症による貧血ですと重要になってくるのが食べ物、いわゆる食事療法です。血糖値を意識して肥満を改善するような食事が望ましいと言われてますね。
よく使われる食材が「ほうれん草」「動物性食品」です。ほうれん草は鉄分を多く含んでいますし、動物性食品はタンパク質を摂取できるだけでなくビタミンB12も含んでいます。鉄分の吸収を良くしてくれるタンパク質を摂取することはとても大切なんですよ。
ほうれん草をはじめ野菜はとてもオススメです。それから豆腐も貧血に効果があると言われてますし、糖尿病の人でも安心して食べることができますね。貧血の予防と改善のために、ぜひ日頃のメニューに取り入れて下さい。
ただし糖尿病の状態によってはタンパク質を制限しなければいけなくなることもあります。ですから必ずお医者さんに相談してから食事療法を始めるようにしましょう。先ほども書いた通り、間違った食事制限は症状を悪化させてしまうかもしれません。
症状はどんな感じなの?セルフチェックってできる?
糖尿病の人は、貧血になっても気づかないことがあります。でも、そのまま放っておくのはとても危険です。日頃から体の状態を気にかけて貧血になっていないかどうかセルフチェックしていきましょう!
腎性貧血の症状は第一に「疲れやすく」なります。いつもよりすごく疲れるな…と感じたら危険信号。さらに動悸や息切れが激しくなるので「ハァハァ」と肩で息をするような感じになります。貧血の代表的な症状「めまい」もありますし、なんと腎性貧血はむくみも引き起こすんです。
むくみは手や足へ顕著に出るので、手足の観察を怠らないようにしましょう。食欲がなくなったりあちこちかゆくなったりするのも腎性貧血の特徴。
「あれ?貧血なのに頭痛はしないの?」という疑問もあるかと思いますが、腎性貧血ですと“痛み”よりも“重み”を感じやすくなるんです。やたらと頭が重い…なんて症状が出てきたら、他に腎性貧血の症状がないかどうかチェックして下さいね。
まとめ
糖尿病の人は鉄欠乏性貧血よりも腎性貧血に気をつけて下さい。腎性貧血にならないよう糖尿病の人に向けて注意喚起もされているほど。とにかく糖尿病になっている以上、自力で治そうとしてはいけません。食事療法はなにかとつらいことが多いですがお医者さんに相談して適切な食べ物を取り、治していくようにしましょう。
それから糖尿病ですと飲んではいけないサプリメントがあります。サプリメントに含まれている糖質が原因なのでお医者さんの指示なしに飲むのは控えましょう。
煙草は糖尿病の治療を邪魔してしまうので、こちらもやめておいて下さい。腎性貧血の改善も大事ですが、まずはちゃんと糖尿病を治すところから頑張りましょう。