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青あざとは、皮膚の表皮のしたにある真皮にメラノサイトが増殖して出来ているあざです。

 

ぶつけてできるものもありますが、生まれつき体に現れている青あざは精神的な苦痛となってしまうこともあるのです。この青あざ治す方法はあるのでしょうか?

 

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青あざにはどんなものがあるの?

目立ってしまう青あざ!治す方法はあるの?青いあざは青色母斑と言います。一番みなさんが目にしたり、知っているのは赤ちゃんのお尻から背中にかけてついている「蒙古斑」ではないでしょうか。

 

参考:皮膚表面に赤いあざ!赤ちゃんの赤いあざは病気なの?

 

蒙古斑は日本人に特に多く、本来は皮膚のすぐ下の表皮にあるメラノサイト(メラニン色素を構成する物質)がその下の、真皮にまで浸透し増殖して、皮膚を通して青く見える症状です。

 

通常、蒙古斑は5歳くらいまでには、消えてしまいます。でもその中の3%ほどの人が「持続性蒙古斑」と言って、消えることなく残ってしまいます。

 

また、蒙古斑はおしりにできますが、これが腕や足、お腹や胸にできる「異所性蒙古斑」と言うものもあります。この場合も完全に消えないことがあります。

 

顔の広い面に生ずる「太田母斑」や肩から肩甲骨にかけて生ずる「伊藤母斑」などは、自然にきえることはないので、レーザー治療などで除去することになります。

 

通常の青色母斑とは、ほくろより少し青みがかったものをさします。ほとんどは1㎝以下で、隆起があり触ると硬いものです。

 

悪性化することはありませんが、大きいものだと「細胞増殖型青色母斑」の可能性があり、これはのちのち悪性化し、リンパ節に転移する恐れがあるため、治療が必要です。

 

青いあざの治療法はどんな方法があるの?

赤ちゃんのお尻にできる「蒙古斑」以外の青いあざは、ほとんどが自然に消えることはありません。発症部位があまり目立たなく特に除去の必要がない場合はほとんどがそのままの状態です。

 

参考:皮膚に黄色いあざのようなものが!これって病気なの?

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ところが、顔や首筋、手足の目立つところにある青いあざは、成長に連れて、心の悩みを引き起こし、生活に支障をきたすこともあります。それを防ぐには、レーザーで除去する治療が有効です。

 

  • 青色母斑の摘出手術

局所麻酔により、青色部と切除、母斑部分を取り残さずに除去する。細い糸と細い針で行うため、術後の赤みがおさまると、目立たなくなる。形成外科が良い。

 

  • レーザー治療
  • Q-スイッチ ルビーレーザー  
  • Q-スイッチ ヤグレーザー

 

青いあざのレーザー治療には、この2つのレーザー治療が有効。乳児期からの照射が可能。同一部位に3~10回の照射。3か月に1回の施術。外来治療。広範囲の場合は、全身麻酔で治療するため、入院が必要となる。

 

レーザー治療って痛くないの?何回くらい通ったら治るの?

レーザー治療は痛い!そう思っているため、恐怖で固まり、実際の痛みより強く感じてしまうこともあります。この痛みについては、個人個人でも違いがあるし、また、同じ人でも回数ごとに違う場合があるので、難しいところです。

 

よく、輪ゴムで打ったような痛みと書いてありますが、実際に受けた人は、楊枝で軽く刺した感じ、と言ったり、泣くほど痛かったと言う人もいるのです。

 

こうなったら、怯えても仕方がありません。レーザーが痛くて死んだ人はいません!先生や看護師の説明を良く聞いて理解したなら、少し恐怖が収まるかもしれませんね。

 

ただし、顔の広範囲や、体の半面を覆うようなものは、全身麻酔のもとで、安全に治療していきます。

 

また、青いあざのレーザー治療は、その深度によって治療期間が変わってきます。大きくて深いあざは、何年もかかることがあります。レーザー治療は3か月に1回照射します。と言うことは、続けても年に4回の治療なので、数年かかってしまっても仕方がないかもしれませんね。

 

さらに、大人になるにつれて、効果は薄くなってきます。そのため、治療の回数も増えてしまうのです。乳幼児期が一番効果が表れやすいので、専門医とよく相談して決めましょう。

 

照射した日や翌日は赤く腫れあがります。乳幼児は、意外とケロリとしていることが多く本人より、見ている親御さんのようがその見た目に参ってしまうことがあります。家族とも良く話し合った上で、協力し合いながら、お子さんの将来のために頑張りましょうね。

 

まとめ

生まれつきや、乳幼児に現れる青あざは、どれだけ心配しても止みません。発症部位を考えて、要らない治療は無理にしないことを勧める先生も多いようです。確かに、赤ちゃんにとっては、鼻風邪の診療でさえ病院は怖くて苦痛なのですから。

 

ただ、以前はレーザー治療がなく、学生時代に辛い思いをして大人になった人がたくさんいます。痛みの少ないうちに、取り除いてあげるのも、親の愛情かもしれませんね。

 

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