スポンサーリンク

 

足の爪は手の爪と比べてあまりじっくり見ないので、気がつくと巻き爪がひどくなって膿が出てきていた…ということもありますね。

 

そんな時には、慌てずにきちんと応急処置をすることが非常に大切で、間違った処置をすると、目も当てられないような酷い状態になることがあるので注意が必要です。

 

今回は、巻き爪が原因で膿が出てきた時の適切な応急処置について、詳しく説明していきますね。

 

スポンサーリンク

 

巻き爪から膿が出てきたらまずは患部を清潔に

巻き爪 膿巻き爪で皮膚から膿が出てきたら、すぐに患部を清潔に洗いましょう。

 

皮膚から膿が出ているということは、バイ菌が入って炎症を起こしている可能性が高いので、まずはそれ以上悪化させないために、患部を水道水で洗うことが先決です。

 

この時に、かゆいからといって熱湯をかけたり、患部をこすることは絶対にやめてください。(皮膚がダメージを受けて、一気に炎症が悪化します)

1.患部を石鹸と流水でよく洗い、清潔なタオルで水気を拭き取ります。
2.マキロンやイソジンなどの殺菌消毒薬で巻き爪と膿の周辺を消毒します。
3.膿を出す必要があるときは化粧用の綿やティッシュなどで患部の回りに適度な力を入れて膿を押し出します。
4.再度、殺菌消毒薬で患部を消毒し清潔なガーゼなどをあてておきます。

引用元・相模原・町田巻き爪矯正センター

消毒する際の注意点

自宅で消毒液を使う際は、患部のみにつけるよう気をつけて、周りの皮膚にはつけないようにしてください。消毒液も皮膚にとっては刺激となるので、健康な皮膚へのダメージを避けるためです。

 

特にマキロンなど液体の場合は、綿棒の先につけて慎重につけていきましょう。(消毒のため軟膏を使う場合も、容器に指をいれると雑菌が繁殖するので、綿棒ですくい取るのが正しい方法です)

 

そして、細菌が感染して悪化する前に、なるべく早く病院で診察を受けてください。

 

患部を消毒するのはあくまで応急処置であって、根本的に巻き爪の状態を解消しなければ完全に治ることはありませんから、早い段階の治療により、短期間で巻き爪を治すことが大切です。

 

また、化膿している場合、細菌に感染しやすく、水虫など別の皮膚疾患が起こっている場合もありますので、一度診察を受けておくと、他の疾患の対処もできて一石二鳥となります。

巻き爪から膿が出てきているのはどんな状態?

巻き爪 膿出典:https://goo.gl/lzyjia

皮膚から膿が出ているのは、細胞を修復するために出ている細胞液に細菌が感染し、傷口の修復を妨げている状態となります。

 

ですから、そのまま放置しておくと悪化していくので、正しい処理が必要となり、清潔にしておくのはもちろんですが、消毒をしっかりとすることが大切です。

 

患部が膨らんで皮膚を圧迫している場合、内部の膿を抜くという処理も自分でできますが、あまりおすすめはできません。それは、自分で行うには非常にリスクが高い方法だからです。

自分で膿を抜くのはリスクがともなう

どうしてかというと、中の膿を出すために外から皮膚を押すことで、圧力がかかり巻き爪がさらに悪化する可能性があるということがまずはあります。

 

さらに、皮膚の表面が大きく破れた場合、内部がむき出しになってしまい、細菌の感染するリスクが高まるということもあるのです。

 

皮膚の表面が破けるとなにもガードする膜がなくなってしまうため、細菌が侵入して炎症を起こしやすくなりますし、もし、水虫菌が侵入して繁殖し、爪にまで及ぶと爪白癬(つめはくせん)という爪の水虫となり、爪がボロボロになってしまいます。

爪は、皮膚の角質が硬く分厚く変化したものです。足白癬を放置していると、白癬菌が爪に感染して爪白癬を生じます。

スポンサーリンク

硬い爪の中は塗り薬が浸透しにくいので、爪白癬は通常の水虫治療用の塗り薬では治すことができません。

また、爪白癬から常に白癬菌が撒き散らされてしまうので、家族内で水虫の感染源になってしまいます。爪白癬になってしまう前に、きちんと水虫を治しましょう。

引用元・あおよこ皮膚科クリニック

どういうことかというと、爪も皮膚の一部なので水虫になるのです。周りの皮膚が巻き爪によってダメージを受けていると、白癬菌(はくせんきん;水虫の菌)によって水虫にかかりやすくなります。

 

そして、皮膚から爪へと白癬菌が伝染ると、爪白癬(つめはくせん;爪の水虫)という病気になってしまいます。

 

ただ、爪は普通の皮膚と違うため、水虫に感染すると爪用の水虫薬が必要になりますし、爪自体には神経が通っていないので、爪白癬だけでは痛みがないため見逃しやすく、そのまま放置すると爪がボロボロになってしまうのです。

 

爪がボロボロになると、巻き爪の治療の際に爪の形を引っ張る時、圧力に耐えられず割れてしまいますし、爪白癬が進むと爪が使い物にならなくなることもあります。

 

最悪の場合には、パックリと割れてしまったり、根本からはがれてしまうこともあるので注意が必要です。巻き爪が原因で皮膚が化膿し、膿が出てきたら(できればその前に)一刻も早く病院で治療を受けることが、早期改善のカギとなります。

 

参考:巻き爪が痛い!食い込んだ巻き爪の対処法まとめ

血行不良でも巻き爪になる可能性がある

巻き爪 膿

巻き爪になりやすいのは圧倒的に足の親指ですが、爪は皮膚の一部であるため、血行不良が原因で上手く育たず、巻き爪の原因となることがあります。

爪は皮膚が変化したもので、ケラチンというタンパクでできています。爪は、爪甲(爪本体)、爪半月(できたての部分)、爪母(爪を作る元)、爪上皮(あま 皮)、爪廓(爪周囲の皮膚)、爪床(爪と指骨との間のクッション)などが一体として機能します。

指先の”指肉”は筋肉の肉ではありませんが動物の肉球のように”肉”とよばれます。
引用元・中野区医師会|医療トピックス

爪は下にある爪母(そうぼ)というところで新しい細胞が作られているのですが、その間、爪の下に広がる毛細血管から栄養を受け取って伸びてくるんです。

 

しかし、体の末端にあり、足の指先は血液の循環が悪くなりやすい場所でもあるので、日頃から注意して見ておく必要があります。

 

人間の血液は心臓から勢い良く吐き出され、各臓器や細胞に栄養を補給しつつ全身を巡ってかえってくるのですが、足は立っていると重力がかかるため血液が停滞しやすい場所なのです。

 

その分、血液の流れを足の筋肉の動きで補っているのですが、あまり運動をしないと筋肉が働かないのです。

 

ただ、血行不良は簡単に見分ける方法があります。

血行不良は疲労感として体に現れる

血行不良というと漠然としていますが、血管は全身に繋がっているいるので、血液がうまく流れない時にはまず、だるさや疲労感という症状が出てくるのです。

 

巻き爪の初期段階は、まだ皮膚に食い込んでおらず、痛みもないのでわかりづらいですが、1つのチェックポイントとして長期間疲れがとれないと日が続いたら、足の爪をじっくり見てみるといいでしょう。

 

そうすることで、軽い段階で巻き爪を発見でき、改善することができます。

 

そして、特に疲れている時には、家では靴下を脱ぐか、スリッパに履き替えるなどして、足を締め付けない工夫をすることも効果的な方法となります。

 

参考:巻き爪の矯正は自分でできる!今スグやっておきたい方法は?

まとめ

巻き爪が原因で膿が出たら、患部を清潔に洗った後、きちんと消毒し、早めに病院で診察を受けましょう。

 

膿が溜まっている際には、爪が水虫に感染する危険もあるので、自分で膿を出すよりも病院でお医者さんに診せた方が、安全で治りも早いです。

 

参考:巻き爪が痛い!食い込んだ巻き爪の対処法まとめ

 

スポンサーリンク