春は昔から眠気を誘う季節として知られています。

 

昼間の暖かい日差しと夜の冷え込みの温度差が激しくなることで自律神経が対応できずにバランス調整がうまくいかないので眠気やだるさが現れるのです。

 

さらに花粉症の方はどうしようもないくらいの眠気や風邪の時のようなだるさを感じることがあるのではないでしょうか。

 

花粉症の症状を抑える薬を飲んでいると副作用として眠気が起こることもあり、一般的には薬を飲むことで眠くなると思われていますが、実は花粉症の場合薬を飲んでいなくても眠気が襲ってくることがあります。

 

今回はそんな花粉症からくる眠気とその対処法についてご紹介します。

 

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花粉症の人が眠気に襲われる原因

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まずは花粉症の人がどうして眠気に襲われるのか、その原因を知りましょう。

 

原因は一つではありません。最初に言ったように春という季節そのものが眠気を誘いますし、それ以外にも様々な原因があります。

日頃の寝不足

花粉症になると昼はもちろんのこと、夜でも鼻水が止まらなくなったり、鼻づまりになったりします。鼻がつまると上手に呼吸ができずにイライラすることも多いです。

 

特に寝る時に花粉症の症状が現れるといつものように眠ることさえ難しいこともあります。

 

そのため花粉症の季節は常に寝不足に陥りがちです。気がつかないうちに夜眠れず、そのせいで昼間もぼーっとしてしまう、眠気が襲ってくるというような症状が現れます。

体の疲労

花粉症の時には体がアレルゲンである花粉を排除しようとして咳やくしゃみが多く出ます。

 

実は咳やくしゃみをするのにも体力を大きく使っているのです。例えば一回咳やくしゃみをすると2キロカロリーほど消費します。

 

花粉症だと休む間もなく咳やくしゃみが出る人も多いですからそのような状況だと自分でも知らないうちに多くのカロリーを消費しているのです。

 

それだけ運動すれば体は疲れてしまいます。ただでさえ寝不足気味の時にそのような運動をすれば疲労が溜まってしまうことでしょう。これも原因不明のだるさや眠気に関わっています。

 

参考:くしゃみや鼻水が止まらない!即効で止める簡単な方法

呼吸が浅くなる

鼻づまりは花粉症の中でも最もポピュラーな症状です。鼻がつまっていると呼吸をするのが難しくなり、酸欠に陥りがちです。

 

花粉症対策としてマスクをする人が一般的ですが、それによってさらに呼吸は妨げられます。

 

それにより、軽く酸欠状態に陥ってしまい、血液中の酸素濃度が低下することによって眠気が襲ってきます。

 

風邪などの場合と違って花粉症はその季節になるとずっと軽い酸欠状態が続くことになってしまうので眠気も途切れることなく続きます。

薬によるもの

一般的に花粉症の時に眠くなる原因として知られているのは薬の副作用です。

 

アレルギー性疾患の一つである花粉症の対策としては抗ヒスタミン薬が処方されます。

 

ヒスタミンという物質はアレルギーの症状を引き起こす原因と言われています。その働きを抑制するのが役目です。

 

一方でヒスタミンには脳の働きを活性化する働きもあります。抗ヒスタミン薬を飲むことで花粉症の症状は軽減されますが、同時に脳の働きも抑制することになってしまうのです。

 

これが副作用で、それによって眠気や思考の低下が現れます。

 

花粉症の薬で眠くなる成分が入っているとパッケージに書かれているものを服用している時には自分でも気がつかないうちに作業の効率が悪くなることがあります。

 

危険な作業をする際や車の運転などは十分に注意が必要です。

 

参考:花粉症からくる頭痛は頭痛薬を飲んだら治まる?

花粉症が原因の眠気を解消する方法

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睡眠の質を高める

眠くなるということは上記のように体が疲れているという証拠でもあります。

 

花粉症でなかなか睡眠時間を確保するのが難しいという方は薬なども活用して、6時間以上はきっちり睡眠できるようにしましょう。

 

眠れない時には温かいお風呂にゆっくり使って体を温めるのが効果的です。昼間にどうしても眠くなってしまったら作業を中断して15分程度でいいので休憩して眠ると体がスッキリします。

食生活を変える

春は花粉症でなくても自律神経が乱れがちです。そこにアレルギー反応が加わって体は疲れている状態ですから、あまり無理をせずに食生活にも気を使ってみましょう。

 

お酒やタバコなどの刺激物は控えて、乳酸菌を積極的に摂取してみると良いですよ。

 

日頃から花粉症の薬を服用している方はそれだけで胃が荒れがちですから腸内環境を整えることができます。

 

ビタミンBには疲れやすさやだるさを解消する効果があるので、ビタミンBが入った食品、例えばレバーや鶏肉、納豆などを食べましょう。栄養バランスが取れた食生活に変えるだけでも自律神経が整って花粉症対策になります。

花粉症の症状を抑える

花粉症になって眠気が襲ってくるのはくしゃみや咳のしすぎ、鼻づまりなどが原因となります。そこでその原因を解消するのも効果的です。

 

鼻づまりが気になる時には鼻うがいをしてみましょう。鼻に水を入れる時には鼻の奥の塩分濃度と同じ濃度0.9パーセント程度の食塩水を作って行うと痛くありません。

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自分で作るのが怖いという場合には薬局で専用の水を購入することもできます。そのぬるま湯を鼻に吸い込んで反対側の鼻や口から吐き出して終わりです。

 

慣れれば自分ですぐにできるのでこまめに行うことで鼻の奥についた花粉を効率的に洗い流すことができます。

 

咳が気になる方は外に出る時はマスクをして花粉が入るのを防ぐのが効果的です。

 

会社や学校などでもこまめにうがいを行い、喉についた花粉を洗い流します。目のかゆみやショボショボに対しては眼鏡で対策して、目薬を使って洗浄するのがオススメです。

薬を変えてみる

最近では花粉症の薬でも眠くならないものが多く出ています。

 

抗ヒスタミン薬による副作用が気になる方は第二世代の眠くなりにくい抗ヒスタミン薬を処方してもらうことで眠気対策になります。

 

参考:ワセリンを鼻に塗るだけで花粉症に悩まされない!?効果的な方法とは?

眠くならない薬を選ぶ時に気をつけたい事は?

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入っている成分に注意する

基本的に眠くなると言われているのは第一世代の抗ヒスタミン薬です。

 

この薬にはくしゃみや鼻水を抑える効果があり、その分副作用として、強い眠気や口の渇きがあります。

 

そのため新たに改良されて最近では増えてきているのが第二世代の抗ヒスタミン薬です。こちらは第一世代に比べると全体的に効果がやや劣っており、予防効果があります。一方で副作用はほとんどないのが特徴です。

 

眠くならない成分配合という薬の中にはカフェインが使われているものもあります。カフェインには脳を覚醒させる効果があるので確かに眠くなりにくいですが、抗ヒスタミン薬の副作用を抑えるものではありません。

 

花粉症で薬を使用したいけど眠くなるのが心配だという方は市販薬を購入する際に第二世代の抗ヒスタミン薬が入っているものを選びましょう。

効き目の弱い薬から試す

薬を使用する際には基本的に効果が低いものから試します。

 

特に第二世代の抗ヒスタミン薬の場合効果が薄めなので人によっては効果を感じないこともあるようです。それを防ぐためにも使用する時間の間隔はしっかりと守って、マスクや点眼薬なども併用することが大切です。

 

初めから効果が強い薬を試すとそれだけ副作用の危険性もありますし、それ以降効果が弱い薬が効かなくなってしまう危険性もあります。

 

漢方は急激な症状の解消はありませんが、徐々に体質を改善してくれる効果がありますので、症状が出始める前から漢方を使って体質改善を目指すのもオススメです。

病院で処方してもらう

自分で薬を選ぶのが不安という方やどれが自分に合っているのかわからないという方は病院で処方してもらうこともできます。

 

薬の使用有無や花粉症の程度によって適した薬を処方してもらえますので安心ですよ。

 

参考:鼻水が緑色に?!考えられる原因や対処法は?

花粉症の治療方法

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花粉症はアレルギー反応ですから、それに対して正しく治療を行う必要があります。

 

今回は代表的な治療方法について二つご紹介しますので参考にしてみてください。

適切な薬の服用

残念ながら今のところ花粉症を完全に治してしまうような薬はありません。

 

そこで症状はシーズンに合わせて適切な薬を選び、正しく服用することでなるべく花粉症の症状を軽減させるのが大切です。

 

花粉症が始まる前のシーズンには初期療法といって抗ヒスタミン薬や抗ロイコトリエン薬などを使って予防的な治療を行います。

 

その後花粉症シーズンになったら、症状に合わせて適切な量の抗ヒスタミン薬や点鼻薬、点眼薬などを合わせて服用して対策するのが大切です。それからはシーズンの終わりとともに薬の量を減らしていきます。

 

花粉症がひどく気になるという方は花粉が飛び始める前から病院に行って適切な対策を取るのが治療の第一歩です。

 

かかりつけ医を持って自分の症状を細かくチェックしてそれを伝えることでより効果的な薬を処方してもらうことができます。

舌下免疫療法

この治療法は2014年から花粉症の治療として保険の適応になったものです。効果があるのはスギ花粉のアレルギーを持つ人で12歳以上から対象となります。

 

治療方法は花粉症の原因であるスギの花粉エキスを数滴舌下に持続的に垂らします。これを2年ほど続けると花粉症の症状が軽減されていくのです。

 

人の体は急に入ってきたものを異物として勘違いしてしまい、花粉に対してアレルギー反応を起こします。

 

そこで少量のアレルゲンを持続的に取り込むことで体の中で花粉を異物だと思わなくさせるのがこの医療法の目的です。

 

今のところ舌下免疫療法によって花粉症が全くなくなることはないようですが、症状がかなり和らぐ効果があります。

 

参考:花粉症は鼻水の色でわかる!?花粉症と鼻炎の違いや対処法まとめ

まとめ

春になると花粉症で悩まされる人が多いですよね。

 

花粉症になると鼻づまりや咳、くしゃみなどが原因で眠気に襲われることがあります。

 

自律神経のバランスを保つために健康的な生活を心がけて、睡眠をしっかり取るようにすれば、免疫力も高くなり花粉症に負けなくなってきます。

 

最近の薬には眠くなる成分が少ないものも多いのでそれらを活用して花粉症の季節を乗り切りましょう。

 

参考:ヒノキ花粉のアレルギー症状は何?スギ花粉との違いとは ?

 

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