足の裏に違和感。
「なんか皮膚が硬くなってるけど、これは何だ?」
とびっくりしたことはありませんか?硬くなっているのは、足の裏にイボや魚の目ができているからかもしれませんよ!足の裏を例に挙げましたが、この出来物ができるのは、足の裏に限りません。
角質がある部分なら、ほかの場所にだって発症する可能性があるかもしれないんです!こう聞いても、
「イボと魚の目、何が違うの?」
と思う人もいるのでは?そこで、イボと魚の目の見分け方、対処方法をお話しします!あなたを悩ませているのは、どちらなんでしょう。一緒に見ていきましょうね!
目次
足の裏のイボと魚の目、どう見分ける?!
一見、同じに見えるかもしれません。でも、
「またイボできてる…」
と思っていたら、実は魚の目だった、魚の目だと思っていたらイボだった、ということもあるんです!
ちゃんと見分け方があるので、的確に判断しましょうね。これから、見分け方をお教えしますよ!
イボの特徴
- 表面に盛り上がりがあり、ぼこぼこしている
- 茶色っぽい
イボは、意識には疣贅(ゆうぜい)と言います。いろいろな種類がありますが、よくできるのは尋常性疣贅といい、以下の特徴があるんです!
手や足にできやすいものですが、ひじやひざのような怪我をしやすい部分にできるのも特徴です。
魚の目の特徴
- 硬くなった部分の真ん中が黒くなっている
魚の目は、皮膚の内部に向かって、角質が厚くなります。
そして、硬くなった部分の中央に黒い芯ができます。その見た目は、まるで魚の目!イボよりも外観はわかりやすいと言えます。
また、芯が皮膚の奥の神経まで達すると、歩くたびに痛みが走ることも。
いかがでしょうか。あなたの違和感は、この2つのどちらかなのでは?また、イボや魚の目は、できてしまう原因も違うんですよ!
どうしてイボはできる?
イボ(尋常性疣贅)ができる原因は、なんとウイルス感染!
ヒトパピローマというウイルスが、皮膚に入ってくることで感染し、イボができてしまうんです。
どうして魚の目はできる?
一方こちらは、皮膚の一点にだけ、摩擦や圧迫などが長い期間加わり続けることで出来てしまいます。
長い間ずっと刺激を受けていたわけですから、皮膚の角質層が硬く、厚くなっていくことが原因なんです!
こうして見ると、イボと魚の目にはいろいろ違いがありますよね。ということは、できてしまったときの対処方法も違うんです!
足の裏のイボや魚の目、対処方法は?
イボや魚の目ができてしまったら、不快ではやく治したいでよね。
しかし、ちゃんとした方法で治さなければ、症状を悪化させたり、広がってしまったりすることがあるんですよ!そんなことにならずに治すためには、どうすれば良いのでしょうか?
これから、一緒に見ていきましょう。
イボの対処方法とは?
イボは、ウイルスに感染することでできてしまう、とお話ししましたよね。そんな原因だからこそ、対処には注意が必要なんですよ!例えば、
「皮膚が硬くなって、ぼこぼこしてるから、削って平らにしよう!」
なんて考えはNG。他の部分にウイルスが広がって、イボを増やしてしまうかもしれません!
無理に硬くなった皮膚をはがそうとせず、サリチル酸が入ったが薬を患部に塗りましょう。サリチル酸は、皮膚をやわらかくしてくれる成分。イボができて硬くなった部分をやわらかくなると、皮膚の再生が活発になるんです!
しかし、イボは再発しやすいものとされています。表面に薬を塗って、浅いところのウイルスは取れたとしても、角質の奥深くにはまだウイルスが残っている可能性があるんです!確実なのは、皮膚科を受診すること。
そうすれば、状況にあった治療や処方が受けられるだけでなく、ウイルスを根絶することができますよ!
魚の目の対処方法は?
魚の目を悪化させないようにするには、患部に刺激を与えすぎないことが大切です。歩くと痛みがある場合は、ドーナッツ状の保護用絆創膏が役に立ちます!魚の目のまわりをドーナツの円が囲むように貼れば、靴の摩擦や体重がかかって圧迫されることを防げますよ!
絆創膏は、足裏用や足指用などいろいろな種類があるので、自分の症状にあるものを探し、使ってみましょう。
また、痛みの原因・芯を除去するには、イボと同じサリチル酸が入った薬が有効です!そのための薬には、絆創膏のようなパッドタイプや、液体の塗り薬がありますよ。
悪化すると、魚の目のまわりが腫れあがったり、膿(うみ)を持ったりすることもあるので、炎症の治療が必要になります。必ず病院を受診しましょうね。
魚の目は、芯を取らなければ完治しないと言われます。いくら市販の治療薬を使っても、芯が角質の奥深くに達していれば、除去しきれない可能性もあります。
この場合も、医師の診断を受けて適切な治療をしましょう。
イボ・魚の目の対処ができる、市販薬はあるのか?!
「皮膚科を受診しましょう」
といっても、つらいイボや魚の目に気づいたのが仕事中だったり、夜中だったりすれば、すぐに受診、というわけにいかないかもしれませんね。自分で痛みなどの症状を和らげるには、市販薬を使ってみましょう。
ここで、おすすめの薬を紹介しますよ!
イボコロリ(横山製薬)
この商品は、知っている人が多いかもしれませんね!サリチル酸で硬くなった部分をやわらかくして取り除く、角質剥離剤(かくしつはくりざい)です!
イボコロリといネーミングですが、イボはもちろん、魚の目にも使用でき効果がある優れもの!液体タイプと絆創膏タイプ(S・M・Lサイズ)、内服薬があるのも、うれしいですね!
ウオノメコロリ(横山製薬)
こちらはイボコロリの兄弟分といったところでしょうか。乾燥して硬くなった角質を湿らせるため、サリチル酸のほかに乳酸も配合されています。頑固に根を張った魚の目にはぴったりと言えるでしょう!
また、ウオノメコロリには魚の目パッドも付属。これで外出も安心ですね!ウオノメコロリも、液体、絆創膏、内服薬があり、ウオノメパッドを単品でも展開しています。
スピール膏(ニチバン)
ここまで紹介してきた〇〇コロリシリーズと同じく、液体タイプと絆創膏タイプがあります。薬剤と絆創膏がセットになった、ワンタッチタイプが手軽でおすすめです!
全6タイプと、種類や形状が豊富なのもうれしいポイントです。
イボ・魚の目用の市販薬がこんなにあるのは、たくさんの人が悩んでいるからではないでしょうか。
「イボとか、恥ずかしい…」
なんて思っていませんでしたか?あなたと同じ気持ちの人は、たくさんいるんです!一日も早く、治療を始めましょう!
参考:ウイルス性からくるイボの原因とイボを除去する方法まとめ
まとめ
見た目が似ているイボと魚の目ですが、原因も症状も違っていました!イボは、ウイルスに感染することが原因で、皮膚が硬くなり、茶色っぽく表面がぼこぼこします。
魚の目は、一点を長期間圧迫することで、その点が硬くなり、表面に黒い目のようなものができますよ。原因も症状も違いますが、効果があるのはサリチル酸で角質を柔らかくすること。
市販薬もたくさん販売されていますが、一日も早く根治するには、やはり皮膚科を受診することが必要でしょう。一口にイボ、魚の目と言っても、その状況は一人ひとり違うものです。
「あの子は市販の薬で治ったから、私も…!」
とはうまくいかないものなんですね。イボや魚の目は、あなた以外にも悩んでいる人がたくさんいます。恥ずかしいことなんてないんです!治療して、きれいな角質を取り戻しませんか?
参考:イボは液体窒素で除去するべき?その他の方法とそれぞれメリット・デメリット