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下痢は厄介な症状ですが、それに発熱が加わると更に苦しくて大変ですよね。

 

下痢と熱が引き起こされるこの辛い症状の病名は何なのでしょうか。今回はその謎の症状の正しい原因と病名をわかりやすくまとめていこうと思います。

 

この記事を読めばもう謎の下痢と発熱に悩まされる事はありませんよ。大病の始まりかもしれないと不安になるったり、場合によってはすぐに病院が必要になる事もあるので、放置だけはしないようにしてくださいね。

 

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下痢の症状時に発熱がある原因

下痢 熱

早速何故下痢の症状が出ている時に発熱してしまうのか、その原因を探っていこうと思います。

 

下痢の症状時に発熱がある原因として考えられているのか以下の場合です。

 

  • 生理前で体温が上がって、ホルモンバランスの崩れで下痢症状を伴う(※女性のみ)
  • 嘔吐下痢症
  • 日本脳炎
  • インフルエンザ
  • 細菌性赤痢

 

軽症なものから重症で命を落とす物まで様々存在するのです。では、一つ一つの症状について確認していきましょう。

生理前の熱を伴う下痢

女性は生理前には体温が上がるものです。

 

そして、ホルモンバランスが崩れやすく、そのホルモンバランスの崩れから頭痛や下痢を引き起こしてしまうのです。生理前に来る事もありますし、最中に下痢をする人、そして生理後に下痢をする人もいます。

 

この下痢は特に体に負担になる訳ではありませんし、自然と治癒するものなので心配はいりません。辛い時は産婦人科で症状を相談してみましょう。

嘔吐下痢症

嘔吐下痢症も下痢と熱を伴う特徴を持っています。嘔吐下痢症は名前の通り、下痢と熱に加えて嘔吐がある場合もありますが、嘔吐を伴わない場合もあるのですごくわかりにくい可能性もあるんです。

 

嘔吐下痢の感染経路は風邪と似ており、分類としては感染症胃腸炎に分けられています。特に冬の感染が多いと言われていますが、その冬の中でも前半にノロウイルス、後半にロタウイルスが流行りやすいと言われています。

 

症状として、ロタウイルスの方が高熱になりやすく、重症化しやすい為に高齢者や子どもの死亡率が高くなってしまっています。嘔吐下痢症の特徴である高熱と下痢を確認したら、すぐに病院へと行きましょう。

 

ノロウイルスなどは飛沫感染もありえるので、家族内で観戦しないようにする工夫も必要です。これが俗に言う胃腸風邪の正体です。

日本脳炎

一時期は最も日本で恐れられた病気の一つです。現在は予防注射も開発されて発症率もぐっと下がっています。日本脳炎は、蚊に刺される事で頭痛や高熱を引き起こし、更に嘔吐も伴う恐ろしい病気です。

 

更に恐ろしいのは、この病気には後遺症の可能性があり、後遺症が残ってしまうと、体の痛みを感じにくくなってしまう意識障害や、体のどこかに麻痺を残してしまうそうです。

 

後遺症は一生完治する事はないので、こうならない為にも予防注射はしっかりと受けておきましょう。

インフルエンザ

毎年型を変えて猛威を振るうインフルエンザ。あまり知られてはいませんが、医学が発達した今でも、高齢者や乳児達の命を奪う病でもあります。

 

インフルエンザは毎年型が変わり、予防注射もその年に流行りそうな抗体を打ち込むというスタイルでしたが、現在はどの型にも有効と思われる予防接種を摂取する事で、大幅にインフルエンザにかかる可能性を下げる事が出来ます。

 

現在流行っている新型のインフルエンザは、従来の脳や肺に症状をきたすものではなく、消化器系に影響を及ぼすと言われています。その為、最近のインフルエンザでは嘔吐も伴うのです。

 

高熱で節々の痛みを感じるけど、嘔吐があるからインフルエンザではないとは考えてはいけません。すぐに病院へと行ってくださいね。

 

参考:インフルエンザの予防接種に副反応アリ?発熱することも!?

細菌性赤痢

かつて赤痢は人の命を奪う非常に危険な病気でした。日本でも赤痢菌が大流行した際には大勢の死人が発生しました。

 

現在は薬も開発され、よほどの重症でない限り命は助かると言われています。赤痢は感染力が非常に強く、赤痢菌によって汚染された水や食べ物を食べたりする事で感染します。

 

現在日本ではほとんど赤痢菌は確認されていませんが、海外では現在も赤痢菌の温床となっている場所は多く、海外旅行の際は注意が必要です。

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胃腸風邪の原因と対処法

下痢 熱

では、ここでは更に詳しく記事のタイトルにもある胃腸風邪の詳しい内容を見ていきましょう。

 

まずは胃腸風邪の分類です。胃腸風邪は上記でも説明したように、感染症胃腸炎の症状を指します。

 

  • アデノウイルス
  • ノロウイルス
  • ロタウイルス(※対象は6歳以下)

 

この3つが主な病名として挙げられます。では、この3つの特徴や原因、対処法についてみていきましょう。

アデノウイルス

アデノウイルスはあまり耳に慣れない単語ですよね。アデノウイルスは水や食べ物によって感染が拡大する特徴を持っています。

 

よく夏にプールに行った後に、風邪を引いたり下痢をしたりするのも、このアデノウイルスが原因だと言われ、プール熱と呼ばれる事もあります。代表的な症状は下記です。

 

  • 咽頭炎
  • 高熱
  • 結膜炎
  • 下痢

 

そして、アデノウイルスの感染理由となるのが、

 

  • 飛沫感染
  • 接触感染(※キスなどの唾液が入り混じる物)
  • 糞口感染(※便の処理などをしてその便の飛沫が口腔から入り込む事)

 

の3点です。大人が感染すると胃腸炎などの症状も一緒に引き起こされるので、胃腸風邪と呼ばれるのかもしれませんね。

 

プール熱を防ぐ為にも、プールに入った後はしっかりとシャワーを浴び、うがいも必ず行っておきましょう。

ノロウイルス

ノロウイルスは皆さんもよくご存知だと思います。一時期爆発的に日本中で流行りました。

 

便や嘔吐の飛沫感染などかなりの強い感染力を持つ事で、学校や保育園などの小さなコミュニティの中で爆発的に流行をしました。ノロウイルスは上記でも言ったように、飛沫感染や吐しゃ物(としゃぶつ)、下痢便を処理する中で口に飛沫が入る事で感染を引き起こします。

 

ノロウイルスの吐しゃ物かもしれないと感じた時は、以下の方法で処理を行いましょう。

 

  1. 吐しゃ物が発生したらすぐにマスク・手袋を着ける。

  2. 吐しゃ物にアルコール消毒を吹きかける。

  3. 吐しゃ物の上に新聞などを敷き、その上から更にアルコール消毒を吹きかける。

  4. 吐しゃ物を2~3重に包んだ袋に入れて、人が近づかない場所に置いておく。

これだけの対策をする事が必要です。吐しゃ物が発生しても、すぐに駆け寄るのではなくしっかりと対策を行いましょう。

ロタウイルス

これは症状が限定され、6歳以下の子どもに発生する症状です。

 

不思議な事に現在も感染経路ははっきりしておらず、1月~4月の間に爆発的に6歳までの子どもの間で流行る症状である事のみが報告されています。

 

他のウイルスよりも症状がかなり重篤(じゅうとく)で、嘔吐と下痢と高熱がいきなり現れます。その症状もかなり苛烈なので、脱水症状にも陥りやすく水分補給が欠かせません。

 

しかし、水分補給も出来ない程に下痢が酷い場合は、病院で点滴処置をしてもらう必要があるので、必ず病院へと行きましょう。

 

参考:食後からどのくらいで腹痛・下痢になる?原因の特定方法も

まとめ

熱や下痢を伴う症状はかなり辛いものですが、すぐに病院に行き治療を行えば後遺症もなく1週間以内には元気な姿を取り戻す事が出来ます。しかし、稀に高熱によって脳症を起こしてしまう場合もあるので、油断は禁物です。

 

必ず様子を見ながら、変わった事があればすぐに病院に連絡を取って指示を仰いでください。負ってしまった後遺症はほとんどが一生付き合っていかなければならない物ばかりです。そうならない為にも、特に子どもの熱と下痢には注意が必要です。

 

子どもの熱と下痢の症状のお世話をしていた親が次に移ってしまう事も珍しくはありません。子どもからは移らないだろうなんて考えないでくださいね。

 

子どもの吐しゃ物や下痢にだって沢山の細菌が含まれています。たとえ家族間であろうとも、下痢の間はトイレを分けたり、処理する時は必ず手袋を装着してマスクを着けるなど徹底しておきましょう。

 

参考:睡眠中の夜中に突然腹痛がやってくる!夜中にお腹を壊す原因は?

 

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