擦り傷ができると、傷口から透明の液体が湧き出てきますね。この液体は浸出液と呼ばれる体液です。

 

この浸出液は傷を察知した体内の自然治癒力のチームで出来ている優れものなのですが、異常の無い皮膚に着くとかゆみやかぶれが起きるのです。このかゆみじたいはどうにもならないのでしょうか?

 

スポンサーリンク

 

擦り傷の周りがかゆくなるのはどうして?

擦り傷の周りがかゆいのはどうして?傷から出てきた液体が関係してる?擦り傷の周りがかゆくなるのには、いくつかの原因があります。ひとつは「かさぶた」ができてしばらくすると襲ってくるかゆみです。耐え切れず掻いてしまい、また出血してしまうこともありますよね。

 

参考:擦り傷や切り傷の治りかけが絶対にかゆくなるのは何故?薬は塗るべき?

 

かさぶたが出来ると言う事は、その部分が乾燥していると言う事です。かゆみは乾燥から起こります。人の皮膚には角層があり、外部からの刺激物の侵入を防いでいます。乾燥するとその角層が破壊されて、刺激物が侵入してしまうのです。

 

角層の下の真皮にはマスト細胞と言う「かゆみの素のヒスタミン」を蓄えている細胞があります。そのヒスタミンが刺激物により活性化し、神経を刺激してかゆみを起こします。

 

すこしでも乾燥を防ぐために、ベビーオイルを塗ると多少は緩和されるかもしれません。かさぶたとは言え、傷口なのであまりめちゃくちゃなクリームは塗りたくないですよね。オロナインやワセリンも、傷口に悪影響はないので、良いかもしれません。

 

冷やすというやり方もありますが、これは一瞬かゆみが落ち着きますが、あとでリバウンドがくるようなので、おすすめできません。

スポンサーリンク

 

擦り傷のかゆみと、傷から出てきた液体は関係あるの?

擦り傷ができると傷口から透明の液体が出てきますね。この液体は浸出液と言って、自己治癒力の働きから出てくる体液です。この浸出液は傷口には特効薬ですが、普通の皮膚にとっては刺激が強すぎ、かゆみやかぶれを起こします。

 

参考:傷口の化膿を止める薬ってステロイド剤なの?非ステロイド剤もある?

 

溢れてくる浸出液をそのままにしておくと、周りの皮膚に着き、かゆくなる事があります。

 

最近はこの浸出液を上手に使って治療する湿潤療法が主流となっています。以前のように、傷口を消毒して乾燥させてかさぶたをつくる「ドライヒーリング」ではなく、傷口を浸出液で乾燥させない「モイストヒーリング」と言う治療方法です。

 

自宅でのやり方として、食用ラップを使った方法が情報番組やネットで紹介されています。これは、傷口から出てきた浸出液を乾燥させないために、ラップにワセリンを塗り、傷口を覆いう方法ですが、ラップにいくつか穴を開けることや、毎日きれいなものに貼りかえること。

 

また、そのたびに傷口を洗い流すことなどの注意点があります。これらを怠ると、浸出液が皮膚に広がり、かぶれを起こしかゆくなります。赤いブツブツができたり、ひどいと赤く腫れあがってしまいます。

 

また、皮膚の弱い人は白色ワセリンにかぶれることもあります。白色ワセリンよりも不純物の少ない「プロペト」は値段は高くなりますが、赤ちゃんにも使えるものなので、かぶれにくくなります。

 

まとめ

以前はかさぶたになれば傷は治ると信じられてきましたし、疑ったこともありませんでした。ところが、今はかさぶたは皮膚の再生の妨げになると言われ、なるべく作らない治療法が主流です。

 

あのかゆみに泣かされた日々はなんだったのか・・・と思いますが、今となっては仕方がないことですね。

 

かさぶたを作らないようにしたいと思っても、外出先でのケガや、設備の整っていないような場所でのケガなどで、モイストヒーリングが間に合わなく、かさぶたになってしまった時は無理にはがすと傷が悪化したり、感染症をおこすなどの心配がありますので、そのままにしましょう。

 

そして、かさぶたがパリパリにならないように上からワセリンを塗るだけでもかゆみには効き目がありそうですよ。

 

モイストヒーリングの治療方法なら、やり方を間違えなければあの苦しいかゆみに襲われることもなさそうです。そのためには、しっかりと方法を学ばなければいけませんね。

 

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう