「いつの間にかにまた深爪…!」
そんな悩みを抱える人の中に、爪を無意識に噛んでじまう癖をお持ちの人も多いのではないでしょうか?爪噛みの癖を正すのは難しく、根気のいることです。
無意識に習慣化されてしまっているものだから、なかなか爪伸びず、深爪が慢性化して困っている人も多いのではないかと思います。爪噛みによる深爪を治すには、根本の原因である爪噛みの習慣を改善することが、必要不可欠です!
では、爪噛みの原因として考えられることを探りながら、解決方法、また、自分で出来る深爪矯正の方法についてご紹介します!
目次
深爪を矯正させるために爪噛みの習慣を改善するには
爪噛みは習慣化になっていることがほとんどで、習慣を改善するには、本人の強い意志と、根気が必要です。ですが、原因を探りそれらを緩和できる方法が分かれば、少しだけ乗り越えられそうで嬉しいですよね。
では、爪噛みの習慣を改善する方法をご紹介します!
精神的なケア
習慣化された爪噛みには、ストレスや情緒不安定、欲求不満といった、精神的な原因が大きな割合を占めています。
お子様の爪噛みに気付いたら、お子様を取り巻く環境の変化や、お子様への対応の仕方など振り返ってみて下さい。
進級によっての環境の変化、引っ越しによっての生活環境の変化、または、突然弟や妹が出来、両親の愛情が自分に向いていないと感じ不安を抱えている……そんなタイミングで爪噛みが始まることも多いのです。
大人の爪噛みには、仕事や家庭、人間関係でのストレスが大きく関わっています。心のSOSが爪噛みとして現れているので、まずは精神的なケアが必要です。
場合によっては、心療内科を受診し、専門的な治療を受けることをお勧めします。
手荒れのケア
爪噛みの習慣を自覚されている方、是非ご自分の手を観察して下さい。手荒れしていませんか?
爪噛みの習慣がある人の多くに、手荒れがあるとされています。手荒れにより、爪周辺にできたささくれが気になり、結果、爪噛みの習慣に繋がってしまうのです。
手荒れからのささくれに心当たりのある人は、保湿力の高いハンドクリームで、こまめな手荒れのケアを心掛けて下さい。
サロンでのケア
爪噛みの習慣を改善するのは、一筋縄とはいかないところも否めません…。
今、ネイルサロンで深爪矯正なる施術を行っているのをご存じですか?ネイルサロンを利用した経験のある人ならご存知かと思いますが、スカルプチュアやジェルネイルで深爪矯正ができるのです!
ネイルサロンは爪の専門家!是非この機会に、ご自分の爪の困りごとをご相談されることをお勧めします。
参考:爪の根本にある白い部分がないのは異常?健康状態は関係ある?
自宅でもできる!ジェルネイルで深爪矯正
爪噛みの習慣を改善する方法の一つに、ネイルサロンでのケアをお勧めしました。
スカルプチュアやジェルネイルで、人工的に長い爪を作って、深爪を改善しよう!と言う方法です。ネイルサロンというと、どうしても女性的なイメージがあり、男性はちょっと近寄りがたかったり、女性でも、定期的に通うとなると躊躇してしまったりしますよね…。
しかし実は、ネイルサロンでの施術が自宅で自分で簡単にできてしまうのです!スカルプチュアはジェルネイルに比べると、施術が難しく、技術と経験が必要となるため、今回はジェルネイルでの深爪矯正の仕組みと方法についてご説明します。
ジェルネイルを使った深爪矯正の仕組み
ジェルネイルとは、合成樹脂を成分とした、ゲル状の液体で、LEDライトやUVライトを当てることで硬化する特性があります。
是非、健康な爪を想像してみて下さい。健康な爪は、艶があり、ピンクの部分(ネイルベッド)が長く、その上にバランス良く白い部分(フリーエッジ)があるかと思います。
深爪が慢性化すると、このフリーエッジの部分を噛んだり剥がしてしまうため、どんどんネイルベッドの範囲が狭まり、不健康な艶のないガタガタした小さな爪になってしまうのです。
ジェルネイルは強度が強いため、爪を噛む癖が出てしまっても、簡単には噛めません。爪噛みの習慣を阻止しながら、自爪を伸ばし、ネイルベットを育てよう!というのが、ジェルネイルを用いた深爪矯正の仕組みです。
準備する物
今ではセルフネイルセットなるものが市販されていますが、深爪矯正目的ならば、もう少しコンパクトで良いかもしれません。深爪矯正に必要なものについてご紹介します。
- ファイル(爪表面を削る物です。)
- キューティクルリムーバー(甘皮をふやかす働きがあります。)
- メタルプッシャー(ふやけた甘皮を押し上げる働きがあります。)
- ジェルクリーナーとワイプ(爪表面の油分を除去します。ワイプはキッチンペーパーで代用できます。)
- チップ(爪の長さを出すのに使います。チップはご自分の爪のカーブに合う物を選んでください。)
- チップカッター(チップを好みの長さに切る7のに使います。)
- ネイルグルー(チップの接着に使います。)
- クリアジェル(仮の爪になります。)
- トップジェル(仕上げに使います。)
- ネイルブラシ(ジェルネイルを塗るのに使います。)
- LEDライト/UVライト
前処理
- キューティクルリムーバーを使って甘皮をふやかし、メタルプッシャーで押し上げます。
- ファイルを使って爪表面を削ります。細かなところまで、爪全体をまんべんなく削って下さい。また、深爪の方は、爪が弱っているため、優しくまんべんなく削って下さい。(この作業をサンディングと言います。)
- 甘皮処理やサンディングで出たカスをきれいに払います。(ブラシなどを使うときれいに落ちますよ!)
- ジェルクリーナーを染み込ませたワイプ(キッチンペーパーで代用可。)で爪表面の油分を除去します。
塗り方の手順
- 自爪とチップの接着面になる部分(チップの根本)をファイルで削ります。
- チップの裏面1.5mm~2mm程にネイルグルーを塗り、自爪に接着します。(空気が入ると剥がれやすくなるので注意して下さい。)
- 隙間ができないよう、抑えながらライトに当てて硬化させます。
- 長さを出す部分にジェルを塗りライトで硬化させます。
- ネイルブラシで爪全体に均一にジェルネイルを塗りライトで硬化させます。
- 未硬化のジェルを拭き取り、チップをはずします。
- 削って形を整えます。
- トップジェルを塗ってライトで硬化します。
- 未硬化のジェルを拭き取り完了です!
クリアジェルを使うことで、男性でも自然に矯正できると思います。また、女性はカラーやアートを取り入れてファッションとしても楽しめそうですね!
ジェルネイルでの深爪矯正が不向きな爪
画期的で効果的なジェルネイルでの深爪矯正ですが、重度な深爪には不向きと言えます。是非ご自分の爪の状態と照らし合わせながらチェックしてみて下さい。
- 爪周辺に傷がある。
- 極端に爪が短い。
- 爪がカビに侵されている。
以上の項目に当てはまる方は、ジェルネイルを用いた深爪矯正は不向きです。まずそれらを改善する必要があるため、皮膚科を受診されることをお勧めします。
まとめ
いかがでしたか?辛い深爪も自分で施術できたら嬉しいですよね!
ご自分で出来る深爪矯正の一例をご紹介しましたが、もしご自分での施術が不安の場合は、一度ネイルサロンで施術してもらい、使用感を試されてみてからでも良いかと思います。
皮膚科やネイルサロンで専門的にみてもらうことで、ジェルネイルが不向きの場合もあります。まずはご自分の爪の状態を正しく知ることから始めてみましょう。
参考:深爪で爪先が痛い時の対処法は?深爪しない為にできること