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突然クラっとする立ちくらみは、驚いてしまいますよね。ところが、この立ちくらみ、一日に何度も繰り返すようになってしまう事があるんです。体の中で何が起きているのか不安になり、外出も怖くなってしまいます。

 

このような場合には何に注意すれば良いのでしょうか?

 

 

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立ちくらみを繰り返す病気ってどんなもの?要注意なものとは!

立ちくらみ,多い,原因
立ち上った時にクラっとする立ちくらみですが、1〜2回起こったくらいだと、忘れてしまう程度の出来事ですよね。ところが、1日に何回も起こったり、頭が揺れるほど強い立ちくらみだったり「何かおかしい」と感じさせるような立ちくらみなら、病院へ行きましょう。

 

たかが立ちくらみだと甘く見ていると、脳の病気だったりします。気になった時は、自分の直観を信じて、診てもらいましょう。立ちくらみを起こす原因として考えられる病気は、起立性低血圧・貧血・耳からくる病気・脳の病気・低血圧がありますが、めまいと間違えやすいため、クラっとするものをすべて立ちくらみと判断している人も多いのです。

 

立ちくらみを繰り返す病気に「起立性低血圧」があります。これは、座り込んでしまうほどひどいものや、さらには意識を失うものまであり、倒れて、大ケガをする心配があるものです。症状は、数分で治まるものが多く、その後は普段通りの生活ができます。

 

ただし、この起立性低血圧は、何度も繰り返すことが多く、そのたびに、症状がひどくなることがあります。 若い女性が発症することが多く、高齢になるまで続くことも多くあります。高齢になると、食後低血圧を併発し、意識喪失を繰り返すことになります。その際、骨折や頭部挫傷などの大ケガをし、その後寝たきりになることも、少なくありません。

 

若い女性に多いと言えば、「貧血」が思い浮かびます。この場合の貧血とは「鉄欠乏性貧血」を指します。鉄分不足により、赤血球のヘモグロビンが少なくなり、全身をめぐる酸素が少なくなる事で、脳が酸欠を起こしてしまう状態になります。 そのため、常に眠気や、倦怠感、疲労感が付きまとい、顔色が悪かったり、体が冷えたりします。

 

血行不良を起こしているため、頭がボーっとしたり、頭痛や吐き気も起きやすく、立ちくらみやめまいも起こります。この鉄欠乏性貧血の場合は、鉄剤の投薬治療で改善されますので、早めに病院へ行くことをお勧めします。

 

そして、怖いのが脳の病気です。脳の病気の症状は、人それぞれ違うので、「絶対にこうなる!」と言うものではありません。一般的に多いのが、立ちくらみと同時に、片側の手足のしびれや、口のしびれ、ろれつが回らないなどの症状が出たら、要注意と言うものです。

 

でも中には、ただの立ちくらみが数回続いただけしか、症状が出ないまま脳梗塞を発症した人もいますし、立ち くらみさえ起きなかったと言う人もいるので、とにかく、気になることがあったら、すぐに病院に行くことです。

 

耳からくる病気は、数分から数十分続く回転性のめまいや、寝た状態でも起こるような激しい回転性めまいが多くみられるため、クラっとする立ちくらみとは、症状が違うようです。

 

起立性低血圧のように、突発的な低血圧ではなく、計測数値が100mmHg以下の低血圧を「本態性低血圧」と言います。一般的に低血圧と言われる人です。この本態性低血圧は、低血圧を起こしている原因となる病気がなく、生まれつきや遺伝、生活習慣から起きている低血圧のことを言います。

 

本態性低血圧の人の中には、不快な症状と言えるものがまったく起こらない人から、毎日が地獄のように辛いと嘆く人まで、個人差が激しい病気です。

 

前者のように、不快症状の無い人は、病気とみなされず、反対に高血圧の心配がないため、健康と言われることもあります。 そのような人は一握りで、ほとんどの低血圧の人は、不快症状に悩まされています。この不快症状とは、低血圧には特徴的に付きまとうもので、代表的なのが、「朝、おきれない」と言う症状です。

 

このように、症状が現れて初めて、低血圧症と言う病気とみなされます。 その他の低血圧の不快症状には、立ちくらみ、頭痛、耳鳴り、肩こり、不眠、疲労感、無気力、倦怠感などがあり、見た目が青白く、痩せた女性に多く発症します。

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この特徴的な不快症状は、主に午前中に起こり、午後になるにつれて、元気になってきます。若い女性に多いため、夜型の生活になりやすく、そうなるとさらに改善が難しくなります。

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高血圧の人に多い、起立性低血圧!

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高血圧の人、特に降圧剤を飲んでいる高齢者に多いのが、起立性低血圧です。常に血圧を下げるようにしているため、立ち上がった拍子に血圧が下がりすぎて、クラクラっと立ちくらみを起こしてしまうのです。 高齢になると、自律神経の調節機能も下がり、血圧の調整が効かなくなってしまいます。

 

 

そのため、食事、排尿、などの刺激があると、そのたびに低血圧を引き起こしてしまうのです。 また、季節の変わり目などにも多く、特に寒い時期から暖かくなった頃に、起立性低血圧が増える傾向があります。不安になり、家に閉じこもるようになってしまうと、高齢者のうつ病などにつながる恐れがあります。 立ちくらみは、家の中でも大変危険です。

 

 

少しの立ちくらみでも、高齢者にとってはパニックを起こしてしまうほどのショックがあり、慌てて転倒するなど、大ケガの元になってしまいます。高齢の家族がいる方は、「ゆっくり立ち上がってね!」と常日頃から、注意しておくことも大切です。

 

立ちくらみを繰り返す男性は、要注意!

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低血圧や、貧血と、立ちくらみを起こすのは女性に多いのは確かですが、男性がならないわけではありません。

 

シャイ・ドレーガー症候群(特定疾患)→40代〜60代の男性に多く発症する。初期症状として、起立性低血圧を頻繁に発症するようになり、徐々に悪化し失神を繰り返すようになる。さらに、失神時にけいれん発作を伴うようになる。 また、食後低血圧を併発するようになる事が多い。

 

涙、汗、唾液の分泌が低下するため、抵抗力がなくなり、病原菌感染が多くなる。 排尿障害、排尿困難から始まり、尿失禁がみられるようになる。 勃起不全、便秘が見られる。

 

上記の症状が初期症状として緩やかに進行する。 発祥から1年半ほどすると、歩行困難、字が書けなくなる、言葉が不明瞭になるなどの小脳機能の病状が現れる。 これ以降、動作の緩慢など、行動が遅くなり、パーキンソン病とよく似た病状が現れる。 現在では、治療法が確立されていないため、対症療法のみの治療であり、患者は発症から7年〜10年で死亡する。

 

男性更年期障害→男性ホルモン=テストステロンの低下によって起こる。 40代後半〜50代前半に発症が見られ、60代になると症状が顕著になる。 テストステロンは20代をピークに40代後半から減少が始まる。ただし、大きく個人差が見られる。(症状→性欲の低下・立ちくらみ・発汗・のぼせ・寝汗・疲労感・うつ症状など )

 

男性更年期障害チェックリスト

  1. 性欲が低下していると感じる
  2. やる気が出ない
  3. 体力、持続力が低下していると感じる
  4. 身長が低くなった
  5. 何をしても楽しく感じない
  6. 突然悲しくなったり、イライラしたりする
  7. 勃起力が弱くなったと感じる
  8. 運動神経の衰えを感じる
  9. 夕食後、気が付くと眠ってしまっていることがある
  10. 仕事がはかどらない、能力の限界を感じる

上記のチェックリストに当てはまる事が多いと感じたら、男性更年期障害の可能性があります。専門医に診察してもらい、血中テストステロン濃度を測定してもらう事をお勧めします。

 

まとめ

立ちくらみは、心配ないことも多いのですが、「あれ おかしい」と感じたら、直観を信じて病院へ行くのが1番です。

 

何でもなければそれで安心できます。男性の立ちくらみの場合、難病の場合もあり、とくに心配です。 男性更年期障害は、以前はEDばかりが問題視されていましたが、生活に支障がでるくらいの不調が起こることがわかり、テストステロンの濃度の測定が重要と考えられるようになりました。

 

ご家族に、当てはまる年齢の男性がいらっしゃる場合には、専門医を一緒に調べてみるなど、気持ちを楽にしてあげることが、一番の治療になります。男性はもともと女性に比べて、ストレスを乗り切る力が備わっていますが、男性ホルモンが減ってしまった状態では、女性より打たれ弱くなっている状態です。

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そのため、うつ症状が一気に進行してしまうケースがあり、アルツハイマー病を起こしたり、ふらっと家出をしてしまったり、最悪なことには自殺してしまうこともあるので、治療には家族の理解と協力が必要です。

 

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