あなたの目の前で子供が倒れたら、あなたは落ち着いて対処できますか?朝礼や体育の授業などで、急に倒れる子供。昔も今も見られる光景です。その原因の多くは貧血や、脳貧血と呼ばれる起立性障害である可能性が高いと言われています。

 

正しい対処を知っていれば、目の前で子供が倒れても落ち着いて対処できます。子供が倒れた時の対処について、一緒に知っていきましょう。

 

 

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子供の貧血で倒れることがあるの?

起立性障害②
子供が突然倒れる理由は様々。「てんかん」や「低血糖」といったような理由もありますが、ここでは「貧血」と「脳貧血」と呼ばれる起立性障害についてご説明します。貧血と起立性障害は症状が良く似ているので、見分けがつきにくいものです。

 

まず、子供の貧血についてご説明します。WHOは子供の貧血の定義を、生後6か月から6才まではヘモグロビンが11g/dl以下、6才からは12g/dl以下と定めています。貧血は大人の女性に多いイメージがありますが、日本人の未成年では男子の約2~3%、女子の約10%の子供が貧血と言われており、決して大人だけのものではありません。

 

貧血はヘモグロビンが不足することによって、体に酸素が行き渡りにくくなり、言わば体が酸欠の状態になっています。

 

そして、脳貧血と言われる起立性障害。こちらは小学校から中学校の思春期の子供に多く見られ、驚くことに、約20%の子供が当てはまると言われています。起立性障害は簡単に説明すると「低血圧」の症状のこと。

 

長時間立ち続けている状態が続くと、血圧が下がって立ちくらみを起こします。「貧血」か「脳貧血」か診断するには、病院で血液検査を受ける必要があります。子供が立ちくらみを起こすようなら、まず病院を受診しその原因を診断してもらいましょう。

 

子供が倒れた時にはどうすればいい?

起立性障害①
では、子供が倒れた時の対処の方法をお伝えします。この対処法は貧血にも脳貧血にも有効です。

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子供が倒れたら、可能であれば、まず安全な場所に体を横にさせます。人ごみなどで難しければ、ベンチなどのイス、それもなければ床や地面に座らせます。そして、とにかく動かさないこと。無理に体を動かせば、体の細胞が酸素を必要とし、ますます酸素不足に陥ります。安静にし、症状が改善するのを待ちます。

 

①服を緩める→ズボンやスカートのベルトやホックを緩めて、体の締め付けを緩めます。そうすることで、血流が改善します。

 

②足を高くする→体を横たえることができたならば、足にタオルや枕などを置いて、足元が頭より少し高くなるようにします。こうすることによって、足元に溜まった血液が頭の方に流れやすくなります。

 

③顔を横に向ける→気分不良を訴え、吐き気をもよおすことがあります。その際、嘔吐物がのどに詰まらないように、顔を横に向けさせます。 

 

とにかく症状が治まるまで、無理に動かさないことが大切です。これらの処置をしても、意識が1分以上戻らない時は救急車を呼ぶことをおすすめします。 

 

子供自身も対処を知っておく

また、よく倒れる子供であるならば、子供自身がその対処を知っておくことも大切です。

  • 立ちくらみがしたら、とにかく動かない
  • 可能であれば、イスに座る。それが難しければ、床や地面に座る
  • 自分でスボンやスカートのベルトやホックを緩める

これらのことを、周りの大人が子供に教えておきましょう。 

 

筆者自身が10代の頃に、貧血や脳貧血で倒れる経験をしてきました。もちろん、個人差はあると思いますが、倒れそうになる前は自分で分かるものでした。ゆっくりと気分が悪くなったり、のどが渇いてきたり。その感覚が来たら、もうすぐ目の前が暗くなる、そんな風に体感していました。

 

そんな時は、とにかく動かない。できるならば、横になる。それが難しければ、ベンチなどのイスに座る。もし、飲み物があれば、ひとくち、ふたくち、ゆっくりと飲む。それが自分なりの対処でした。

 

あなたの周りに倒れる子供がいるならば、その子にあった対処を一緒に見つけてみて下さいね。

 

まとめ

子供が貧血で周りの大人がその対処を知っておくことがとても大切です。対処次第で、症状がすぐ治まる場合もあります。

子供のその態度、貧血のせいかも。その症状は頭痛、立ちくらみ、様々。

子供自身も周りの大人も、倒れた時のその子にあった対処を身につけておきましょう。