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低血圧は、直接生死に関わる事がないため、軽視されてしまう事が多いですね。高血圧だと、様々な重大疾病につながる危険度が高いため、投薬治療や食事療法など、あらゆる面で重要視されます。

 

でも、本当に低血圧は放っておいて良いのでしょうか?

 

 

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低血圧の症状ってどんなものがあるの?

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「私、低血圧なんですよ~」って良く聞きませんか。特に 若い女性なんて、3人に1人くらいは、自称低血圧症を訴えている気がします。低血圧なのは公表しますが、その人たちから、治療方法や改善方法を聞くことは、あまりないのです。

 

これは、低血圧を軽視していて、治す努力をしていないと言うことではないでしょうか。低血圧とは、なにをもって低血圧と言うのでしょう。

 

まずは、数値です。収縮期血圧(最大値)が100mmHgを下回ると、低血圧症と判断します。血圧が低いと言うことは、体内の循環血液量が減少している状態です。

 

これは、血行が悪くなって、全身に栄養素や酸素が十分に送られていないと言うことで、脳の機能も落ちていると言うことなのです。これは、治してしまわなければなりません。低血圧は、3つのタイプに分かれています。

 

  1. 本能性低血圧
    特に原因となる病気がない低血圧。生まれつきや遺伝性によるもの。低血圧体質によるもの。
    <主な症状>頭痛・耳鳴り・肩こり・不眠・発熱・疲労感・倦怠感などの不快症状・睡眠障害
    ただし、症状がない場合もある。起立性低血圧が併発する場合もある。
     
  2. 症候性(二次性)低血圧原因となる病気があるもの。
    ・急性低血圧が考えられる病気→心筋梗塞・うっ血性心不全・事故やケガなどの大量出血・広範囲のヤケド・腸閉塞・激しい下痢や嘔吐・急性中毒など。
    ・慢性低血圧が考えられる病気→がん・慢性伝染病(結核)・貧血・白血病・甲状腺機能低下・肝硬変など。
    起立性低血圧が併発する場合もある。
     
  3. 起立性低血圧脳貧血と呼ばれるもの。
    <主な症状>めまい・立ちくらみ・ふらつき・吐き気・意識喪失・睡眠障害

 

不快な症状は低血圧? セルフチェックでわかる?

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低血圧は、血液の循環量が減り、血行障害や全身への栄養素や酸素の供給不足を起こす病気です。特に、脳の酸素不足はさまざまな神経症状を起こし、ひどくなると日常生活が困難になることもあります。あてはまる症状が多い場合は低血圧を疑ってみた方が良いかもしれません。

 

低血圧セルフチェック

  • 手足が冷たい(冷え性)
  • 手足がむくむ
  • 風呂でよくのぼせる
  • 良く眠れない
  • 運動する習慣がない
  • 体力が低下した
  • 倦怠感がつづく
  • 食が細い
  • 疲労感が抜けない
  • 常に頭痛がある
  • 目覚めが悪い
  • 顔色が悪い
  • 朝食を食べたくない
  • ダイエット中である
  • 胃もたれがつづく
  • 吐き気がつづく
  • 午前中はボーっしている
  • やる気が起きない
  • 不快な症状が長く続いている
  • イライラしている
  • 突然不安になる
  • 気分が沈みやすい
  • 気力が湧かない
  • ストレスを感じる
  • 休日でも楽になれない

 

チェック項目の後半は、自律神経による影響がないかを確認する質問になっています。低血圧は、自律神経が正常に機能しなくなったために発症することがあり、その場合、自律神経失調症やうつ症状とよく似た症状が見られるためです。朝起きられない人=低血圧と言う認識が高いですね、確かにそれも症状のひとつです。

 

ただし、低血圧の人でも、朝が苦痛ではない人もいます。症状は、体質などにもより、さまざまですので、ひと口に「低血圧」と言っても、全員が同じ症状を起こすわけではありません。思春期に多い起立性低血圧に、起立性調節障害(OD)があります。これは、体の成長と自律神経がうまくバランスをとれなくなって起こります。

 

主な症状に、「朝が苦痛」と言うものがありますが、これは、周囲の理解不足から、「ただの怠け者」と解釈され、本人にとっては非常に強い悩みとなってしまう可能性があります。

 

「怠け者」と思われている自分に、常に劣等感を感じているケースが多く、不登校や引きこもり、うつ病などに進行してしまう事が少なくありません。病気としての周囲の認識を高める必要があります。

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低血圧の人は朝が辛いのは本当なの?

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低血圧には、3つのタイプがあり、遺伝性や生まれつきの体質を含む、低血圧を引き起こす原因の病気が無い「本能性低血圧」、低血圧を起こす原因の病気を持っている「症候性(二次性)低血圧」、立ち上がったり、長時間立っていることで頭の血液が一気に下がる「起立性低血圧」と分かれています。

 

起立性低血圧はいわゆる「脳貧血」と言われるもので、朝礼や通勤電車などで気分が悪くなったり、時には、意識を失い、バタンと倒れてしまったりするものです。起立性低血圧は、その時の体の状態によって、たまたま起こってしまうこともあるので、それだけでは低血圧症とは断定できません。

 

睡眠不足や、ストレス、空腹、風邪などでも、症状を引き起こす可能性があるためです。

 

ただし、本能性低血圧の人が起立性低血圧を併発する場合は、低血圧症として考えなくてはならず、意識喪失を繰り返す恐れがあるため、改善しなくてはなりません。この場合、起立性低血圧は午前中に起こることがほとんどで、午後になるとその頻度は軽減されてきます。

 

これは、本能性低血圧を訴える人の多くが、目覚めてから頭や体が活動し始めるまでに時間がかかることから、この状態が起こりやすくなります。そのため、社会的には、誤解を招きやすく、「朝寝坊」「遅刻グセ」「怠け者」などのレッテルをはられることがあり、本人には大きな悩みとなってしまうのです。

 

実は、生まれつきや遺伝性の低血圧の人には、「朝が辛い」ことが少なく、後天的に低血圧を起こしている人に、「朝が辛い」症状があることが多いのです。生活習慣やストレス→本能性低血圧→本能性低血圧+起立性低血圧と言った流れで、朝が辛いことを含む体調不良を引き起こしているのです。

 

低血圧を改善するためにできることは?

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低血圧で病院に行っても、高血圧のようにすぐに薬が処方されることは、あまりありません。低血圧を治すには、生活習慣や、食生活の改善が必要なのです。生活習慣では、まず生活に合った睡眠時間を考えなくてはなりません。

 

何かのきっかけで、体内時計に狂いが生じ、睡眠が上手くとれなくなっている可能性があるためです。体が不調を起こす時は、睡眠不足になっていることが多いのです。

 

また、血行促進のために、体を冷やさない工夫も大切です。低血圧の人はお風呂でのぼせた経験が多いため、湯舟に浸からずシャワーだけで済ませる事が多いのです。冷えを改善するためには半身浴が効果的です。

 

食生活では、タンパク質、糖質、脂質をバランス良く取り入れることが大切です。自分の食生活を振り返ってみて、偏食ではなかったか? 糖質ばかりではなかったか? など見直し、足りなかった物を考えることから始めましょう。

 

最近話題になっている、スーパーフードを使うのも良いかもしれません。ビーツは真っ赤な実で、「飲む輸血」と言われるほど、血液の浄化や生成の力になります。試してみてはいかがでしょうか。

 

そして、改善に一番効果的なのは、朝日を浴びることです。朝日を浴びると、セロトニンの分泌が増えるのです。このセロトニンは、「幸せホルモン」と呼ばれ、不快な気持ちを抑え、安定した気分や、落ち着いた気持ちを作り出すことができるのです。

 

まとめ

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日常生活に影響がなければ、とくに問題にされない低血圧ですが、不快な症状が長く続いたり、段々ひどくなるような時には、治さなければなりません。低血圧は意識喪失する場合があるため、大ケガにつながる恐れもあります。

低血圧と貧血には関係がある?朝に弱い&フラフラする女性は必見!

また、低血圧が慢性化してしまうと、自分の症状の重さに慣れてきてしまい、スッキリと目覚めることや、朝食が美味しいことなどを忘れてしまうのです。

 

毎日を、楽しく生き生きと生活しなくては、もったいないですね。朝日をたくさん浴びて、幸せホルモンを分泌させてみてはいかがでしょうか。

 

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