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急に気分が悪くなって、大量の汗が。生あくびは止まらないし立ち上がるとめまいが・・・どうして突然こんな症状が?

 

不安で倒れてしまいそうになります。もしかしたら、これって貧血なのでは?

 

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これって貧血?大量の汗が・・・

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貧血を起こすと、大量の汗が出ることがあります。この場合の貧血とは「起立性低血圧」と呼ばれる「脳貧血」なんです。あの鉄分不足の貧血とは違うの? そう、まったく違う病気なんです。

 

脳貧血は、朝礼の時や満員電車など、長時間立った状態でいる時に、血液が下がってしまい、脳の血液が少なくなることで起こります。血液が少なくなると酸素が行き渡らなくなってしまい、脳が酸素不足になり血圧が下がります。「低血圧」状態です。

 

でも、どうして昨日は平気だったのに、今日は低血圧になってしまったのでしょう。それは、普段は「自律神経」が低血圧を起こさないように、調整してくれていたのです。ところが今日は自律神経が力を発揮できず、最悪の気分の悪さを起こしてしまいました。それだけ自律神経は重要な役割をつかさどっているのです。

 

なぜ、自律神経はいつものように調整してくれなかったのでしょうか。実は自律神経はとても繊細な神経で、睡眠不足やストレス、タバコや飲酒など様々な理由、または小さなきっかけで、正常に機能しなくなってしまうのです。

 

自律神経は「交感神経」と「副交感神経」のバランスがとれていると正常に機能し、体の中の色々な問題を調整してくれます。

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「交感神経」は主に、活動している時にはたらく神経です。勉強や仕事、緊張感を感じていると張り切る神経です。今日の会議の資料はできたか、明日のテストは大丈夫かな、などと考えているときは、交感神経が働いているわけです。

 

そのまったく正反対のはたらきをするのが、「副交感神経」です。睡眠や食事など、リラックスしている状態で緊張をほぐしていきます。ネコ好きな人がネコを撫でているときや、マッサージを受けてウトウトしているときなどは、この副交感神経が働いているわけですね。

 

では、睡眠不足を起こすとどうなるでしょう。副交感神経のはたらく時間が短くなり、緊張をほぐせないまま翌日を迎えてしまいます。

 

これが慢性的に続くと交感神経ばかりが先に立ち、自律神経はリラックス出来ない状態になり、バランスを崩してしまいます。そして自律神経が体を調整できなくなる「自律神経失調症」に陥ってしまうのです。

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この状態で低血圧をおこすと、交感神経は「大変だ!体を守らなきゃ!」とがぜん張り切ります。すると筋肉は緊張し始め、どっと汗が噴きだします。脳貧血を起こした時の大量の汗は交感神経の張り切り過ぎが原因なのです。

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これって貧血?大量の汗に生あくび、それにめまいまで・・・

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大量の汗が噴きだす貧血は、起立性低血圧と呼ばれる脳貧血だということがわかりました。では、脳貧血のとき、生あくびが何度も止まらないのはなぜでしょうか。それは、脳の酸素不足、酸欠状態が原因なのです。

 

生あくびは、「脳に酸素が少ないよ」というサインです。ただし、脳貧血の要素が無く、ただ生あくびが止まらない場合はどうでしょう。そんな時、たかが生あくびと甘く見てはいけません。生あくびは脳が疲労すると出ます。脳の病気、脳梗塞や脳出血など重大な病気が隠れているかもしれないのです。

 

脳貧血のときにめまいが起こるのは、血液が一気に下に下がってしまい、脳の血液が少なくなりクラクラと起こります。めまいはそれ自体がひとつの病気です。こちらも生あくびと同じく、脳貧血の要素がないのに起こったときは、きちんと原因をさぐることが大切です。

 

脳貧血?どう対処すればいいの?

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脳貧血を起こしたら、まず最初に静かにしゃがみます。その場に横になれる場所でしたら着ている服を緩めてそのまま横になりましょう。道路など横になれないところなら、中腰で端により、身の安全を確保しましょう。

 

商店などがあったのなら、迷わず声をかけて店内に座らせてもらうなど、助けてもらいましょう。なぜ最初にしゃがむかと言うと、脳貧血は意識を失ない倒れる危険があるからなんです。

 

脳貧血は一過性のものなので、しばらくすると落ち着いてきます。意識を失っても、数秒から数分で回復します。ところがもしも倒れてケガでもしてしまったら、そちらの方が大変な事態になり兼ねません。

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その場が落ち着いても、そのままの生活を続けていたら自律神経はバランスを崩したままです。またいつ脳貧血をおこしてもおかしくありません。睡眠不足を解消したり、ストレス発散するなど、交感神経を休ませないことには改善しないのです。

 

すでに何度も繰り返していたり、自力での改善が難しいと感じているなら、すぐに医師の診察を受けましょう。交感神経を落ち着かせる薬もあるので相談してみると良いですよ。

 

まとめ

発汗
これは、真夏のスポーツや屋外の行事などで、大量の汗をかいた時におこります。大量の汗は、水分と一緒に、たくさんの鉄分も排出してしまうため、急性の鉄欠乏性貧血を引き起こします。

 

鉄分が不足すると、赤血球に含まれるヘモグロビンを作ることができなくなります。ヘモグロビンは血液の循環の中で、酸素を運ぶ大切な役割をになっているのです。ヘモグロビンが減り、脳への酸素がうまく運べなくなると、脳は酸欠状態となり、体には貧血の諸症状となって表れます。

 

吐き気や頭痛、目の前が暗くなるなどし、意識を失うこともあります。休憩をしっかりとるなど、ケアをすることが大切です。

 

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