貧血対策と言えば鉄分の補充ですよね。今は、コンビニに行くだけで簡単に手に入るようになりました。
貧血の男女比率は圧倒的に女性が多いので、この手軽さは女性の味方と言えます。
中でも妊婦の40%は貧血と戦っているんですよ。では、一体どんなものが貧血対策に良い飲み物なのでしょうか?
貧血に効果の高い飲み物って?
女性の生活は生涯を通じて、鉄分不足になりやすいと言えます。毎月の月経、妊娠、出産、閉経、ダイエットにストレス・・・これらはすべて鉄分を必要とする事ばかりなのです。
食生活はもちろん気をつけることですが、毎日鉄分のことばかり考えてもいられないのは仕方のないことです。そんなときは、より簡単に鉄分を効率よく、さらにその他の栄養素も充実して取り入れやすいのが飲み物による摂取です。
1日に取りたい鉄分量は、男性10㎎ 女性12㎎です。今やコンビニやスーパーの飲み物のコーナーには絶対に置かれていますね。少しまとめてみましょう。
商 品 名 | 鉄分含有量 |
プルーン Fe 1日分の鉄分 のむヨーグルト | 7.5㎎ |
野菜一日これ一本超濃縮鉄分 ※原料の収穫時期により含有量が変わります | 1.8㎎~2.5㎎ |
栄養強化型 1日分の野菜 | 1.5㎎ |
チョコラBB Feチャージ | 4.0mg |
アルフェネオ | 3.5mg |
ウィダーゼリー マルチミネラル鉄分 | 2.5mg |
PLUSSY1000 おいしい鉄分 | 1.6mg |
アサイーエナジーオリジナル | 1.0mg |
このあたりは、良く置かれているので、手に入れやすいものです。 とは言っても、毎日100円~300円ほどの出費は月に換算すると大きくなりますよね。そんなときは、足りてないなと感じたら飲んだり、3日に一度にするなどでも効果はあります。
また、豆乳もイソフラボンが貧血に良いとされています。飲みなれないとクセがありますが、ココアで味をつけたりすると飲みやすくなりますよ。果汁100%のフルーツジュースやアサイージュースもビタミンが一緒にとれるし良いですね。
貧血に効く妊婦の食事。即効性のあるのもは?だめなものもある?
ただし、ただこれらの物だけを摂取すれば良いってことではないですよ。必要な鉄含有量に合わせて飲み物だけで賄おうと考えたら、おそろしい糖分の取り過ぎになり、糖尿病になってしまいますのでご注意くださいね。 どんなものでもバランスが大事です。何かひとつを大量に摂取すると、必ず弊害が起こります。
貧血に良い飲み物。妊婦さんが注意すべきことは?
1日に取りたい鉄分量で、女性は12㎎とお伝えしましたね。ところが、ひとたび妊娠すると、20㎎も必要になるのです。
毎日12㎎でも取り切れなかったのに、20㎎なんて大変です。女性は妊娠したら、もうその時から身をけずっての子育てが始まっているのです。必要量で増えた8㎎は赤ちゃんのためです。お母さんは自分の体中の鉄分をどんどん赤ちゃんに送りつづけ、貯蔵鉄分があっという間に空っぽになってしまうのです。
そのため、妊婦さんの40%近い人が貧血になります。ひどくなると、意識を失ったり、産後体調が戻らず長く病床につくことなどにもつながります。母子ともに健康でいるためには、鉄分の摂取が欠かせないのです。
ただし、妊婦さんの場合、糖分の取り過ぎは、より一層気を付けなければいけません。
糖分は体を冷やしてしまい、むくみを呼びます。また出産時の産道にも影響がでるなど、十分注意しないと危険な出産となってしまいます。上記の飲み物は、糖分を含んでいますので、いくら鉄分のためでも、偏って大量に飲んではいけません。
この時期はできるだけ食事から摂取することを心掛けましょう。
貧血のときに気を付けたい飲み物は?
鉄分の吸収を妨げるものの中に、「タンニン」があります。これは、コーヒーに多く含まれています。普段からたくさんコーヒーを飲む人は、意識的に鉄分をとる時だけは、一緒に飲まないように気を付けましょう。
そのほかにも、玉露、紅茶、煎茶、ほうじ茶、ウーロン茶、番茶などにはタンニンが含まれています。せっかくの鉄分が吸収できなくなりますので、貧血のときや、妊娠しているときは、飲み方に注意しましょう。 ほとんどのお茶に注意が必要ですが、麦茶は原料が違うので問題ありません。
また、貧血のときは、アルコールにも注意です。自律神経へ影響し、脳貧血を引き起こしやすくなります。 何事も、ほどほどが一番です。必要以上に取り過ぎないようにしてくださいね。