風邪はひいていないのに、急にくしゃみが出た、鼻水が出る、なんて経験はありませんか?
「花粉症ではないのに、くしゃみがたくさん出て困っています!」
「一年中、ずっと鼻水が止まらなくて大変で・・・」
こんな悩みを抱えている人はいませんか?こんな症状に悩んでいる人は、あなただけでなく、日本中にたくさんいるんです。
止まらないくしゃみと鼻水の原因。それは、通年性アレルギー鼻炎という病気かもしれません。この病気になると、花粉症のように季節やある時期限定で起こるアレルギー反応ではなく、一年中、季節に関わらずくしゃみや鼻水などの症状がでるのです。
いつもそんな調子だと、困ることもありますよね。そこで、ここではくしゃみや鼻水が止まらないときの対策方法をお話しします!
目次
止めたいくしゃみや鼻水。どうすればいい?!
日々止まらないくしゃみや鼻水に悩んでいても、出たら困る、というシーンに出くわすこと、ありますよね。
「くしゃみが出そう、でも真面目な話をしているところだから、出たらまずいよね」
「鼻をかむと、結構大きい音がするよな」
など、それぞれの生活の場面でくしゃみや鼻水を止めたい、止めなければならない、ということがあるではないでしょうか。
そこで、困りもののくしゃみと鼻水を、簡単に止める方法をお話しします!
求む!何よりも即効性!
と、通年性アレルギー鼻炎にお困りのあなた。即効性があるのは、ツボ押しです。
その場で出来て、道具は不要!こんな簡単なものが、他にあると思いますか?
健康法やダイエット法など、よく聞くツボ押しが、くしゃみ・鼻水を即効で止める方法のひとつなんです!
迎香(げいこう)
これは、小鼻の脇にあるツボです。くしゃみや鼻水だけでなく、鼻に起こる様々な症状に効くと言われているんです!
このツボを押すときは、両側から鼻を挟み込むようにします。ゆっくり4~5回押せば、鼻がすっきりしてきますよ!
合谷(ごうこく)・感冒点(かんぼうてん)
合谷は、風邪のひき始めのような症状を和らげるには万能のツボです。
「風邪じゃ関係ないよ」
と思うかもしれませんが、大事なのはここから。合谷がある位置の、ちょうど手の平側にある感冒点は、呼吸器の働きをよくするので、くしゃみや鼻水の症状には効果が高いのです。
止まらない鼻水やくしゃみには、どちらも効きそうだと思いませんか?このツボを探すためには、まず手の甲を触ってみましょう!
親指の骨と人差し指の骨が、手首の方に伸びて、合流するポイントがありますよね。ここに、合谷があります。そして、合谷の位置の、手の平側のポイントが、感冒点です。
刺激するには、親指と人差し指で、この二点を挟んで、力を入れながら押します。もみほぐすようにすると、さらに効果的ですよ!
大椎(だいつい)
背中側の首の付け根近くに、ボコッと出っぱった骨があるのがわかりますか?この骨の下に、大椎というツボがあります。
このツボを、人差し指や中指(力が入りやすい指ですね)で、ゆっくり押して、円を描くように大きく回しましょう!これで、鼻に起こるイヤな症状は和らげることができる、すごいツボなんです!
番外編?!
カトちゃんペって知っていますか?鼻と口の間を、人差し指と中指の二本で押さえるポーズです。
ツボとは言えないかもしれないですが、鼻と口の間を押さえることで、三叉(さんさ)神経が刺激され、くしゃみをしようとする神経の伝達を止めることができるそうです。
最後に紹介した番外編なのですが、これは1秒でくしゃみがとまるという、すごい方法なんです!人前でやるには、なかなか恥ずかしいポーズだと思いますが、くしゃみが出そうなとき、押してみるとくしゃみは止まりますよ!
どれもすぐに出来そうですが、やってみようと思えるものはありましたか?
ツボ押しのポイント
一般的に、ツボ押しは、寝る前に行うのが良いと言われています。即効性があるので、出続けるくしゃみや鼻水の症状が治まった状態で寝ることができるのです。
それだけでなく、ツボを押すと血行が良くなるので、ただ眠りにつくのではなく、安眠が出来るようになるんですよ!もちろん、絶対寝る前に、ということではありません。
紹介したツボは日中でも押せるものなので、昼間にも押してみてくださいね。
毎日できる?!くしゃみ・鼻水対策
ツボを押したり、カトちゃんペをしたり、出そうなときの対策もありますが、もちろん、出そうになるのを防ぐ、つまり根っこから解決する方法もありますよ!
その方法も、紹介しますね。
まず、アレルゲンを特定する
何がアレルゲンで、症状が起きるのかをしっかり特定したうえで、対策をするのが良いでしょう。
たとえば、あなたのくしゃみの原因はホコリなのに、花粉の対策をしていた、というのでは、効果がない可能性があるのです。
薬物治療
病院で薬を処方してもらい、改善する方法です。
薬により治療は、時間がかかることが多いのが特徴で、すでに処方薬をもらって飲んでいる場合には、飲み合わせや体への影響を考慮して、薬を出してもらえないこともあるでしょう。
「長い期間、薬を飲むのはいやだな」
と思う人は、別の方法を相談するのが良いかもしれませんね。
外科治療
薬の服用を減らす方法として、外科治療があります。
中でもレーザー治療は、通年性アレルギー鼻炎に非常に効果があるとされています。また、花粉症などの季節性のものよりも、通年性の症状に苦しむ人の方が、効果が現れやすいとも言われているんですよ!
レーザーによる治療は、手術の一種なので、怖いと感じる人もいるかもしれませんね。
「よし、思い切ってやってみよう!」
と思えたら、この方法がかなり良さそうです。
生活改善
薬を飲んだり、手術を受けたりするのは、もちろん通年性アレルギー鼻炎の効果的な治療方法です。
でも、もしもただ普通に生活するだけで、症状が治まるとしたら?こちらの方が、簡単でお金もかからないと思いませんか?
普通に生活することだけで症状を抑えるには、以下の2つのことが必要です。
ほこりを集めやすいものは、部屋に置かない!
自由な時間に、本や雑誌を読むという人はいますよね。本や雑誌は、実は、ホコリを集めやすいんです!
そこで、もしも新しく買ったとしても、寝室などには持ちこまない、というのはいかがでしょう?
「寝る前に本を読みたいのに」
という人もいるかもしれませんが、これはアレルギーが起こる可能性を抑えるためなのです。
また、布団やカーペットなど、布製品もアレルギーを集めやすいものです。リビングや寝室に、カーペットはありませんか?布団やカバーはきれいにしていますか?
こまめに掃除や洗濯をして、きれいに保つのが大切です。
加湿器や空気清浄機を設置
ホコリなどは、乾燥した空気中の方が、良く飛ぶということを知っていましたか?
たとえ部屋をきれいにしていたとしても、部屋の空気が乾燥していたら、帰宅したときに持ち込んでしまったホコリが、部屋中に舞ってしまうのです!そうなったら、掃除の手間もかかりますし、あなたのくしゃみや鼻水が止まらなくなるかもしれません。
こんなことにならないように、空気清浄機で室内の空気をきれいにして、加湿器で湿度50%くらいに保ちましょう。湿度50%では、ハウスダストと呼ばれるホコリやダニなどが、飛びにくいのです!
このように、毎日の生活の中でも、あなたの症状を和らげる工夫はできますよね。
まとめ
くしゃみや鼻水が止まらず、その症状が一年中季節に関係なく起こる場合は、通年性アレルギー鼻炎の可能性があります。
すでに通年性アレルギー鼻炎の自覚がある場合のしゃみや鼻水の対処として、4つのツボを紹介しました。
- 迎香:小鼻の横
- 合谷:手の甲の、親指の骨と人差し指の骨が交わる位置
- 感冒点:合谷の手の平側
- 大椎:後ろ首のぼこっとした骨の下
これらのツボを押すことで、症状の緩和が期待できるので、今日の寝る前にでも是非やってみてくださいね。
また、部屋を清潔にし、湿度を50%ほどに保つことが、症状の出現を抑えることにつながります。紹介したものは、どれも簡単にできることです。
方法がわかったところで、くしゃみや鼻水に負けず、毎日を過ごせるよう、今日から対策を始めましょう!
参考:鼻水が止まらない!透明でサラサラな鼻水の原因や対処法は?