めまい、息苦しい、眠気。この症状が同時に起きたことはありませんか?それにも関わらず夜は眠れないとなると、貧血が関係しているかもしれません。
めまいを引き起こす代表的な症状が貧血です。一時的にめまいをはじめとした貧血の症状が現れるなら脳貧血が疑われますね。
貧血=めまいと考えられていますが、実は貧血で眠くなってしまうこともあるんですよ。
めまいが起きて息苦しい、眠気もある。なぜこんな症状が貧血で起こるの?
貧血の症状で真っ先に挙げられるのが“めまい”です。息苦しいは「息切れ」「動悸」と考えて良いでしょう。貧血からくる眠気は男性よりも女性に多く見受けられ、しかも長く貧血で悩まされている女性がよく訴えています。
眠気の原因が貧血かどうかは、3つの特徴から判断できますね。
第一に春や秋の季節に眠くなることが増える点。春や秋はものすごく暑い夏や、ものすごく寒い冬と比べると、気温が人間の生活環境に適していて気分が良いのです。
春の暖かさや秋の清々しさは貧血ではない健康な人も眠くなってしまうほど。気温が余計に眠気を誘ってしまうんですね。
次に、眠くなるのは主に日中である点。もしかしたら眠気が来るのはだいたい昼間なのではないでしょうか?眠気がもっとも強くなるのがお昼ご飯のあとだったりするなら、さらに貧血の可能性が高まってきます。貧血になると体に十分な酸素が運ばれず酸欠状態となり、酸欠が原因で眠くなってきてしまうんです。
参考:貧血で入院することってあるの?期間はどれくらい?その時の症状は?
最後に、夜は元気になる点。
慢性的な貧血の人は夜になると元気になるため、眠れないんですね。昼から夕方にかけて眠く、夕方から夜にかけて元気になるのが特徴ということはわかっているのですが、具体的な理由や原因については未だ語られていません。
会社や学校から帰ってきて姿勢が良くなったり、お風呂に入って血行が良くなったり、食事をして体が温まることで一時的に貧血症状が改善されるからではないか、とも考えられています。
夜、眠れない時はどうしたら良い?
眠れない日が続いて困っているなら、やはり貧血を改善するのが一番の近道です。原因がある以上、それを取り除かなければいつまで経っても不眠は治りません。
貧血を治すには鉄分を多く含む食生活を意識したり、鉄分のサプリメントを飲んだり、それから病院にかかって薬を処方してもらう方法もありますよね。
ただ、貧血も1日や2日で治るわけではありません。そこでオススメなのが寝る前1時間はリラックスした状態にしておくこと、です。
もしかしたら寝る前に、スマートフォンで遊んだりテレビを見ていたりするのではないでしょうか?スマートフォンのブルーライトは脳を興奮させる作用を持っていて不眠を悪化させてしまうのは有名な話です。テレビなどを見て頭を使っても脳が興奮してしまいますから、ブルーライトを浴びたり頭を使うことはできるだけ避けるようにします。
落ち着く香りのアロマを炊いたり、もしくはリラックス効果が期待できると言われているクラシック音楽をかけたりして、寝る前1時間はゆったり過ごすようにしましょう。
そして眠くないのであればお布団には入らないようにして下さいね。「寝なくちゃいけないのに眠れない」と考えていると、焦ってしまうだけでなく体が緊張状態になるので余計に眠れなくなってしまうんです。これを毎回繰り返していると、布団を緊張する場所と体が認識してしまうようになるため、どんどん眠れなくなっていきます。
20歳を過ぎているなら少量のお酒を飲んでリラックスするのも良いでしょう。
貧血以外で考えられるのは自律神経失調症とパニック障害!
めまい、動悸が激しくて息苦しい。昼は眠くて夜は眠れない。
このような症状が見られる場合、貧血以外では「自律神経失調症」や「パニック障害」が考えられます。
自律神経失調症とは自律神経のバランスが乱れてしまい、さまざまな症状が引き起こされる病気です。命を脅かす病気ではありませんが、その症状がとんでもなく多いんですね。めまいはもちろん息切れに動悸に腹痛に胃痛に下痢に便秘に…と、なんでもアリなんです。
参考サイト:自律神経失調症と真剣に向き合う。
パニック障害はパニック発作を繰り返し引き起こす病気です。パニック発作は、突然なんともいえない不安に襲われたり、手足が震えたり、息が切れて動悸が激しくなったり、過呼吸になったりして「このままでは死んでしまうんじゃないか」となる状態です。
自律神経失調症に関しては、疑いがあるならまずは内科で調べてもらいましょう。パニック障害もまずは内科を受診し、体に異常がないとわかってから精神科や心療内科を受診することをオススメします。
まとめ
めまいがして息苦しいと、頭がジンジンして気分が悪くなってきます。
それに加えて強い眠気にまで襲われたらら生活に支障が出てしまいますよね。夜、眠れないと毎日の疲れがとれませんし、しっかりと原因を見つけて治していきましょう。
不快な症状がなくなれば快適な毎日を送れるようになりますよ。