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何だか体調が良くないな…と思ったら口元に水ぶくれ…チクチク…ヒリヒリ…。それ、口唇ヘルペスです!

 

風邪をひいた時や、免疫力が低下している時に表れることの多い症状で、『風邪の華』や『熱の華』と呼ばれたりもしています。人の目につく口元に表れるものですから、完全に症状が消えるまで、特に女性は憂鬱な気分になるのではないでしょうか?

 

完全に症状が消えるまでとお話ししましたが、実は大人の大半が症状こそ表れていないものの、既に口唇ヘルペスに感染し、ウィルスを保有しているのです!

 

無症状なのに感染している?ウィルスを保有している?一体どういうことなのでしょうか!?また、かさぶたになれば通常の生活をしていいの?

 

そんな疑問について説明していきたいと思います。

 

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口唇ヘルペス予兆~かさぶたから完治までの道のり

口唇ヘルペス かさぶた働き者の日本人、またストレス社会と言われている現代を生きる私たちにとって、身近に潜み、いつでも罹りうる可能性のある、本当に厄介な皮膚疾患である口唇ヘルペス。

 

口元の皮膚に違和感を感じたら、早期に病院を受診し適切な治療を行うことで、重症化を防ぐこともできます。また、ストレスや疲労の蓄積に思い当たることのある人は、心身ともに充分な休息をとることや、生活習慣の見直しを図ることで、再発を予防することができます

 

では、そんな厄介だけど、日頃の生活習慣を見直すことで回避することもできる口唇ヘルペスの予兆や、症状が出てから回復するまでの経過を説明していきますね。

口唇ヘルペスの感染期間

口唇ヘルペスは、単純ヘルペスウィルスに感染してから3~7日の潜伏期間を経て、皮膚症状が表れます

 

皮膚症状が表れると、4段階の経過をたどって10日から2週間程で症状は消失されるとされています

口唇ヘルペスの予兆

ヘルペスウィルスに感染したり、潜伏中のウイルスが活発化してくると、まず口の周りの皮膚に症状が表れてきます。

 

何となく皮膚がむず痒いような…ピリッとした感覚があるような…そんな違和感が表れて、徐々に赤みを帯びてきます

口唇ヘルペスの初期症状

予兆の表れた約半日後には違和感を覚えた箇所が赤く腫れてきます。患部でウィルスが増殖しているサインです。

 

早期に病院を受診し、適切な治療をすることで、口唇ヘルペスの重症化を防ぐことができます。女性は当面、お化粧も控えるようにしましょう!

 

重症化を防ぎ、また、二次感染の防止のためにも早期の受診をお勧めします。

口唇ヘルペスの中期症状

赤く腫れた箇所が3~5mmの水ぶくれを形成します

 

口唇ヘルペスの水ぶくれは、小さな水泡の集まりといった特徴があり、この水泡の中に、増殖した単純ヘルペスウィルスが無数にうごめいているのです。二次感染防止のためにも、くれぐれも水ぶくれは潰さないように注意して下さい

 

また、無理に潰すと、口唇ヘルペスが悪化したり、痕に残る可能性もあるので、触らないことが一番です。

口唇ヘルペスの回復期症状

口唇ヘルペスが回復期に入ると、水ぶくれからかさぶたへと変化していきます。

 

かさぶたは口唇ヘルペスの回復期の目安ですが、かさぶたになったからと言って、むやみにかさぶたを剥がす様なことはしないで下さい。

かさぶたになればもう感染しない?

口唇ヘルペス かさぶた

先にもお話しましたが、かさぶたは口唇ヘルペスにおける、回復期の目安になる症状です。

 

かさぶたの表面にウィルスは存在せず、感染力もだいぶ弱まっています。患部に触れて、その触れた手から感染することは、ほぼないと言っていいでしょう。ですが、まだ完全に乾燥しきれていない、かさぶたの内部にはヘルペスウィルスは存在しています。

 

10日~2週間にも及ぶ辛く長い感染期間、やっとかさぶたになったからと言って、むやみに剥がしてしまうと、かさぶた内部に潜んでいたウィルスを解放してしまうことになり、再び感染を広げてしまうのです

 

かさぶたが自然に剥がれ落ちるまでは、そっとしておくことが必要です。

口唇ヘルペスの感染ルート

口唇ヘルペス かさぶたでは、口唇ヘルぺスはどんなところを経由して感染してしまうのでしょうか?

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ヘルペスウィルスは直接的な接触を避けても、感染する恐れのある、感染力の非常に強いウィルスです。ヘルペスに限らず、ウィルスという目に見えない外敵を退治するのは困難ですよね。

 

でも、感染ルートに注意することで、感染や二次感染を回避することはできると思いませんか?まずは自分自身を守るため、また、大切な家族や恋人を守るため、口唇ヘルペスの感染ルートについてみていきたいと思います。

自分自身の患部から感染

口唇ヘルペスの症状が出ると、痛みや痒みから、とにかく患部が気になります。患部は最も多くのウィルスが存在し、増殖している場所ですので、安易に触れることはしないでください。

 

ヘルペスに触れた手で、他の部位に触れてしまうと、ヘルペスが拡大し、重症化してしまう恐れがあるのです!

 

また、ヘルペスに触れた手で他人に触れると、二次感染してしまいます。ヘルペスの症状があるときは、患部に触れないことが一番ですが、万が一、患部に触れてしまったら、手指を良く洗うようにして下さい。

 

手指の清潔保持は、ヘルペスの予防や、拡大防止、二次感染防止には基本のことだと理解してください。

キスやスキンシップによる感染

口唇ヘルペス感染の多くは、極近しい間柄で起こると言われています。家族や恋人とのキスやスキンシップなどを経由して感染してしまうのです。

 

仲の良いご夫婦や、恋人同士、小さなお子様のいるご家庭では、肌と肌とが接触する機会も多いかと思います。

 

ウィルスは患部だけに存在するわけではなく、唾液などにも含まれている場合もあるので、「患部を避ければ大丈夫だろう!」と解釈するのではなく、何だか怪しいなぁと、口唇ヘルペスを疑う症状を感じたら、皮膚への症状が現れていなくても疑わしい症状がなくなるまでは念のため接触を控えるようにしましょう

 

マスクの着用なども、二次感染を防ぐためには有効です。

生活用品の共用による感染

口唇ヘルペスの感染ルートの一つに、生活用品の共用が挙げられます。

 

タオルやグラスを共用する……本当に日常のありふれたひとこまですよね。そんな些細な場面から、ヘルペスウィルスは静かに忍び込んできます。

 

口唇ヘルペスに感染している方との生活用品の共用を避けるだけではなく、感染者が使った生活用品はよく洗い、タオルや衣服は天日干しすると良いでしょう。食器類は完全に分けての使用が良いですね。

口唇ヘルペスを予防するために

口唇ヘルペス かさぶた

ここまでは、口唇ヘルペスに感染してしまってからのことについて説明してきましたが、何はともともあれ、発症・再発しないことが理想ですよね。

 

口唇ヘルペスの感染ルートは理解できたかと思います。いずれかのルートをたどり、感染したヘルペスウィルスは、三又神経細胞に潜伏し、免疫力が弱まっている時に活発化し、発症・再発してしまいます。免疫力の高い時は発症せず、そのまま静かに潜伏を続けているのです。

 

感染したからと言って、必ずしも発症することはないし、発症していないから、感染しウィルスを保有ていないというわけではないのです。では、免疫力を高めて口唇ヘルペスを発症・再発させないために、日頃から注意したいことについて考えてみましょう。

 

  • 充分な休息を心掛け、疲れを溜めこまない
  • 適度にリフレッシュし、ストレスの回避を心掛ける
  • 暴飲暴食を控え、バランスの良い食生活をする
  • 運動習慣を身に着け、体力を維持する
  • 睡眠バランスを整え、質の良い睡眠をとる
  • 喫煙習慣のある方は、禁煙する
  • 飲酒習慣のある方は、飲みすぎに注意し適量に留める

 

全て完璧にというと、難しいところもあるかと思いますが、意識を持ち、心掛けることが大切です。是非、生活習慣の見直しに役立てて見て下さいね!

まとめ

口唇ヘルペスとは、口元に赤い水ぶくれができ、かゆみや痛み、熱感を伴う、とても厄介な急性の炎症性皮膚疾患です。ストレスや疲労の蓄積による、免疫力の低下により発症・再発してしまいます。

 

免疫力が高い時には、発症・再発することはありませんので、日頃からストレスや疲労を溜めこまないよう、生活習慣には充分気を付けていきたいものです。

 

また、疑わしい症状が現れたら、早期に病院受診をしましょう!早期に適切な治療を受けることで、軽度で済むこともありますし、大切な方への二次感染を防ぐこともできます。

 

発症してしまったら、症状がなくなるまでは、他者との肌の接触や、生活用品の共用は控えるよう、注意しましょう。そして完全にかさぶたが剥がれ落ちるまでは患部には触れないようにしましょうね。

 

「触らぬヘルペスに祟りなし!!」

 

日頃の自己管理への意識を持ち、いつでも健康でいることが何よりですが、まずはご自身のために!そして大切な人を守るためにも、病気に対する知識を持ち、いざという時に適切な行動ができるようにしておきたいものですね。

 

参考:口唇ヘルペスや口内炎は病院で何科を受診すれば良いの?子供は?

 

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