切り傷がひどいので病院に行こうとすると、「はて?何科に行ったらいいのかわからない」なんて事になります。外科なのか整形外科なのか?
子供なら小児科?皮膚科?迷ってしまいますね。痛い傷を負っているときに調べるより、先に知っておけば迷うことはありません。
切り傷で診察を受けるなら何科?外科か整形外科?皮膚科?
ケガをした時に何科を受診するのかって迷いますよね。総合病院に行けば案内窓口で聞けますが、何時間も待つことを考えると、痛みを抱える身としては、早い個人病院に行きたいところです。
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何科を受診するかはケガの具合で変わるようですよ。
- 整形外科
手足ケガの専門医と考えて良いでしょう。軽度のケガから骨にいたるケガまでの専門です。
- 形成外科
顔面のケガの時に受診しましょう。また、傷跡をキレイにしたいなども専門です。
- 皮膚科
皮膚表面のケガや、包丁で切ったようなケガなら縫合もしてくれます。ヤケドのときは皮膚科を受診します。
- 外科
一般外科=消化器外科と考えて良いでしょう。内臓の手術が専門です。軽度のケガなら縫合してくれます。交通事故での内臓破裂など、内臓のケガの専門です。
こう見てみると、重度の切り傷でなければ、どこの科を受診しても診察はしてもらえるようです。ただ、やはり手足のケガなら、整形外科に行くと間違いはないでしょう。
切り傷を負った子供を連れて行くなら何科?
赤ちゃんの時は、おむつかぶれやあせもなどもすべて生まれた病院や、小児科で診てもらいましたね。1歳を過ぎて歩けるようになると、とたんにケガが増えてきます。そうなると、小児科で良いのか、専門外科に行くべきなのか悩みどころです。
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小児科というのは小児内科と言って、15歳未満の子どもの風邪や予防接種などの時に受診します。
では、ケガは?大人と一緒です。上記のように、整形外科、形成外科、皮膚科のどれかを受診しましょう。ただし、小さなお子さんの場合、出血の量が多いとショックを起こし、意識を失うなどの症状を起こす可能性がありますので、ずいぶん出血が多いと感じたら、救急車を呼びましょう。
幼いうちに、神経や血管を傷つけると、今後、成長に影響がでるかもしれません。放置せず、病院に行きましょう。化膿させたりすると、無駄に苦しませてしまうだけです。
病院に着くまでや、救急車が来るまでにできることは?
お子さんがケガをすると、ママの方がパニックを起こしてしまうことが多くあります。救急車を呼ぶ時も、叫ぶばかりで聞き取れないこともあります。ここは無理にでも落ち着きましょう。
大量に出血している場合は、タオルなどで止血しましょう。タオルの上から傷口を圧迫します。また、救急車を呼んだんなら、電話でケガの状態を聞かれますので、きちんと伝え、指示にしたがいましょう。
これは病院に行っておいた方がいいかな、と思うくらいの傷なら、傷口を水道水で洗い流し、止血してから病院に行きましょう。ケガの処置は大人も子供も変わりませんが、子供は小さい分症状が急変することがありますので、よく観察することが大切です。
まとめ
内科でも縫合してくれる先生もいますが、まったく受けつけていない内科医もいます。縫合セットを持っていないと言われれば仕方がありません。やはり、専門外科医に処置してもらいましょう。
顔や足などで、傷跡が残りそうなときは、形成外科が良いですね。キレイに治す事を考えてくれます。先生にもよりますが、整形外科だと、とにかく治療!見た目はあと!治ればいい!と言う考え方の先生に当たってしまうと後々泣くことになってしまいます。
一番良いのは、かかりつけの内科医からの紹介です。電話で聞いてみたり、受けつけに顔を出して確認してみましょう。