擦り傷と違い、切り傷は皮膚の深いところまで傷が入り込み、血管の断絶により出血が多くなります。自分で治療できる目安は、止血に10分以上かからないことです。

 

それ以上ならすぐ病院へ行くこと!しかし、そのために自分でできることはなんでしょうか?

 

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切り傷は自分で治療できるの?判断基準は?

切り傷を作ってしまった時の止血方法は?ワセリンがいいって本当?包丁での切り傷や、カッター、彫刻刀などで作る切り傷は、切ろうとする力が加わった状態で起こるため、深い傷になりやすいのです。落としてしまって足先を切る事もあるかもしれませんが、自宅で治療するほとんどの切り傷は指先が多いですね。

 

参考:傷口の化膿を止める薬ってステロイド剤なの?非ステロイド剤もある?

 

自宅での治療で良いか、すぐに病院に行った方が良いのか判断する目安があります。指先を落としたり、明らかに出血量が激しい場合以外のことです。

 

  • 10分以上たっても止血できないとき
  • 筋肉や骨まで達している
  • 傷口にガラス片が入っている
  • 動物に噛まれた、ひっかかれた
  • 古釘が刺さった

 

ケガの状態は10人いれば10通りなので、これ以外もありますが、このような時と重ね合わせて判断してください。

 

切り傷の止血方法を教えて!そのとき注意することは?

切り傷ができたとき、まず初にすることは、水道水で汚れを落とすことです。出血量が多い時は、とりあえずキッチンペーパーやティッシュで押さえ、圧迫して止血します。「清潔なガーゼで止血」なんて言われても、ケガをした時に目の前に清潔なガーゼがあることはなかなか無いと思うので。

 

参考:切り傷の時に、腫れ、痛み、熱が起きるのはなぜ?このときの処置は?

 

浅い傷なら2~3分で、長くても5分すると出血はだいぶ止まります。押さえている手を離すと、まだ、ドクドクと出血するようなら、あと5分ほど押さえて様子をみましょう。

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このとき、ティッシュの上から輪ゴムをグルグル巻きにしたり、指1本が紫色になるほど押さえつける必要はありません。長時間指先に血液が回らないと、細胞が死んでしまいますので気を付けましょう。

 

切り傷の治療方法は?ワセリンを使う?

ある程度血が止まったら、傷口にワセリンを塗ります。ギトギトにならないように気をつけましょう。着けすぎると全部の指がベタベタしてしばらく何も触れなくなってしまいます。綿棒の先に少し取り、傷口に置くようにするだけで、ワセリンは体温で溶けていきます。

 

次にラップを巻きます、ケガをしていてやりにくいかもしれませんが、ラップのカッターで新たな切り傷を作らないように注意してくださいね。ラップはきれいに貼り付けなくても大丈夫です。

 

くるっと巻いたらそれでOKです。巻いた上下を密封する必要はありません。浸出液の逃げ道として開けておきます。

 

ラップの上から、流れ出てきた浸出液を吸収するためのガーゼを巻いて、サージカルテープなどで止めて完了です。もう少し安定させたいなら、その上から包帯を巻くと良いですよ。

 

3時間くらいしたら、外して見てみましょう。傷がズキズキと強烈に痛んだり、腫れや赤みはないか、熱をもっていないか確認しましょう。ひとつでも当てはまる症状があったら化膿している恐れがあるので、そのまま病院に行きましょう。

 

傷口に白いぶよぶよしたものが付いている場合はそれを洗い流し、もう一ど最初と同じことをします。ワセリン、ラップ、ガーゼ、包帯はすべて清潔なものに交換しましょう。

 

どうしてワセリンを使うの?ワセリンの良いところは?

ワセリンは保湿性に優れているため、傷口を乾燥させないために最良なのです。傷口からは、浸出液と言う、体液が出てきます。この液体は傷を治そうとする自己治癒力の集まりなので、その液体を傷口にとどめて、治療しようと言うわけです。

 

ボクシングや自転車競技ではワセリン治療はつきものですね。止血、幹部の保護に即効性があり最適なのです。

 

治療に使うワセリンは、白色ワセリン以上のものを使いましょう。黄色ワセリンは不純物の恐れがあるので治療には不向きです。プロペト(精製度の高いワセリン)を使うとより安全性が増します。

 

ワセリンは、切り傷だけではなく、擦り傷やヤケドの時にもあると助かるものです。準備しておくと良いですよ。また、近年はさまざまな災害も増えています。防災グッズとしてひとつあると良いかもしれません。

 

まとめ

ワセリンを使うのは、浸出液を傷口にとどめておくためだとお話ししましたね。浸出液はそんなに優秀なのでしょうか。

 

今までは切ったとたんに消毒してしまっていたために気が付かなかったかもしれませんが、さほど出血も多くない切り傷などは、洗い流した後、ギュッと傷口をつまむように合わせていると、30分くらいで傷がくっついてしまいます。

 

少し深くても、閉じるようにくっつけていると2~3時間でくっつきそうな感じになります。すべて浸出液の治癒効果なのです。こんなに簡単に治せる傷を今までは消毒液で浸出液まで死滅させていたのです。

 

消毒液を使わず、乾燥させず、ワセリンを使って早く治してしまいましょうね。

 

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