「なんかイライラする…!」
こんな生理中のトラブル、女性なら誰でも経験したことがあるのでは。女性だけでなく、
「彼女が月に1回は機嫌が悪い時期がある…」
と感じている男性もいるかもしれませんよね。女性も男性も気になる、生理中のイライラ。一体どう対処すれば良いのでしょうか?
自分のため、そして大切な人のために知っておきたい、生理中のイライラ解消方法をお話ししますよ!
目次
生理中のイライラ…うまく解消するには?!
生理中で、気持ちが不安定になるのは、めずらしいことではありません。でも、生理中のイライラを周りにぶつけてしまっては、「情緒不安定」や「性格が悪い」など、評判を落としかねませんよ!
イライラを解決できる方法を知って、次の生理は穏やかに迎えましょう!
生理中のイライラ解消法:アロマを使う
アロマは、知っていても実践したことがない人が多いのでは?
昔からいろいろな場面で活躍してきたアロマは、生理に関するトラブルにも効果を発揮しますよ!
ゼラニウム
ローズのような甘い香りと、スッキリしたミントの香りをどちらも持っているのが特徴です!女性ホルモンに働きかける香りで、更年期障害にも効果があるんだとか。
気持ちを明るく、穏やかにしてくれる香り。女性なら持っておきたいアロマオイル化もしれませんね。
イランイラン
イランイランは、花の中の花という意味のある花です!
女性ホルモンを調整する作用のほか、子宮強壮、抗うつ作用まであります。肌の皮脂バランスを整える、肌荒れにもうれしい香りです!
カモミールローマン
カモミールは、有名な香りですよね!カモミールローマンは、心を落ち着かせたり痛みを和らげたりする作用があります。
また、女性特有の症状にも効果が期待できるので、オススメですよ!カモミールなら、ティーで摂ることもできるので、ゼラニウムやイランイランよりもお手軽かもしれませんね。
体を温める
生理中は、血流が悪くなるって知っていましたか?体が冷えると、さらに血流が悪くなり、イライラしたり痛みが強く出たりします。
生理中こそ、体を温めるよう心掛けましょう!これだけで、イライラや生理痛が和らぐなら、万々歳ですよね!
睡眠をしっかりとる
生理中に、眠気に襲われたことがある人はいませんか?生理は、女性特有のもの。
体の中では、妊娠という女性特有の機能に関わる大切なことが起こっていますから、無理せず寝ると良いですよ!夜更かしせず、早めに眠れば、肌荒れも解決すること間違いなし!
いかがでしょうか。ついつい、冷たい飲み物ばかり飲んだり、夜更かししたりしている人は要注意!
イライラがさらに増してしまうかも?!対策を知って、イライラを軽減できるように過ごすのが大切ですよ。
その日、生理中または生理日が近いというのは、あなたの都合でしかありません。そんな自分だけの都合で、周りに当たるのは迷惑でしかないんです!ちゃんと、自分で対処・対策できるようになりませんか?
参考:生理前は食欲が止まらない!そんな悩みに食欲を抑えるポイントをご紹介
生理中のイライラの原因を知っておこう!
生理前から生理中にかけて、さまざまなトラブルを経験したことはありませんか?
「いつもより食べていないのに、体重が増えた…」
「急に肌荒れ…ニキビがなくならない…」
「彼氏に対して無性にイライラする…」
ここに挙げたのは代表的な例ですが、症状には個人差があるので他のトラブルを抱える人もいるでしょう。月に一度、心や体に何らかのトラブルを引き起こすのは、一体どうしてなのでしょうか?
次のトラブルの前に、一緒にみてみませんか?
どうして、生理中はトラブルばかりなの?!
端的に言えば、生理中のイライラ(などのトラブル)の原因は、ホルモンバランスが乱れること。これに尽きるのです!
女性ホルモンは、黄体ホルモンと卵胞ホルモンの総称で、本来はこの2つのホルモンがうまくバランスを保っています。
しかし、生理前にはこのバランスが乱れてしまうんです…!これらのホルモンについて、少し詳しく見ていきましょう。
卵胞ホルモンとは
卵胞ホルモンは、別称:エストロゲン。女性らしい体格や、妊娠しやすい体をつくる役割があるのは、卵胞ホルモンなんですよ!
何らかのことが原因で、黄体ホルモンが分泌されにくくなると、不妊症の原因にもなってしまいます。肌の調子を整えたり、気持ちを安定させたり、黄体ホルモンとは全く逆と言える作用が特徴です!
黄体ホルモンとは
黄体ホルモンは、プロゲステロンとも呼ばれるホルモンです。主に、女性の体を守り、妊娠の継続をサポートします。
妊娠した場合に、胎児に栄養や水分を与えたり、体の中にウイルスが侵入してくるのを防ぎ、胎児を守ったりする役割をしています。こんなに大切な役割があるのに、イライラや肌トラブル、便秘などの症状を引き起こすのが特徴です。
2つの女性ホルモン、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの特徴は、お分かりいただけたでしょうか。生理に関わるトラブルの原因は、黄体ホルモンであることが分かりましたね。
でも、「トラブルを起こすなら、無ければ良いのに…」なんて思わないでください!
黄体ホルモンが減ってしまうと…
黄体ホルモンは、妊娠の継続をサポートする、とお話ししましたよね。その黄体ホルモンが分泌されなくなったら、どうなると思いますか?
なんと、不妊症の原因になってしまう可能性があるんです…!卵胞ホルモンが分泌されて、心や肌の調子が良いのはもちろんうれしいこと。
でも、妊娠して母になるというのも、女性はもちろんのこと男性にとっても喜びですよね。
黄体ホルモンを減らさないために…
黄体ホルモンを減らさないようにするには、ビタミンEを摂取するのが効果的ですよ!ビタミンE は子宝ホルモンとも呼ばれ、妊娠しやすい体作りに最適な栄養素なんです。
かぼちゃ、ほうれん草、小松菜などの野菜、アーモンドなどのナッツ、納豆や卵などに多く含まれていますから、積極的に摂ると良いでしょう。さらに、ビタミンCをいっしょに摂取すると、ビタミンEの抗酸化作用の発揮を助けてくれるので、おすすめの組み合わせです。
女性の体には、どちらのホルモンも必要不可欠です。増減に振り回されず、1で紹介したようにうまく付き合っていく方法を探しましょうね!
女性ホルモンの周期を知ろう!
生理に深く関わる女性ホルモンは、どんな周期で分泌されるのでしょうか。2つのホルモンが、交互に増えたり減ったりを繰り返しているんですよ!以下で確認してみましょう!
①卵胞期:生理の期間を終えて、排卵が起こるまでは卵胞ホルモンが多く分泌されます。
↓
(①-2低温期:体温が低くなります。)
↓
②黄体期:排卵が起こってからは、黄体ホルモンの分泌量が増え、卵胞ホルモンは減っていきます。
↓
(②-2高温期:体温が高くなります。)
↓
①へ戻る
女性の体の中で、この周期が1周するのに約1か月。
①卵胞期で心も体も調子が良くなったり、②黄体期に入ってどちらも調子が悪くなったり、これを繰り返しているんですね。
生理前からイライラするのは、女性なら誰だって経験すると言えます。ただし、それを周りにぶつけてしまう人になるのか、自分で解決していつも穏やかな人になるのか。それはあなた次第です!
まとめ
生理中にイライラが起こるのは、女性ホルモンのバランスが乱れることが原因です。
女性ホルモンには卵胞ホルモン・黄体ホルモンがあり、黄体ホルモン(プロゲステロン)が増えることで肌荒れやイライラなどのトラブルが多くなります。
トラブルの原因になるとはいえ、黄体ホルモンは妊娠に必要不可欠なホルモン。減少してしまえば不妊症になりかねませんから、うまく付き合っていくのが大切ですね。
女性なら、誰だって生理にまつわるトラブルに見舞われた経験があるもの。アロマや、夜ゆっくり寝るだけでも、症状を軽減できますから、さっそく試してみて下さいね。
生理中でイライラしたとしても、周りに当たり散らさず、自分で解決できるようになりましょう!
参考:生理中に妊娠検査薬を使用できない!?正しい検査結果を調べる方法は?