「何だか胃がもたれてる気がするな…それにちょっと気持ち悪いかも…」
こんな苦しみを味わったら、辛いですよね。食べ過ぎなのか、飲み過ぎたのか、突然襲ってくる胃もたれによる吐き気。
何とかする方法はないかと探しているあなたに、ぴったりの方法がありましたよ!わかりやすく解説するので一緒に見ていきましょう。
目次
どうすれば良い?!胃もたれによる吐き気
胃がもたれたり、吐き気があるとき、あなたはどのように過ごしているでしょうか。
気持ち悪くて、トイレにこもりきり、ということもあるかもしれませんね。
トイレにこもらなくても、苦しい胃もたれや吐き気があるときの対処法、ちゃんとありますよ!
胃もたれで吐き気がしたらまずは横になる!
仰向けになるのではなく、体の右側が下になるようにします。そうすることで、胃や腸に血液が集まり、消化が活発になるようです!
また、体の右側を下にして横になることで胃の中の食べ物をスムーズに腸に送ることもできますよ!吐き気があるとき、こうすると楽になりそうですよね!
ただし、注意点がひとつ。
食べてすぐ横になってしまうと、脳が胃腸に休めのシグナルを出すので、消化不良を起こる可能性があります!30分ほど経ってから、横になるのが良いでしょう。
ガムやタブレットをかむ
ミントのガムやタブレットをかむと、吐き気を和らげる効果があるようです!
また、ミントの香りや味は、リラックス効果もあるので、吐き気を抑えるのには効果があると言われています。吐いたあとは、口の中が気持ち悪いですよね。
そんなときにミントのガムやタブレットをかむことで、気持ちを落ち着かせる効果も期待でき、気になる口臭も対策できますよ!
ツボを押す
お風呂の中でツボ押しマッサージをするのも、吐き気対策にはおすすめです!
マッサージの手順は、
- 湯船に、膝を立てて楽な姿勢で座る
- 息を吐きながらリラックスする
- 指先で、肋骨(ろっこつ)の下、少しくぼんだ部分をもみほぐす
こうしてツボを刺激することで、胃の動きが回復すると言われているんです!ただし、吐き気がひどい場合はツボ押しは避けるのが望ましいでしょう。
胃もたれが収まらなければ胃腸薬を飲む
食べ過ぎ、飲みすぎで起こる胃もたれや吐き気は、胃腸薬を飲んで安静にすることも効果があると言えます。
胃もたれ、吐き気を解消する薬を紹介しますね!
新キャベジンコーワα(興和株式会社)
胃もたれや胃の不快感におすすめの薬です。
胃の運動を促す働きのある生薬が含まれるので、弱った胃が元気になるかもしれません!
セルベール整腸錠(エーザイ)
胃もたれを繰り返す人や、アルコールで胃が荒れやすいなどの傾向がある人にはおすすめです。
胃の粘膜を守る胃粘液を増やす作用があり、胃酸による刺激から守ってくれます!
第一三共胃腸薬(第一三共ヘルスケア)
ダカヂアスターザN1というたんぱく質や糖質を分解する成分、リパーゼAP12という脂肪を分解する成分が含まれているので、胃の中に溜まった食べ物の消化を助けてくれますよ!
胃もたれや吐き気はもちろん胸やけや胃痛にも効果があります!
太田胃散(太田胃散)
食べ過ぎ飲み過ぎ、胃のもたれや吐き気などを解決して、胃を健康にするために効果のある生薬が配合されています!
さらに、胃酸を抑える作用のある成分も入っているので、潰瘍を防ぐ効果が期待できそうですよ!
大正漢方胃腸薬(大正製薬)
胃もたれや吐き気を引き起こす、胃の疲れや不規則な食生活などのある人におすすめ!
胃の調子を改善して、おいしくご飯が食べられるようになりますよ。食前に飲むように決められているので、服用の際は注意しましょう。
胃もたれや吐き気の対策は、思いのほか簡単な方法で解決できそうですね!どうしても辛いときには、薬に頼るのも良いでしょう。
参考:コーヒーを飲むと胃もたれする?コーヒーのメリット・デメリット
そもそも、どうして胃もたれによる吐き気が起こるの?!
ここまで、胃もたれで吐き気がするときの対処方法をお話ししてきました。
でも、胃もたれと吐き気が起こらなければ、苦労しなくて済むのに、と思いませんか?そこで、胃もたれと吐き気が起こる原因を見ていきたいと思います!
原因がわかれば、対策もできるはずです!
食べ過ぎ、飲み過ぎ
胃もたれがして、さらに吐き気もある、というダブルパンチ。こんなことで私たちを苦しめる原因は、なにより食べ過ぎです。
例えば、「せっかくのビュッフェ!いっぱい食べて元を取らないと!」と思って、食べ過ぎることはありませんか?食べ過ぎによって、胃には大きな負担がかかっていますよ!
負担がかかることで、胃は、いつものように食べ物をしっかり消化することができなくなり、胃の中に食べたものが溜まってしまいます。これが、胃がもたれる、気持ち悪くなる原因なんです!
また、アルコールを飲みすぎることも、胃に負担をかける原因になります。
それだけでなく、アセトアルデヒドによる害もあるので注意が必要ですよ!アセトアルデヒドは、飲んだお酒が肝臓で分解するときに発生する有害物質です。
本当は、体内の酵素で分解されるんですが、飲み過ぎによって分解が間に合わない場合があります。すると血中にアセトアルデヒドが増え、吐き気が起こるんです。
ストレス?
ストレスがありすぎると、自律神経のバランスが乱れます。自律神経とは、交感神経と副交感神経という2つの神経の総称で、通常はこの2つがうまくバランスを取りながら働いているんです。
そして、胃や腸などの内臓をコントロールしています。ストレスが多すぎると、この自律神経のバランスが乱れ、体に影響がでることがあるんですよ!
症状はさまざまですが、胃もたれや吐き気があるのは、胃腸に影響が出ているとも考えられます。特に、朝から吐き気がするという場合は、ストレスの可能性が高いんです!
病気の可能性も…
もちろん、胃腸の病気で、胃もたれや吐き気が起こることがあります。
代表的な病気を紹介しましょう。
胃アトニー
胃下垂という言葉を聞いたことはありますか?
これは、胃の下部が通常より下に垂れ下がっている状態の事です。その影響で、胃の筋肉がたるみ、働きが悪くなることがあり、これを胃アトニーと呼びます。
胃アトニーになると、消化が悪い状態が続くため、胃もたれや吐き気などの症状が起こりやすくなるんですよ!
潰瘍(かいよう)
胃潰瘍という言葉は、きっと聞いたことがありますよね。
潰瘍とは、胃酸によって、胃や十二指腸の粘膜が壊され、粘膜がただれたりえぐれたりする病気です。潰瘍ができたときの症状にも、胃もたれや吐き気があります。
胃がん
胃がんが進行すると、胃もたれや吐き気などが現れるんです。
その他にも体重が減ったり、食べていなくても満腹感があってお腹が張っていたり、血を吐いたりすることも…!
いかがでしょうか?
「ただ胃もたれと吐き気があるだけなのに、怖い病気ばっかり!」
と思った人もいるかもしれませんね。そう、胃もたれや吐き気は、放っておいてはいけない症状なんです!
辛い症状が続く場合は、必ず病院を受診しましょう!
まとめ
胃がもたれ、吐き気が出る原因は、暴飲暴食やストレスが関係しています。たとえ付き合いの食事でも、自分の体を壊すことがないよう、食事の量には気をつけましょうね。
潰瘍がある場合も、胃もたれや吐き気などの症状がありますが、内臓自体に傷がついてしまっているので、紹介した対策では効果がない可能性が高いと言えます。
この2つの症状に加えて、激しい胃痛がある場合は、すぐに病院を受診しましょう。効果のある薬があるのはたしかですが、これは最後の砦(とりで)。
「薬があるから大丈夫!」
と考えずに、日々の食生活を見直すところから始めましょうね。