あなたの足の甲に、こんな症状はありませんか?
- 腫れている
- 変な方向に曲がっている
- 痛い
当てはまったら、要注意!あなたの足の甲は、骨折しているかもしれません!
「足の甲を骨折したら、ちゃんと治る?」
「今まで通りに生活できるの?!」
こんな疑問に、いまお答えしましょう!
目次
足の甲を骨折!いつ治る?!
足の甲を骨折するのは、スポーツなどの疲労骨折と、足の甲を強打した場合のどちらかが原因として考えられます。前者の方が、割合が高いと言われているんですよ!
どんな怪我でも、治るまでの期間が気になりますよね。足の甲を骨折した場合は、完治までどのくらいの時間がかかるのでしょうか。
一緒に見ていきましょうね。
足の甲を骨折したら、完治まで〇ヵ月!
単刀直入に言いましょう。足の甲を骨折してしまった場合、完治するには3か月かかると思ってください。
「えっ?3ヵ月も?!」
と思った人が、どれだけいることでしょう。これから、どうしてそれだけの時間がかかるか、説明させてくださいね。
骨がつながっても
足の甲を骨折しても、骨自体は2週間ほどでちゃんとくっつくんです。でも、骨がくっついた直後の期間が、一番危険なんですよ!考えてみてください。
足は、体の全体重がかかっていますよね。ということは、丈夫な骨で支える必要があるんです。ところが、足の甲を骨折して、治ったと言ってもまだもろい状態だったらどうでしょう?
体の体重に負けて、また折れてしまうかもしれないんです。それで、きちんと治るまでの期間が必要になります。
手術する?しない?
足の甲を骨折した場合、手術が必要・手術は不要の2パターンがあります。どちらにしても、まずはギプスと添え木で元の正しい位置で骨を固定して、しっかりつながるまで、1~2ヵ月は足を使わないようにする必要があるんです。
固定したとはいえ、足を使ってしまうと、先ほどお話ししたように、足に自分の体重がかかり、また折れてしまう可能性がありますよね。
治るスピードは人によって違うので絶対ではありませんが、足の甲を骨折した場合は3ヵ月程度の時間がかかります。時間が経つと悪化していくので、変だと思ったらすぐに病院を受診するのが良いでしょう。
骨折して入院などすると、筋肉や他の関節が衰えてしまいますが、それをカバーするためのリハビリがあるので、面倒がらずに励んでもらいたいですね。
足の甲を骨折、もうスポーツはできない?
足の甲は、スポーツでつま先に大きな負担がかかることで骨折することがほとんどです。
疲労骨折では、気づかないうちに骨にヒビが入りはじめ、衝撃が加わって骨折の状態になってしまいます。跳んだり走ったりすることが多い競技では、特に多いんです。
もしも競技中や練習中に足の甲を骨折してしまったら、どうすれば良いでしょうか?
あなたにもできる!応急処置
「足の甲、痛いな。それに何だか腫れてる」
このように、骨折している症状があるときは、病院で診てもらうのはもちろん必要ですが、応急処置をしておくのも大切なことです。
アイシング
氷や水で、痛めたところを冷やしましょう。保冷剤をアイシングで使う場合は、そのまま体に当てると凍傷になってしまう可能性があるので、必ずタオルなどでくるむようにします。
15分程度が目安ですが、冷やして感覚がなくなってしまうと凍傷の恐れがあるので、注意が必要です。感覚がない、麻痺しているというような感じになったら、すぐにアイシングをやめましょう。
テーピング
テーピングを行い、足の甲を固定して、かかる衝撃を減らすのも、応急処置になりますよ!
足の甲は、アーチを描くような形になっています。このアーチを、4手順で固定するんです!
- 右足なら小指、左なら親指側から、関節にかからないよう巻きます。
- 一周巻いたら、かかと部分に引っかけて、かかとを固定するように一周巻きます。アキレス腱には引っかけないようにして下さい。
- 1で巻いたテープの端と、5ミリ程度重なるように、巻きつけます。かかと部分は特にしっかり巻きつけます。
- 巻き始めた場所に戻ったら、足の甲のアーチにもう一度巻きつけます。
あなたにとっては普通の生活でも、足には大きな負担がかかっています。特別なことではなくても、足の甲を骨折する可能性があるんですよ!
一度足の甲を骨折してしまうと、あなたにとって大切な、スポーツをする機会が減ったり無くなったりする可能性も高まってしまいます。これは、あなたの日常生活を変えてしまう出来事になるかもしれませんね。
足を骨折したら、何が不便になる?!
足の甲を骨折すると、完治までに時間がかかりそうだ、ということはわかりましたよね。では、その間に、日常生活はどう変わるのでしょうか?
仕事や学校に行くのが制限される、といことは、想像できますよね。その他にも、あなたの生活が変わるところはたくさんありました!
食生活
骨折しているんですから、骨に良い栄養はたくさん取る必要があります。中でも、骨の形成を助けるたんぱく質、カルシウム、ビタミンDなどを多く含む食品を摂取するよう、気を遣うことが必要でしょう。
また、骨折で以前のように動けなくなると、運動量は確実に減ります。カロリーオーバーにならないよう、注意が必要ですよ。
運動
骨折で入院していても、動かずにいると筋力が低下してしまいます。院内を歩くなど、よく動くようにすることで、骨もくっつきやすくなります。
骨折しているときは、動くために松葉杖が必要ですが、使い方に慣れるまでは運動量を確保できなくなってしまい、もどかしい思いをすることもあるでしょう。
それでも、骨折が完治したとき、体力が衰えていないようにするためにも、動きにくい中で運動を心掛けなければなりません。
入浴
骨折していても、お風呂に入って血流を良くすることは、骨にとっても良いことです。ただ、自分が入りたいから入る、というわけにはいかず、医師の許可を必ず取らなければいけません。
また、ギプスで足を固定している場合は、濡れてしまうのを防ぐ必要もあります。ビニール袋などに包み、しっかり固定してから入浴しなければいけません。
もしもギプスがぬれてしまったら、水気をふき取り、ドライヤーで乾かすなど、普段していなかったことをしなければならなくなってしまうんです。
喫煙
タバコを吸うことは、骨がくっつくのを邪魔する要因になるので、入院中は禁煙するのが良いでしょう。
禁煙することで、骨折を治す以外にも体に良いことがたくさんあると言えますが、ずっと吸ってきた人にとっては、大きなストレスになる可能性もありますよね。
いかがでしょうか。足の甲を骨折することで、普段何げなくしていた食事や入浴なども変わってしまいます。
自由に出来ていたことに制限がかかるのが、何よりつらいと思いませんか。もしも骨折してしまったら、つらさをバネに、1日もはやく元の生活に戻れるようにリハビリに励まなければいけませんね!
参考:足の甲が異常に腫れてきた!コレって骨折?応急処置の方法
まとめ
足の甲を骨折してしまうと、仕事も学校もしばらく休むことになりますし、治っても以前のように仕事や部活ができる保証はありません。しかし、もっと怖いのは、治療をせずにいると症状が悪化してしまうことです。
腫れや痛みが悪化してしまって、本当なら治るはずだった怪我なのに、もう元通りには治らなくなっていた、というのは、避けなければいけないことですよね。
そのためにも、異変を感じたら、すぐに病院を受診するようにします。病院で早いうちにしかるべき治療を受ければ、ちゃんと治せるんです。
スポーツなどで、骨折してしまうことは避けられないものかもしれません。ただ、骨折してしまったらどうすれば良いか、応急処置はあるのかなどを覚えて、万が一の場合に備えましょう!