足の甲が腫れたことはありませんか?変わったことをしなくても、気づいときに「あれ、腫れてる?」と思った経験がある人がいるかもしれませんね。
もちろん、足の甲の骨を骨折すると、足の甲が腫れることがあります。
骨折していなくても、趣味や部活でスポーツをする方にとっては、腫れていることが気になって、集中してプレイできない原因になるかもしれませせん!どうして、足の甲が腫れてしまうのでしょうか。その原因は、骨折だけではありませんよ!
あなたの生活習慣が、足の甲が腫れる原因になっているかもしれないんです。足の甲が腫れたのは、本当に骨折なのか?!これから、一緒に見ていきましょうね。
目次
足の甲が腫れた!骨折なの?!
足の甲は、どんなときに腫れてしまうのでしょうか?これから、考えられる原因を一緒に見てきましょうね。
腫れてしまうのは、どうやら骨折だけではなさそうですよ!
疲労骨折
足の甲の骨が折れてしまうと、甲は腫れてしまいます。また、足の甲の骨が折れる原因は、ほとんどが疲労骨折だと言われているんですよ!
疲労骨折は、まず、同じ部分に衝撃やストレスがかかり続けて、小さな骨折ができます。その小さい骨折部分にさらに衝撃がかかり、骨全体が折れてしまうんです。
もちろん、足に重たいものを落とすなどの衝撃を与えれば、骨が折れてしまうこともありますが、スポーツなどで足を使いすぎて、負担が大きくなって、折れてしまうことの方が多くて当然ですよね。
腱鞘炎(けんしょうえん)
「え?!腱鞘炎って、手に起こるんじゃないの?」
と思った人もいますよね。たしかに、よく聞く腱鞘炎は、手首や腕に起こる人が多く、それが知られているんです。
しかし、足にも長母趾伸筋腱(ちょうぼししんきんけん)、前脛骨筋腱(ぜんけいこつきんけん)などの腱鞘があるんですよ!長時間歩いたり、激しいスポーツをしたりすることで、足に腱鞘炎が起こって、腫れや痛みなどの症状が出てしまいます。
痛風(つうふう)
この病気は聞いたことがあるのではないでしょうか。痛風は、尿酸が体内に溜まって結晶になってしまうことで、関節炎を引き起こします。
普通は、足の指から生じる症状ですが、放っておくと、足の甲の腫れがおこる可能性があるんですよ!痛風の発作は、かなりの激痛ですが、1週間~10日ほどでおさまります。
「足の甲に、ひどい痛みが繰り返し起こるんだけど」
という人は、痛風を発症しているかもしれませんね。
骨折以外にも、足の甲が腫れる原因があったんですね。骨が折れる原因には気をつけて生活したいですが、なかなかそうはいきません。
そこで、足の甲が痛いときの対処方法をお話ししますよ!
足の甲が腫れて痛みが!どうすれば良い?!
足の甲の痛みに苦しんでいるみなさん。
大丈夫、ちゃんと処置する方法はありますよ!
疲労骨折の場合
この場合は、骨折した部分をあまり動かさず、安静にするだけでも効果があります。疲労骨折は、スポーツのし過ぎで起こることが多いてと言えます。
そのため、しばらくスポーツをせず、足を休ませることも必要でしょう。実際に足の甲の骨が折れている場合は、病院に行く必要があります。
この場合は、その場所が赤くなったり紫になったり、腫れたりしているはずなので、応急処置として腫れている部分をタオルや湿布などで冷やしましょう!
また、靴の中敷きとしてアーチサポートを入れたり、リハビリで足の裏の筋肉を鍛えたりすると、足の甲の負担が減り、痛みを和らげることができます!
腱鞘炎の場合
腱鞘炎の場合は、姿勢や歩き方を正すなど、脳が間違って記憶している動作を修正するという治療を行います。方法は、病院の医師に従いましょう。
姿勢を修正することで、足の甲にかかっていた負担が軽減されて、痛みが和らいだり、なくなったりするので、治療を受けてみてください。
ここで、腱鞘炎の症状を和らげるストレッチがあるので、紹介しますね!
- まず、足の指先を持ち、下方向へ踏み込むように動かします。
- 次に、指先が、足の裏に対して90°になるよう、動かしましょう!
- 最後に、足の外側を、入念にマッサージします。
このストレッチは、スポーツをする前にすると、より効果があるんですよ!
痛風の場合
痛風の発作を抑えるには、スプリントという装具で固定し、アイシングをして痛みを和らげます。また、非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDといいます)を使うことで、関節の痛みを軽減することができますよ!
痛みのある関節が1、2か所であれば、コルチコステロイド懸濁液(けんだくえき)を、関節に注射することも有効です。初めて痛風を起こした、と場合は、太り過ぎている可能性があるので、徐々に体重を減らしていくと、痛風発作は起こらなくなるでしょう。
いかがでしょうか。対処方法がわかると、痛くなったときの不安が消えていきませんか?もしも、また痛くなったときには、試してみてくださいね。
足の甲の痛みを予防するには
足の甲の痛みがあると、歩くのも、大好きなスポーツをするのも、うまくできないですよね。
そうならないように、足の甲が痛くなるのを予防する方法をお話しします。
自分に合う靴を履く
靴のサイズが合っていないと、どうしても足に負担がかかってしまいます。特に、女性でヒールの高い靴をよく履くという人は、足の甲を痛める可能性が高いんですよ!
ヒールが高い靴は、女性らしくて綺麗ですが、その分つま先にも負担がかかりますし、幅が合っていなければ締め付けで甲にも大きな負担がかかるので、ぴったりサイズの合う靴を履きましょう。
足を組んで座らない
足を組んで座っていると、腓骨(ひこつ)神経が麻痺してしまうんです。長時間正座したり、しゃがんだりすると、足がしびれてきませんか?
足を組んだり正座したりすると、腓骨神経が圧迫されて、痺れてしまうんです!腓骨神経が麻痺することで、しびれや痛みが発生するので、足に負担をかけない座り方をすると良いですね。
冷やす
骨折はしていなくても、足の甲に痛みを感じた場合は、冷やすのが有効でしょう。
1日1日、疲れて痛くなった足を冷やすと、その部分の炎症を抑えることができます。次の日に痛みを残さないというのも、予防のひとつではないでしょうか。
自己管理を徹底する
先ほどお話しした通り、太り過ぎは、痛風の原因となることが分かっています。食べたいものだけ食べて、飲んで、太って痛風になってしまうのは、あなたの責任なんです。
太って体重が重くなると、その分足への負担が増えますよね。太っていると、痛風になるだけではありません。生活習慣病をはじめ、他の病気になってしまうリスクもあるんです。
これを機に、生活習慣を見直して、しっかり自分を管理するようにしませんか?
まとめ
足の甲に出る痛みは、放っておくと別の炎症を起こしたり、繰り返したり可能性があるので、悪化する前にしっかり治すのが大切です。腫れて痛みが出たら、自分でするケアだけでなく、病院で診てもらうと良いでしょう。
また、足の甲が腫れる原因は、怪我だけではありません。
生活習慣が原因で、病気になった場合も腫れて痛みが出ますし、病気ではなくても、あなたの座り方ひとつで痛みがでるのです。
足の甲が腫れる原因になるような習慣がある場合は、はやめに改めるようにしましょうね。そう、症状が出た場合は、放置しないことが大切ですよ!
参考:足の甲を骨折した時の完治までの道のり。日常生活はどうなる?