「全然止まらない、透明な・・・!」
こんな鼻水が出たことはありませんか?そんなとき、ずっと鼻にティッシュをあてていると、「鼻血かな?」なんて勘違いされそうですし、でもそうは言ってもティッシュをあてないわけにもいかないですよね。
会社や学校で、こんなことになったら困りますよね。鼻を何度かんでも、止まることを知らないその鼻水。日々、鼻水で困っているあなたへ、止まらない鼻水の原因と、対処法を紹介します!
目次
透明でサラサラ、止まらず流れる鼻水・・・原因とは?
透明で、サラサラと止まらない鼻水は何なのでしょうか。
「止まらないなんて、どこかおかしいのかな?」
と感じる人がいてもおかしくありませんね。でも、それは余計な心配かもしれません。ちゃんと、透明な鼻水がサラサラで続けるのには、原因も対処法もあります。これから、まず原因を説明しますね!
サラサラな鼻水が出る原因?!
サラサラな鼻水がたくさん出る原因として、2つ理由が考えられます。
鼻風邪
みなさん、風邪をひいたときのことを思い出してみてください。初めの方は、サラサラした鼻水が出たような記憶はありませんか?
風邪をひいたときは、風邪の菌をやっつけるため、リンパ球が作用します。リンパ球は、鼻の中にいる風邪の菌に反応して、鼻水が出ます。これが風邪初期の症状です。
もしも風邪であれば、サラサラな鼻水が出ているときにのどや関節の痛み、発熱などの症状も感じているかもしれません。風邪の場合は、しばらくすると透明な鼻水はおさまります。
アレルギー性鼻炎
よくいう花粉症の時期や、猫が近くにいるときに、鼻がムズムズしたことはありませんか?こんなときに、鼻がムズムズするどころではなく、大量の鼻水が出てしまう場合は、アレルギー性鼻炎であると考えられます。
アレルギー性鼻炎は、体に害はないものでも、鼻が過剰に反応してしまう病気で、一般的にはハウスダストやダニ、猫の毛などが、アレルゲン(アレルギー反応を起こす原因)となっています。
このほかにも、寒冷アレルギーというものが原因で、透明な鼻水が出ることがあります。このアレルギーは、外気の温度差に体が、体温ついていけなくなって起こります。
また、寒いときに、ずっと暖かい部屋にいて、いざ外出しようとすると、不意に鼻水が、なんてことを経験したことがあるでしょうか。それが、寒冷アレルギーというものなのです。最近は温暖化のせいか、「昨日まで扱ったのに、今日は急に、すごく寒いぞ!」なんて日もありますよね。
そんなときに、寒冷アレルギーによる鼻水が出るかもしれないので、要注意です!
花粉症で鼻水が出るのもアレルギー性なの?
花粉症も、花粉がアレルゲンになっている、一種のアレルギー性と言えます。
ただ、花粉症が起こる時期を考えると、必ず花粉が多く飛んでいる時期ではありませんか?スギ、ブタクサ、等々、花粉が多く飛ぶ時期は違っても、その花粉が多いときに限って、鼻水などの症状がでますよね。このことから、花粉症は季節性のアレルギー性鼻炎
原因が違うので、対処法も違いそうですね。このあと、対処法についてもみていきましょう。
どうして透明な鼻水がでるの?
風邪のひきはじめと、アレルギー性鼻炎に共通すること。
それは、どちらも鼻水で、敵を排除しようとするということです。
驚くべき、鼻水の役割
風邪の場合には、風邪のウイルスを流してしまう。
アレルギー性鼻炎の場合には、アレルギーを起こすアレルゲンを流し出す。このような働きをするのが、リンパ球です。
透明な鼻水は一年中!
リンパ球は、白血球のように、病気の原因になるものを体から追い出します。鼻の粘膜についたアレルゲンを、一気に体外に押し流せるのは、このサラサラな鼻水のおかげなんですよ!説明したように、一人ひとりにとってのアレルゲンは、現れる時期が違います。
花粉で症状が出る人もいれば、花粉のような物質ではなく、温度が違うことで体が敏感に反応してしまう人もいるのです。場合によっては、一年中ずっとサラサラ鼻水に付き合っている、という人もいるかもしれませんね。
でも、それもあなたの体をアレルゲンから守るために!身体が働いてくれている証拠です。
サラサラ鼻水の特徴?
一年中続くこと以外にも、サラサラな鼻水の特徴があります。それは、朝と夜(寝るとき)に症状がひどくなりやすいということ。
朝起きたときや、寝ようとして横になったとき、急に鼻水が出たことはありませんか?朝に起きたときに出てくる鼻水は、モーニングアタックと呼ばれていて、めずらしいことではないのです。
モーニングアタックは、ほぼ花粉症がはやるのと同じ時期(2月~3月)によく見られる症状であることから、アレルギーによる症状と考えてよいでしょう。
サラサラ鼻水の対処法は?
これも、原因が風邪とアレルギーで違うように、対処法が違います。
風邪でサラサラ鼻水が出ているのに、アレルギーの場合の対処をしても効果がないと考えられるので、注意してくださいね!
風邪の場合の対処
この場合は、体を回復させなければいけませんね。風邪をひくときは、体力も免疫力も落ちているとき、と考えられますよね。そのままにしておくと、風邪のえじきになってしまいます。
身体を冷やさないようにしたり、栄養のあるものを食べたりして、とにかく体を元気にさせるようにしましょう。鼻水は、きっと「元気にして・・・」という体からのメッセージです!
アレルギーの場合の対処
一年中続く、アレルギーによる鼻水。
こちらも、少しでも止める方法を紹介しましょう!
(1)水を飲むだけで鼻水を止める方法
この方法は、「魔法のように効く!」と言われています。やり方は、少しの水を口に含む…これだけなんです!
スプーン一杯くらいの量の水を口に含んで、しばらく待ちます。すると、鼻の通りが良くなってきます!そのあと、水を飲みこんで、終わりです!
このとき飲みこむ水は、唾液と混ざっているので、少し抵抗がある人もいるかもしれませんが、唾液には、のどの炎症を抑えるという、すごい効果があるんですよ!水は吐き出さずに、飲みこむのがおすすめです。
(2)鼻のツボを押す
鼻水を止める効果のあるツボを紹介します!
出典:http://phototro.com/hanamizu-2213
- 清明(せいめい):目頭の脇にあります。眉間を指ではさむと、ちょうどツボの位置です。
- 鼻通(びつう):小鼻の少し上のくぼんだところです。鼻の通りが良くなります。
- 迎香(げいこう):小鼻の脇にあります。あらゆる鼻のトラブルに効くツボです!
これらのツボを押す、お得なところは、なんと目の疲れにも効果があるツボなんです!いかがでしょうか?
病院にいって相談するのも、良い方法なのですが、それより楽に、鼻水を止められそうじゃないですか?
まとめ
止まらない鼻水には、2つも考えられる原因があったんですね。毎日、24時間、止まらない鼻水の対処をするには、まず、風邪なのかアレルギーなのかを判断することが大切です。
その原因がわかれば、ここで紹介した対処法以外にも、もっとあなたにピッタリな対処法が見つかるかもしれませんね!
止めどなく流れてくる透明でサラサラな鼻水は、邪魔に感じることもあるかもしれません。
でも、風邪にしろアレルギーにしろ、体があなたにサインを送っているのです!しっかり受け止めてあげましょう!