皆で楽しく飲むお酒、美味しいですよね。社会に出るとぐっとお酒を飲む機会が増えますが、そんな時に怖いのが急性アルコール中毒です。もしも自分がいる飲み会で急性アルコール中毒の患者が出てきた時、一体どうすればいいのでしょうか?

 

適切な応急処置があれば、急性アルコール中毒に陥っても後遺症も、そして死亡する事なく助かる事が出来るかもしれません。

 

必ず飲む場所に行く時は最悪の時の事を考えて対処法を頭に入れていきましょう。

 

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急性アルコール中毒の症状が出た時の対処法

急性アルコール中毒 症状 対処

知っておくと必ず役に立ちますし、お酒を飲む上で必ず知っていて欲しいこの急性アルコール中毒の対処法。もしも不自然に眠った人や、声を掛けても反応をしない人には必ず行ってください。

 

では、順番にどういった事をすればいいのか見ていきましょう。

急性アルコール中毒の対処法

では、まず急性アルコール中毒になってしまった時、どう対処するのかを紹介していきます。

 

  • 脈や呼吸を確認する、ない場合は心臓マッサージ
  • 意識があるかを確認する
  • 意識がある場合は水や白湯を飲ませる
  • 服を緩めて息をしやすくする
  • うつ伏せにして頭を反らせる
  • そして顔を横に向けさせ吐しゃ物が詰まらないようにする
  • 体温低下を防ぐ為に毛布で体を包む
  • 救急車を呼ぶ

 

上記の対応をする事で、後遺症が残ってしまう可能性や、死亡する確率を下げる事が出来ます

 

急性アルコール中毒になってしまったら、素人ではどうしようもありません。少しでもおかしいと感じたら、すぐに119番に電話して助けを求めてください。

急性アルコール中毒が怪しまれる症状

次に、どんな症状が出て来たら急性アルコール中毒かもしれないと疑うべきなのか紹介します。

 

  • 自分で起き上がる事が出来ない
  • 声かけや体を叩く刺激に殆ど反応しない
  • 起き上がる事が出来ない状態で嘔吐している

 

この症状が見られる時は非常に危険です。上記の応急処置をしながら救急車を待ちましょう。救急車を早く呼べば呼ぶだけ生存率もぐっと上がります。

急性アルコール中毒になる目安量

急性アルコール中毒になる時、人によって量は様々ですが一応の目安とされる量があります。

 

  1. 爽快期:ビール中瓶で1本、日本酒1合
  2. ほろ酔い期:ビール中瓶1~2本、日本酒1~2合
  3. 酩酊期(初期):ビール中瓶3本、日本酒3合(以降急性アルコール中毒の疑いが強い段階)
  4. 酩酊期:ビール中瓶4~6本、日本酒4~6合
  5. 泥酔期:ビール中瓶7本~10本、日本酒7合~1升

上記がアルコール中毒になってしまう目安です。

 

気分が良くなった人がお酒をがばがば飲んでいる時、上記の量を超えそうになったら必ず量に気を付けてあげましょう。

アルコール中毒になったその後の治し方

急性アルコール中毒 症状 対処

次に見ていくのは、アルコール中毒になってしまい、緊急搬送された後に施して貰う措置です。どんな治療を受けるか知らない人が多いと思います。

 

自分がもしもなってしまった時、どんな事をされるのか心積りをする感じで読んでみてください。

アルコール中毒になったその後の治し方

急性アルコール中毒で病院に搬送された時、どんな治療を受けるのでしょうか。順番に見ていきましょう。

 

  1. 体を毛布で包み、低体温を防ぎつつ体からアルコールが抜けるのを待ちます。これは軽度の人限定です。
  2. ①よりも症状が重い人は、利尿薬と点滴で体外にアルコールを押し出します。大体1~2時間で作用していきます。しかし、場合によっては尿道カテーテルで強制排尿をさせたりする場合もあります。
  3. ②よりも更に症状が重い場合は、入院しかありません。そして、もしもアルコールを飲んだ直後であれば胃洗浄、腎不全を起こしてしまっている場合は血液透析、気道が確保されない場合は気管内挿管など、その人の症状に合った治療をしていきます。

 

治療は大掛かりな物が多いですが、大体の人が一日で体調を取り戻して日常生活に戻る事が出来ます。

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気になるのは費用ですが、それぞれの状況によってばらつきはありますが、最低でも数万円は超える物だと思われます。

急性アルコール中毒の後遺症の治療は

次に見ていくのは急性アルコール中毒で後遺症が残ってしまった時の治療法です。

 

急性アルコール中毒は心肺停止の状態を引き起こし、脳に酸素が行かずにその結果高次脳機能障害を引き起こして後遺症が残ってしまいます

 

脳に損傷を受けると、その傷は一生治りません。ですから、後遺症を負ってしまった場合は一生付き合っていかなければなりません。

 

また、症状を発症してから2年が勝負と言われれており、発症しても2年で症状改善に取り組めば十分に症状を改善する事は可能です。

 

  • 脳細胞が壊死して運動障害が出た場合は、その出た箇所のリハビリを重点的に行う
  • 呂律が回らなくなった場合は、ST(言語聴覚)と共に喋るリハビリを行う
  • 高次脳機能障害の記憶障害や注意障害が出た場合は、日常生活で使う時計や計量器などを使いながら症状の緩和・改善に取り組む

急性アルコール中毒にならない為には

急性アルコール中毒にならない為の予防も大切です。治療と共に予防も知っておきましょう。

 

  • 普段からお酒は飲めないアピールをしておく(最も効果的だと言われているのが、以前お酒を飲んで急性アルコール中毒になったorなりかけたとアピールする事)
  • 自分の飲める量を把握し、絶対にそれ以上は飲まない
  • お酒の種類を一つに決めて、それを飲む。日本酒とウィスキーなど、全く違う種類を交互に飲んだりする事で余計にアルコールの周りを早くする

 

普段から飲まされないように周りにアピールをしておく事に加えて、もしも無理矢理飲まされそうになったら相手を逮捕して貰う事も可能なのですぐに通報しましょう。

お酒を飲ませた側も罪に問われる!

急性アルコール中毒 症状 対処

さて、人の命を奪う恐ろしいアルコールですが、飲ませた方も当然ながら罪に問われます。しかしいまいちぴんとこない人が多いのではないでしょうか?

 

実際にどんな刑事罰が待っているのか、具体的に紹介していきます。

急性アルコール中毒が起こった場合

実はあまり知られていませんが、急性アルコール中毒になってしまった人が発生すると、、周りに刑事罰が与えられるのです。刑事罰の重さは以下の通り。

 

・脅迫して無理矢理お酒を飲ませた
→ 強要罪 (3年以下の懲役)

・酔いつぶすことを目的にお酒を飲ませた
→ 傷害罪 (15年以下の懲役、50万円以下の罰金)

・飲酒を強要し急性アルコール中毒となった
→ 過失傷害 (30万円以下の罰金又は科料)

・飲酒を強要し急性アルコール中毒で死亡させた
→ 傷害致死 (3年以上の有期懲役)

・アルハラ行為を煽った
→ 現場助勢 (1年以下の懲役又は10万円以下の罰金もしくは科料)

・泥酔者を放置した
→ 保護責任者遺棄 (3年以上5年以下の懲役)

・泥酔者を放置して死亡させた
→ 遺棄等致死傷 (保護責任者遺棄等の罪と傷害の罪と比較して重い刑)

※引用: 楽酒のススメ

 

自分は見ていただけだからは通用しません。見ている人、煽る人も同罪です。皆で協力して安心してお酒が飲める環境を作る事が大切です。

未成年の場合は?

実は急性アルコール中毒はお酒の飲み方を覚えていない大学生に非常に多く、毎年少なくとも3~4人は無理な飲み方が祟って命を落としています。大学生でも勿論刑事罰は適応されるので、仲間とつい調子に乗って…という言い訳も通用しません。

 

大学生は往々にして飲ませてはいけない未成年にもお酒を飲ませている後ろめたさで通報が遅れる傾向にあります。その為大学生の急性アルコール中毒での死亡事故が後を絶たないのです。

 

未成年は絶対に飲んではいけませんし、飲ませた周りも同罪です。必ず年齢と量を守って楽しくお酒を飲みましょう。

まとめ

急性アルコール中毒は応急処置が全ての鍵を握ります。一生歩けない体になるかどうかは応急処置をしたかしてないかで決まるのです。

 

最初からしっかりと自分の飲める量を把握する、未成年は飲まない、無理な飲酒を周りに強要しないなどの基本ルールを守る事も大切です。

 

そして、もしも急性アルコール中毒で倒れた人が居たらすぐに応急処置を行いましょう。お酒を飲む際には急性アルコール中毒についてもしっかり学んでから飲んでほしいですね。

 

参考:本当に怖い!急性アルコール中毒で気をつけたい後遺症と対処法

 

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