鉄欠乏性貧血は、年代や性別である程度原因がわかる病気です。乳児なら離乳期貧血、学生になると思春期貧血、妊娠や出産貧血などがわかりやすいですね。

 

でも原因がわからないこともあるんです。そのことについて詳しく解説していきますね。

 

 

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鉄欠乏性貧血の原因で多いのは?

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鉄欠乏性貧血は男女では圧倒的に女性がかかりやすい病気です。月経、妊娠、出産など男性に比べて、鉄分を必要とすることが多いからです。とくに妊娠時は、赤ちゃんにグングン栄養を取られていくので、お母さんはヘロヘロになってしまいます。

 

また、赤ちゃんも生まれて半年を過ぎたあたりから、免疫機能が落ち、急な成長に離乳食やおっぱいだけでは間に合わず、貧血を起こします。ほとんどの赤ちゃんがある程度の貧血になりますが、元気があれば問題ありません。

 

出産もそうですが、やはり手術や大ケガをした時の出血が原因のものが一番多いです。また、慢性的に消化器から出血が続いているときも鉄欠乏性貧血になります。胃がんや胃かいよう、十二指腸潰瘍、大腸がんなどです。このような場合は便と一緒に出血しています。胃酸や消化酵素の影響で、赤黒い便になっています。

 

高齢者の粗食も問題です。年金だけで質素に生活しているうちに栄養失調を起こし、貧血になってしまいます。また、生活に困っているわけではなくても、粗食ブームなどの情報に流されてしまうこともありますね。

 

日本人は特にブームが起こりやすいようなので、自分の身は自分で守ることをもう少し意識するべきかもしれません。

鉄欠乏性貧血は運動するとなるって本当?どんな関係があるの?

鉄欠乏性貧血は赤ちゃんから高齢者まで、誰もがおちいりやすい病気だということがわかります。

 

鉄欠乏性貧血で原因不明って?えっピロリ菌?

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これだけ年代ごとに理由があるのに、実は鉄欠乏性貧血の約30%が原因不明だったのです。ことろが、ある菌が原因であることが判明しました。原因不明の鉄欠乏性貧血患者の胃の中にはピロリ菌がいたことがわかったのです。そして、ピロリ菌治療をすることで、鉄欠乏性貧血が改善したのです。

 

正確には「ヘリコバクターピロリ感染症」と言います。ヘリコはヘリコプターのヘリコと一緒です。らせん、旋回と言う意味です。バクターはバクテリア=細菌です。そしてピロリは胃の出口の幽門と言う場所のことです。

 

このピロリ菌。いったいどこから生まれてくるのでしょうか。実はほとんどが小児期感染なのです。成人はほとんど感染しないのです。そして、小児期に一度感染したら退治するまで一生感染するのです。ピロリ菌の影響が出始めるのは40歳くらいからなので、実に40年以上も一緒に過ごすことになりますね。

 

ピロリ菌の感染経路は、水路感染家庭内感染がわかっています。水路感染したのは、まだ上下水道の整備がなされていなかった昭和40年代くらいの話です。井戸水や殺菌されていない水を飲んだことで、多くの人が感染したのです。

 

そして、家庭内感染ですが、これは保菌者が噛み砕いたものを赤ちゃんに食べさせたことで感染すると言われています。赤ちゃんは胃がやわらかく、酸も薄いのでピロリ菌は定着しやくいようです。

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赤ちゃんが感染すると聞くととても残酷な話に聞こえますが必要以上に心配することはありません。ピロリ菌は単体では悪事は働かないのです。

 

ピロリ菌と鉄欠乏性貧血の関係って?

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ピロリ菌の影響を受けやすい体質だったり、胃が弱い体質が合わさると、胃の粘膜に異常が起きたり、胃酸の分泌が低下します。すると、鉄の吸収を邪魔し、ピロリ菌はその鉄を自分たちの繁殖のために使ってしまうのです。

 

ピロリ菌の影響で胃がんの発症リスクが高まるのは50歳くらいからですが、鉄欠乏性貧血を起こすのは10歳前後からです。例えると食生活も安定していたのに食欲がなくなり、体がダルく疲れやすくなり、朝から頭がボーっとして集中力がなくなります。

 

病院で鉄欠乏性貧血と診断され、鉄剤を飲み、少し良くなっても、またすぐに戻ってしまう。そして胃の検査をするとピロリ菌を発見し、駆除治療すると鉄欠乏性貧血も治る。ということです。

鉄欠乏性貧血の一番の原因は出血です!どんな出血が多いの?

ピロリ菌の治療は5歳から可能です。発症しないこともありますし、神経質になることはないでしょう。ただ、貧血症状を見落としてはいけません。それは、ピロリ菌が原因で引き起こしたとは言え、鉄欠乏性貧血と言う病気です。また、異常な胃の粘膜にも手をうたなくてはなりません。

 

原因不明の体調不良だ~と感じたら、鉄欠乏性貧血を疑ってみましょう

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30歳を過ぎたころから「プチ更年期」などと言い、体調不良があるとすべてそのせいにしてしまう傾向があります。

 

プチ更年期なんて病気はないのです。鉄欠乏性貧血だったらいくら命の母やチョコラBBをがぶ飲みしても良くなりません。朝からダルい生活をそのままにしていると笑顔もなくなり、病気も進行し、良いことはありません。内科でも婦人科でも大丈夫です。思い切って足を運んでみてください。素人判断ほど怖い事はありません。

 

まとめ

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ピロリ菌は中高年に湧いてきて、がんを誘発する菌だと思っていた方も多いのでは?どうして赤ちゃん時期に感染したのに、中高年になって影響が出てくるのでしょう。

 

ピロリ菌については、まだまだはっきりとしない事が多くあるようですが、健康体の赤ちゃんに定着していた場合、成長とともに、ストレスや食生活、喫煙、アルコール摂取などが影響して、ピロリ菌を悪者にしてしまうのではないかと言われています。

 

また、体質が大きく影響するとも言われています。ピロリ菌がいるから必ず鉄欠乏性貧血になるわけではありません。原因不明の鉄欠乏性貧血の人の胃にはピロリ菌がいるということです。

 

赤ちゃんに対して、神経質になることはないですが、わかっているのに移す必要はないので、保菌者は口移しで食べ物をあげたりするのは控えましょうね。