鼻がつまって、イヤなニオイがする。そんな蓄膿症にお悩みではありませんか?
蓄膿症は、副鼻腔という部位に、炎症によって膿が溜まってしまう病気です。強いニオイのある鼻水や、鼻づまりなどのほかに、頭痛や発熱などの症状が現れることも。つらい症状、一刻も早く治したいですよね。
そんなとき、役に立つと言われているのはチクナイン。この薬を使って、はたして蓄膿症は完治するのでしょうか?これから、一緒に見ていきましょう!
目次
蓄膿症のお薬、チクナインの効果とは?!
蓄膿症を改善する薬として、名の知れた市販薬と言えば、チクナイン。
「商品名は知っているけど、買ったことはないな…」
という人も多いのでは。買おうか買うまいか迷うのは、あまり効果がわからないからなのではないでしょうか。
そこで、チクナインの効果について、とことんお伝えしますよ!
チクナインは溜まっている膿を出す!
チクナインは、副鼻腔で起こっている炎症を抑えて、つまった膿を出しやすくする、ということを目的とした薬です。膿が詰まっていて、外に出ることがないから、イヤなニオイがしたり、鼻がつまったりする。
それが、蓄膿症の正体です!
イヤな症状の大元、膿のつまりを解決すれば、スッキリするに違いありませんよね。
再発を防ぐ!
溜まってしまった膿を出してしまう効果はもちろん、チクナインには、膿ができてしまうのを抑制する効果もあります。
つまり、チクナインを服用して、一度膿を出し切ったあとは、また膿が溜ることを防げるんです!これはうれしい効果ですよね。
チクナインには副作用が少ない!
「溜まった膿を出して、再発も防ぐなんて。よっぽど強い薬なんだ…」
と思った人はいませんか?たしかに、強い薬のような効果があるチクナインですが、実は漢方薬でつくられているんです。
体に優しく、アレルギーがある人でも使用できますよ!そして、鼻炎薬に多い、飲んだら眠くなる成分(抗ヒスタミン)は、含んでいないんです!
チクナインの用量は、1日2回。朝飲んで、仕事中に眠くなることなく、しっかり蓄膿症を治療してくれるんです!
出勤中の電車で、イヤなニオイがしていないか気になるとき。会社で大事な商談があって、鼻のことは気にせず集中したいとき。一度試してみて、損はない薬なのではないでしょうか。
チクナインで、蓄膿症は完治する?!
チクナインが、蓄膿症の症状を抑えて、再発も防ぐとはいっても、誰もが気になっていること。
「チクナインを使えば、蓄膿症は完全に治るの?!」
と思っている人はいませんか?これから一緒に、チクナインで蓄膿症を完治できるのか、見ていきましょう!
漢方薬に注目!
チクナインは、漢方薬でつくられているとお話ししましたよね。その漢方薬とは、辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)というものです。
昔から、鼻炎や副鼻腔炎に効果があると言われているんですよ!
でも、ここでポイントになるのは、漢方の効果には個人差があるということ。一人ひとり、蓄膿症の程度や症状に差があるので、全員に効果があるとは言えないんです。
蓄膿症には、急性と慢性があり、その区別は症状の出ている期間。
3ヵ月以上、症状が続いている場合は、慢性蓄膿症の可能性が高く、市販の薬で治すのは難しいと言えます。一方。急性の蓄膿症出れば、チクナインで完治する可能性もありますよ。
独特のニオイ
チクナインの成分は漢方なので、独特のニオイがあります。苦みが強い、と感じる人も実際に多いです!
その独特なニオイを我慢して、1日2回ちゃんと飲み続けられるかどうかも、効果には関係しているようです!
「チクナインを飲み始めたけど、ニオイが苦手で、どうがんばっても1日1回しか無理!」
「飲んでみたけど、毎日は飲めない…」
なんてことになっては、出るはずの効果も出ませんよね。ニオイに関係なく、飲み続けられるかがカギです!
チクナインは、成分が漢方であるがゆえに、効き方には個人差があります。また、独特のニオイ、苦みがあるので、好き嫌いがわかれると言えるでしょう。
チクナイン以外に、蓄膿症に効果のある薬はないのでしょうか?
救世主は耳鼻科!
チクナインが体に合わないときでなくても、蓄膿症にかかったら、まず耳鼻科を受診するべきです。蓄膿症の治療を行っている耳鼻科は多いんですから!
耳鼻科に行けば、専門の医師が症状をしっかりみて、場合によっては膿をその場で取り除いてくれますよ。
また、以下のような薬が処方される場合があります。
抗菌薬
急性副鼻腔炎の場合、原因の多くはインフルエンザウイルスや肺炎球菌といった物質です。
抗菌薬は、それらに対抗する薬になります。
消炎酵素剤
炎症を抑えて、膿を溶かして詰まりを解消する薬です。
鼻づまりのほかに、痰がからんでいる場合に出されることになります。
去痰剤
鼻水や、痰を切り、出しやすくする薬です。また、炎症で荒れてしまった粘膜を修復してくれます。
蓄膿症の主な治療薬として、3種類紹介しました!病院では、あなたの状況に合わせた薬を出してもらえるので、市販薬よりも効果があるのは間違いなさそうですよ!
蓄膿症治療のすゝめ
ここまで、蓄膿症用の薬・チクナインの効果についてお話ししてきました。
「蓄膿症って、鼻に何か詰まってるだけでしょ?たいしたことないよ」
とまだ思っている人はいませんか?蓄膿症も、他の病気と変わらないんですよ!
蓄膿症で手術?!
先ほど少し触れましたが、耳鼻科に行くと、その場で詰まっている膿を取り出してもらえることがあります。
しかし、「その場ではなく、後日手術室で取りましょう」、ということもあるんです!
外科手術
メスを入れて、外から副鼻腔を開き、炎症の起こっている部分の粘膜ごと除去します。
悪化して、粘膜が腫れているため、膿と一緒に取り除いて空気の流れを良くする、という手術ですよ。
手術後は、顔に腫れやしびれが出ることもあるようです!
内視鏡手術
内視鏡という言葉は、聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。体に開いている穴(鼻の穴、耳の穴など)から、カメラを入れて、中を映像で見ながら手術をする方法ですね。
蓄膿症の手術では、鼻の穴から内視鏡を入れて、炎症が起こっている部分の粘膜を除去。そして膿が外に出やすいようにする、という手術です。外科手術のような切開はしないので、体への負担は少ないと言われます。
手術をするのは、最終手段。薬での治療ではどうしようもない場合の最後の治療です。
内視鏡で、顔を切り開かなくても手術ができるとはいえ、そんなことになる前に、しっかり耳鼻科で治療しておきたいと思いませんか?
まとめ
蓄膿症の薬として有名なチクナイン。漢方が主成分のこの薬は、優しく蓄膿症を治療してくれるものの、効果の出かたには個人差があります。
急性の蓄膿症であれば、チクナインで完治することも考えられますが、慢性的なものとなると、市販の薬での完治は難しいと言えます。
そこで重要なのは、耳鼻科を受診すること!耳鼻科にかかれば、あなたの蓄膿症の状況を的確に判断して、内服薬を処方してもらえます。
また、その場で詰まっている膿を除去してもらえることもあるんです。しかし、蓄膿症が進行していれば、手術になってしまうことも!手術のような最終手段をとらなければならない状況になる前に、受診しておくことが大切ですよ。
蓄膿症に悩む人の数は、100万人とも言われています。その症状は、あなただけではありませんよ!さっそく耳鼻科へ行って、蓄膿症のイヤなニオイや膿ともサヨナラしませんか?