嘔吐 下痢 食事嘔吐や下痢の症状で胃腸が弱っている時、一体どんなものを食べたらいいのか検討もつかない・・・そんな方がほとんどだと思います。

 

そのような場合は、食事や水分の摂り方が重要になってくるんですよ。それに、吐き気や下痢が続いてる時に飲食をしてしまうと、飲食をする度に吐いたり下痢をしたりと悪循環に陥ってしまいます。こんな時はムリに食べようとせず、まずはお腹を空っぽにすることが先決です。

 

症状が落ち着いてきたら、胃腸に負担がかからず、速やかに栄養が摂れる物を食べるのが弱った胃腸が早く回復するのに効果的なんですよ。

 

では、嘔吐や下痢などの症状が治まってからの食事のことや、その原因になった食事を特定する方法などを見ていきたいと思いますので参考にされて下さいね。

 

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下痢や嘔吐の症状が出た場合いつ頃から食事できる?

嘔吐 下痢 食事下痢や嘔吐が続いている時の胃腸は、かなり弱っている状態です。特に症状が続いている時はまず、「水分」と「ミネラル」の補給が一番ですよ

 

飲み方は、最後の下痢や嘔吐から1、2時間経っても症状がでなければポカリスエットや経口補水液などのイオン飲料と言われる飲み物を常温にして、一気に飲まずに少量ずつ、口の中を湿らせる程度から飲み始めましょう。(一気に飲んだり、何回も続けて飲むことは、嘔吐や下痢を引き起こす恐れががりますから慎重に飲むことが大事ですよ。)

症状が続くときの効果的な食事はやっぱりおかゆが一番!

下痢や嘔吐が治まったら、消化がよくて温かいものを少しずつ食べていきまょう。

 

特に、何日か続いて体力が落ちている時は、固形の物は極力避けて「おかゆ」か「重湯」が胃腸に負担がかからず良いですよ。(重湯は、米1:水10の割合でスープを作る時のように米が柔らかくなるまで煮て作り、出来上がった液体のところが重湯です。吹きこぼれるので火傷に気を付けて下さい)

 

重湯になれてきたら米の量を増やして「おかゆ状」にして食べていき、徐々に固形の物を取り入れて様子を見て下さいね。
例:茶碗蒸し・軟らかく煮たうどん・コーンスープ・ポタージュスープ・桃の缶詰・ヨーグルト(少量)など。
(卵はうどんやおかゆに混ぜるなどして加熱したものを、果物は消化酵素が刺激になる事もありますから缶詰を利用しましょう)

食べるのを控えた方が良い食品

嘔吐や下痢の時の胃や腸は、当たり前ですが上手く消化することが出来ません。

 

そんな時に控えた方が良い食べ物は、食物繊維が多い根菜や果物、レモンなど酸味が多い柑橘類、海藻類、脂の多い肉類、カレーなどの刺激物、炭酸飲料、コーヒー、甘いお菓子類など

下痢や嘔吐の症状を確認して原因を探れるか?

嘔吐 下痢 食事何を食べて下痢や嘔吐がおきてしまったのか?症状がおきる前の食事などから原因となったモノをある程度、判断できるようです。

 

それでは、現在どの様な症状で困っているのかをきちんと確かめてみましょう。

 

  • 下痢、嘔吐、腹痛、発熱など、いくつかの症状が一度に起きていないか?
  • いつ頃からそのような症状が出てきたのか?
  • 症状がでる2、3日まえの食事や行動をさかのぼって思い出す

 

体調が悪い時に ゆっくりと考えることは大変ですが原因特定のため今一度、細部まで考えてみましょう。例えば、

 

  • 生もの(刺身など)や半煮え(焼肉など)の肉を食べた
  • 外食をした
  • 調理してから時間が経過した食品を食べた
  • お弁当を食べた(手作り、お店などで購入)
  • 旅行先で湧き水やなどいつもと違う水を飲んだ

 

いかがでしょう?「そう言えば、あれを食べたから・・・」など、思い当たることがあったらそれかもしれませんね。

 

嘔吐や下痢がおきると言うことは、ストレスなどもありますが、食べ物や飲み物が原因の「食中毒」の場合が多いようなんです。その食中毒とはいったい何なのかを知っておくと予防や、いざという時の対処にも役立ちますのでご覧くださいね。

食中毒とは?

嘔吐 下痢 食事食べ物、飲み物が原因となって起きる、下痢・嘔吐・腹痛などの症状のことです。

 

ここで注意したいのが、原因となった食べ物や飲み物が腐敗したものではなく、見た目・味・臭いなどの変化がない事が多く、口にした時に気付きにくいと言うことなんですね。

 

食中毒って、腐った食物を食べた時になるもんだと思っていませんか?

 

実は、食べ物が腐っていたとしても食中毒をおこすウイルスや細菌が付着していなければ食中毒は起こりません。と言うことは、逆に腐っていなくてもウイルスや細菌が付いていれば食中毒を起こしてしまう訳なんです。

 

日頃から食品の保存や管理、台所を清潔にしたり、手洗いをマメにするなどが重要になってきますが、あまり深刻になってもストレスになりますので、出来る範囲で気を付けるようにしましょう。

食中毒の種類

サルモネラ菌

  • 特徴:乾燥に強くて熱に弱いので加熱しても菌は死滅しません。
  • 原因:加熱が不十分なタマゴ、肉、魚などに多い(生卵・オムレツ・レバーの刺し身、牛肉のたたきなど)
  • 潜伏期間:6時間~48時間
  • 症状:悪感、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、発熱、頭痛など。

ノロウイルス

  • 特徴:人間の小腸粘膜で増殖するウイルスですが、食品の場合は高温での十分な加熱で感染力は失われます。
  • 原因:ウイルスに汚染された牡蠣などの二枚貝など。
  • 潜伏期間:24時間~48時間
  • 症状:吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、発熱など。

カンピロバクター

  • 特徴:乾燥に弱いので、十分な加熱により菌は死滅します。
  • 原因:加熱が不十分な肉(特に鳥肉)や、水道水以外の飲料水、生野菜などですが、まれにペットから感染することもあります。
  • 潜伏期間:2日~7日
  • 症状:下痢、吐き気、嘔吐、腹痛、発熱、筋肉痛など。

腸炎ビブリオ菌

  • 特徴:真水や熱に弱く、塩分を好みそれにより増える菌です。
  • 原因:生の魚介類など。(刺身・寿司など)
  • 潜伏期間:4時間~96時間
  • 症状:激しい下痢、腹痛など。

黄色(おうしょく)ブドウ球菌たとえ高温で

  • 特徴:この菌がつくる毒素は熱にとても強いことから、毒素が一回できてしまったら加熱しても毒は死滅することなく生き続けますので、食中毒を防ぐことは出来ません。
  • 原因:人の皮膚や鼻、口の中にいる菌で、傷口やニキビを触った手で食べ物などを触ると菌がつくことがあります。(お弁当・おにぎり・調理パン・巻きずしなど)
  • 潜伏期間:30分~6時間
  • 症状:吐き気、嘔吐、腹痛など。

腸管出血性大腸菌(0-157、0-111など)

  • 特徴:0-157、0-111などがありますが、この菌は加熱を十分に行うことで防ぐことが出来ます。
  • 原因:加熱が不十分な肉、よく洗っていない生野菜や湧き水、井戸水など。(ハンバーグ・牛レバーの刺身・カイワレ大根など)
  • 潜伏期間:12時間~60時間
  • 症状:激しい腹痛、下痢、血が多く混ざった下痢などですが、症状が重症化すると死に至ることもあります。

 

これらに感染した人の便や吐しゃ物に介助者が触れることで二次感染してしまう恐れがありますので、片付けの際は使い捨てのマスク、エプロン、手袋を付けましょう

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ほとんどの食中毒は数日で症状が治まりますが、原因・当事者の体力・免疫力・抵抗力などにより容態の変化が大きく違ってきますので、少しでも不安に思ったら医療機関での受診がおすすめですし安心です。

 

特に幼児や子供、高齢者などの場合は決して自己判断での経過観察などは止めましょう。

 

また、食中毒といえば最近ニュースなどでよく見かけるO-157が良く知られていますが、発生時期は気温が低い冬季が多くなるようです。

 

細菌性食中毒が5月から10月にかけて、ウイルス性食中毒が11月から4月にかけて、特に多くなるのが12月・1月・2月が多いようですね。一昔前は食中毒といえば梅雨の時期や夏といった印象が強いのですが、現在はほぼ一年を通して起こっているようですから気を付けましょう。

 

細菌性食中毒の場合、「下痢」や「嘔吐」の症状は体内から毒素を排出している状態ですから、下痢止めや嘔吐を止める薬などを飲まないようにしてほしいのですが、症状が長引いてる時や症状が判断しにくい時は、早め病院で診察を受けることをおすすめします。

 

では、嘔吐と下痢がどの様に起きるのか、まとめてみましたので見ていきましょう。

嘔吐の仕組みや原因は様々!

嘔吐 下痢 食事脳の嘔吐反射中枢の刺激によって起こる嘔吐ですが、軽い症状の「吐きたい」から重い症状の「吐く」に分かれます。

 

どういうことかと言うと、嘔吐反射中枢が刺激されると、腸への出口が閉ざされ、食道の入り口が緩むことで逆流運動がおこります。この時に筋肉や横隔膜が活発に動くことで胃に溜まったモノが逆流して、吐くという動作が行われるんですね

 

このように「反射」の結果が「嘔吐」ですから、残念ながら自己制御は効きません。

嘔吐の原因は体の防御反応!

  • アルコールなどの飲み過ぎや食べ過ぎ
  • 食中毒
  • 風邪
  • 乗り物酔いなど
  • ストレス
  • 妊娠によるつわり
  • 異物の誤飲
  • 病気によるもの(急性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がん、虫垂炎、腸閉塞、片頭痛、メニエール病、など)

 

これらの原因により胃の中にある、または入ってしまった異物や刺激物、毒物などを吐き出すための防御反応でもあります。場合によっては、消化器や内臓、脳の病気など様々な疾患が原因となって命に係ることもありますので注意が必要です。

 

何らかの原因で吐いてしまった場合、嘔吐した後は冷水、塩水、レモン水などでうがいをして、口中を洗浄しておきましょう!

 

吐いたままにしておくと、口の中の臭いでまた吐き気や嘔吐を引き起こす恐れがあるからです。ノロウイルスの時の嘔吐物を片付ける際は感染を防ぐためにマスク、手袋、使い捨てのエプロンなどを付けて行う必要があります。

 

嘔吐が続くと心配になるのが脱水症状ですが、吐いた直ぐ後に水分を摂ってしまう事で嘔吐を繰り返す事があります。

 

特に乳児や小さい子供たちは注意が必要です。2、3回の嘔吐で脱水症状を起こすことは滅多にありませんから、水分を摂るのは嘔吐の症状が落ち着いてからの方が賢明です。

 

原因がはっきりとわかってる場合の吐き気や嘔吐(二日酔いや食べすぎなど)には市販されている胃腸薬で速やかな症状改善を行いましょう。ストレスによる嘔吐の場合は神経性胃炎に効果的な胃腸薬もありますので症状にあった薬を選んで下さい。

 

急性アルコール中毒意外の食べすぎ、飲み過ぎ、乗り物酔いなどが原因の嘔吐は一時的なものなので深刻になる必要はありませんが、嘔吐と一緒に頭痛や腹痛がひどい時や、原因がはっきりしない急に起こる嘔吐には、脳出血やくも膜下出血など生命に関わるほどの病気の前ぶれの場合も考えられますので自己判断で様子を観察するようなことは避け、速やかに救急車を呼ぶなどの対処が必要です。

下痢の仕組み

嘔吐 下痢 食事私たちが口にする食べ物、飲み物やそれらを消化するために排出される胃液、胆汁など合わせると9リットルもの水分が毎日のように腸に流れています。

 

そして流れてきた9ℓの水分の内、7リットルが小腸で吸収され残った2リットルは便になり切っていない水状で大腸に流れて最終的に99%の水分が吸収された状態が便となり体外に排出されるんですね。

下痢といわれる状態は?

健康な人の便はよく「バナナ状」と例えられますが、それは硬さではなくあくまでも「バナナのような形」と言うことです。その理想的な便は、水分が70%~80%ほど。これから水分が多くなると軟便、そして水分が90%以上で下痢になります。

 

下痢になると便の水分量が増えるだけでなく、排泄の回数も多くなるのが特徴です。

 

予兆もなしに現れる下痢ですが、1日から数日、中には数週間続く場合もあるから大変です!しかも回数が増してくると体力的にも精神的にも辛いですよね。

下痢の原因は?

  • 食べ物
  • 毒素
  • ウイルス
  • 細菌
  • 病気
  • ストレスなど

 

これらの原因により腸の運動や水分調節がスムーズに行われない時に下痢は起こります。

知っておきたい下痢の種類

急性の場合

細菌やウイルスなどの感染が原因で起こるものがほとんどです

 

1日の内に数回、中には数10回も腹痛を伴う下痢を引き起こすものもありますが、ほとんどが2週間以内には治まります。食中毒による感染性と、食べすぎ飲み過ぎによる非感染性があります。

 

細菌感染の病原性大腸菌は生肉やレバーの刺し身などが原因で起こる下痢ですが命に係る場合もありますので、この様な症状の時は早急に病院を受診しましょう。

慢性の場合

生活習慣やストレス、過敏性腸症候群などによる機能性の下痢と、病気や薬による下痢があり、1日の内に数回程度の腹痛を伴う下痢が3週間以上続きます。

 

病気によっては頭痛や血便、粘血便などを伴うこともありまので注意が必要です。

腹痛のない下痢

腹痛がない急性の下痢(米のとぎ汁の様な便)と一緒に嘔吐がある場合は、コレラやロタウイルス下痢症の可能性があります。下痢がなく発熱、嘔吐、呼吸器症状がある合はノロウイルスが考えられます。

 

その他には、ニコチン酸欠乏症、本態性低血圧症などの病気や、全般性不安障害などの精神的な病気の可能性もあります。

 

この様に下痢や嘔吐は多種多様な原因があり、中には病気が潜んでいることもありますので少しでも「ちょっと変だな?」と感じたら医療機関を受診しましょう。

まとめ

嘔吐や下痢のときは、まずお腹を空っぽにする。つい、体力が落ちてくると何か食べた方がいいのでは?と考えがちですが、焦らず胃腸に優しい食べ物を摂るようにしましょう。

 

またの、食べすぎたり飲み過ぎが原因で起きる嘔吐や下痢は日常で起こりますから、その時に備えて市販で買える胃腸薬や整腸剤は自宅に常備しておきたいですね。

 

もしも、食中毒だとしても慌てず落ち着いて症状をみて原因がわかれば適切な処置をし一日も早い回復を待ちましょう。

 

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