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楽しいはずの食事中、なんだか胸焼け、それに吐き気まで。。。

 

突然やってくるその症状にせっかくの食事も台無しですよね。そんなことより早く対処したいこの症状、実は様々な原因が考えられます。

 

予想される病気や症状、そしてそれに対する対処法まで一気に解決します!

 

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食事中の吐き気の原因とは?

食事中 吐き気

ずっと胃の調子が悪くて食事により引き金を引いてしまったり、あるいはまったく元気な状態であったにも関わらず、急激な体調変化により吐き気をもよおしたり。。。

 

その吐き気の症状によってもいくつか原因が分かれてきます。まずはそのときの状態から原因を探ってみましょう。

胃腸の調子が悪いとき

そもそも、胃腸の調子が悪いときに、脂っこい食べ物や甘いものなどを食べることで、消化作業が追いつかなくなり吐き気をもよおす原因になります

 

特に胃腸風邪などから回復したての時など、もう大丈夫だからといっていきなり普段の食事に戻してしまった場合によくあるパターンです。

 

胃腸の調子が悪いときは、お粥や柔らかめに煮たおうどんなど、胃に優しいものを選び本調子になってから通常の食事に戻すようにしましょう。

風邪など体調が優れないとき

胃腸に症状がない場合にも、風邪や過労などで体がよわっている時に食事中の急激な吐き気をもよおす可能性があります。

 

これは脂肪分や糖分を分解する働きのある肝臓や膵臓が弱ってしまうことが原因です。

 

消化する能力が衰えてしまっている状態で、ヘビーな食事をすることで消化しきれなくなるのです。やはり体が弱っているときにも、消化の良い食事を心がけることが大切です。

アレルギー反応を起こしてしまっている

俗にいう食物アレルギーの1つの症状として消化器症状があります。特に食事中に気持ちが悪くなる場合を「即時型アレルギー」といい、食事をしてから2時間以内、多くが30分程度で症状を発現します。

 

一番多い症状としては蕁麻疹などの皮膚症状ですが、まれに消化器症状が強く出ることもあります。

 

また、特定の食物が分かればそれを食べないようにすることが出来ますが、食品添加物にも同じようなアレルギーを持ってしまうことがあります

 

この場合、コンビニや外食など、どの食べ物に何の食品添加物が入っているかなどを特定するのは至難の技になるので、出来る限り添加物を避けた生活をオススメします。

心理的な不快感によるもの

体調もいいし無理な食事も摂っていない、にも関わらず急に吐き気をもよおしてしまった場合、食事中に適さないことを想像したり遭遇したりしませんでしたか?

 

吐き気や嘔吐を感じるのは、嘔吐中枢が刺激されてしまったためですが、これは心理的な変化にも影響を受けます。例えば胃腸の調子が良くても、他人が嘔吐しているのを見るだけでこちらも気持ちが悪くなるのがその例です。

 

やはり食事中にそぐわない汚い話や想像などは、出来るだけ避けて楽しい食事タイムを過ごすようにしましょう。

吐き気は病気の症状?!考えられる病気

食事中 吐き気

原因としては上記に挙げたように様々なものがありますが、具体的に何か病気の前触れであったりするのでしょうか。

 

ここでは考えられる病気と治療法を説明します。

急性胃炎、胃・十二指腸潰瘍など胃の病気

特に胃の不快感による吐き気の場合、みぞおち辺りにキリキリとした痛みを伴うことが多く、普段からも胃の調子が悪い傾向にあります。

 

食事の内容によって、コーヒーや香辛料たっぷりの料理などの刺激物が引き金となり、吐き気をもよおします。

 

治療としては胃酸分泌を抑制するような薬の服用や、ピロリ菌が胃にはびこっている場合はその除菌が必要です。

胆石症、急性胆のう炎、肝炎などの肝臓の病気

右上腹部に存在する肝臓や胆のうによる病気で、吐き気をもよおします。脂肪の消化を助ける胆汁がうまく作れない、もしくは分泌できないことで、消化不良を起こしてしまうのが原因です。

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いずれの場合も黄疸といって、白目が黄色くなったり尿が異常な黄色になるなどの変化がありますので、異常に気付いた場合には早めに医療機関を受診しましょう。

 

胆石は薬の服用や手術によって散らしたり、他の病気も服薬による治療が一般的です。

急性膵炎、慢性膵炎などの膵臓の病気

左上腹部の急激な痛みなどを感じたら、急性膵炎の可能性があります。膵臓はインスリンといって血糖値を下げるホルモンを分泌したり、様々な消化に関連する酵素を含む、膵液の分泌がなされる臓器です。

 

急性膵炎、慢性膵炎ともに一番の原因となるのはアルコールです。食事と同時に大量のアルコールを摂取することが定番である方は、特に注意が必要です。

 

治療は食事療法が主であり、刺激物や脂っこ食事を避け、特に禁酒をすることが大切です。

腸閉塞、過度の便秘などの腸の病気

便が出ないことが長期間続いてしまい、腸の働きが極めて悪くなったりすると、消化不良となって吐き気をもよおすことにつながります。

 

便秘の症状が酷くなると自力で便を出せない腸閉塞などを招きかねません。

 

ただの便秘も放っておくと、吐き気どころか命の危険性にまで発展してしまいます。食生活を見直すことはもちろん、便秘薬や下剤などをうまく活用しましょう。

パニック障害、会食恐怖症などの心因性の病気

パニック障害とは心因性の病であり、理由も無く発作や強い恐怖心を覚えたり動悸や過呼吸症など人体へも影響を与えるものです。その症状は様々ですが、食事中に急に吐き気や嘔吐をもよおしてしまうことも。

 

例えば家族との食事は大丈夫なのに外食や他人との食事がダメだったり、と環境や状況によっても変化するのが特徴です。シチュエーションによって症状が出てしまう対人恐怖症の一種であるといわれるのが会食恐怖症です。

 

これらは体の機能の異常ではなく、心理的な不安や恐怖によるものであるため、治療としては向精神薬などの服用になります。

 

認知行動療法といって、逆に積極的に会食に参加して成功体験を増やすことで、脳に「大丈夫なんだ!」ということを刷り込む方法もあります。

 

参考:吐き気・嘔吐がある場合の食事は何が良い?胃に優しいメニューレシピも

食事中の吐き気の対処法

食事中 吐き気

臓器の異常がある場合には、刺激物や脂っこい食事を避けることが基本です。

 

心理的なことが原因であれば、心に対する治療が必要かもしれません。ここでは特に体調の悪さなどによって急に吐き気をもよおしてしまったときに限り、改善する対処法を紹介します。

体を締め付けない楽な体勢をとる

不必要な体の締め付けにより、胃の内容物が物理的に逆流してしまう可能性があります。

 

ベルトは外すことができないならば出来る限り緩め、胃から腸への流れがスムーズになるような体勢をとりましょう。

 

横になれるのであれば消化物が下にスムーズに流れるように右を下にして横向きに寝るのがオススメです。

炭酸水を飲む

体にガスが貯まってしまっている場合、そのガスにより消化が妨げられ気持ち悪さを招きます。

 

ゲップや放屁によってガスを体外に出しましょう。炭酸飲料はゲップを出すのに役に立ちます。ただし、大量に飲むことで胃酸が薄まったり胃への刺激となるため避けましょう。

ミントガムを噛む

ミントのスッとした香りがアロマ効果になって吐き気を抑える事が出来ます。

 

また、咀嚼を続けることで消化管の働きも活発化するので、気持ちをリフレッシュすると同時に消化にも役立ちます。

消化を助ける胃薬を服用する

特に胃のキリキリした痛みなどでなければ、消化不良を改善するような消化酵素を含む薬や胃粘膜を保護したり胃内容物を下に落としてくれる漢方系の薬がオススメです。

 

痛みがある場合は胃潰瘍などの恐れもあるため、医療機関を受診しましょう。

嘔吐は我慢せず吐いてしまう

特にアルコール摂取による吐き気に関しては、内容物を外に出してしまった方が楽になるといった傾向にあります。

 

ただし、体力を消耗することにもつながり、脱水症状にはくれぐれも注意しましょう。

 

参考:オエッ!夜中に突然吐き気が!考えられる原因・対処法まとめ

まとめ

吐き気に襲われない楽しい食事タイムのためにも、自分の体調や胃腸の状態を確認し、無理の無い食べ物を選ぶようにしましょう。

 

また、吐き気が毎日のように続くなどの異常には、怖い病気が潜んでいるかも知れません。

 

異常がなくとも定期的な胃カメラ検査など、予防を第一に考えましょう。

 

参考:寒気と吐き気がある場合は風邪?原因と対処法

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