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めまい 市販薬 漢方

めまいは、良性のものと、心配なものがありますので、自己判断で市販薬を選ぶには注意が必要です。

 

また、めまいと言う病気はないため、原因となるものの症状を治す薬を飲むことになりますが、めまいの揺れを止めるには酔い止めが効きますよ。

 

詳しく説明していきましょう!

 

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めまいに効く薬は?市販薬ってあるの?

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「めまい」と言う病気がないため、めまいの症状を抑える薬、もしくはその原因となる病状を抑える薬を服用する事になります。また、めまいを症状に持つ病気は、判断や、飲み合わせが難しいため、市販薬はほとんどありません。そのため、気になるめまいが起きた時は、必ず自己判断で薬を飲まず、病院で処方してもらいましょう。

 

めまいを症状にもつ病気に、メニエール病がありますが、もともとメニエール病を起こす要因となるのは、ストレス性の自律神経の異常が原因と言われています。自律神経が正常に機能しなくなったことで起こる症状や病気は大変多く、不定愁訴と言われる不快症状はほとんどが、自律神経からの影響とみられます。

 

年齢を重ねると、更年期障害だから仕方がないと言われてしまいがちですが、自律神経が弱ってしまうのは若い人でもたくさんいるのです。

 

むしろ、年齢と関係なく自律神経が弱っているとしたら、それは生活習慣によるものが多いと言う事です。若い時期に不調を起こしてしまうと、高齢なってから、さらに辛い症状が出てくる恐れがあります。早めに治療し、生活習慣を見直さなくてはなりません。

 

自律神経が原因で、めまいを起こしているなら、めまいの症状を抑えながら、自律神経のフォローもしていかなくてはなりません。弱った自律神経を回復させるには、十分な良質な睡眠で休息をとることと体を温めて血行を良くすることです。

 

とは言っても、不十分だったからこそ、めまいを起こしているわけなので、ここは薬の力を借りた方が良さそうです。

 

交感神経を落ち着かせて、良い眠りがとれるようになる薬や、血行を良くする薬、など、積極的に病院の先生に相談してみましょう。薬だけではなく、生活も気を付けなくてはいけませんよ。

 

体を冷やさないように、飲み物はなるべく温かいものを飲むように心がけましょう。足元も冷やさないようにしなければいけません。また、デスクワークの人は、同じ姿勢を取り続けることも自律神経に影響があるので、1時間に1回は、立ち上がって足腰を伸ばすなど、軽いストレッチをするようにしましょう。

 

めまい症状で処方されることが多い薬とは?

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下記の薬は、病院で処方されることの多い薬です。インターネットで購入できますが、服用したことのないものは、症状が悪化することもあるので、飲まないようにしてください。

 

抗めまい薬

  • セファドール錠25(日本新薬)→椎骨動脈の循環を改善・前庭神経路の調整作用・眼振を抑える。
  • メリスロン錠6(エーザイ)→内耳の血流を増やす事により、回転性のめまいを和らげる・メニエール病。
  • イソメニール7.5(科研製薬)→内耳の血流改善・脳血管拡張・心臓への血流増加・メニエール病。

 

神経代謝賦活薬

  • アデホスコーワ10%(興和)→血管拡張作用により血流増加・代謝を改善・内耳障害におけるめまいの治療。

 

末梢血管拡張剤

  • カリクレイン10(バイエル)→末梢血管を拡張し、脳や内耳の代謝を活性化。
  • カルナクリン50(三和光学)→上記と同じ

 

浸透圧利尿薬

  • イソバイドシロップ(興和)→利尿作用によって、内耳のリンパ水腫を軽減する。

 

抗不安薬

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  • メイラックス(明治製菓)→精神安定剤
  • ソラナックス(ファイザー)→精神安定剤
  • セディール10(大日本住友製薬)→精神安定剤

 

抗ヒスタミン薬

  • トラベルミン市販薬(エーザイ)→乗り物酔い・精神安定作用で吐き気を軽減。
  • ピレチア25(高田製薬)→抗パーキンソン薬・睡眠増強・吐き気軽減。

 

消化管運動改善剤

  • ナウゼリン10(協和発酵キリン)→胃、十二指腸のドパミンの働きを抑制・強い吐き気止め効果。

 

消化器機能異常治療薬

  • プリンペラン5(アステラス)→嘔吐を抑える作用。

 

めまいには漢方薬が良いって本当?

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めまいは、原因となる病気の特定が難しく、自律神経の機能を改善することで良くなる傾向にあります。漢方は、血行促進により効果の高いものが多いため、めまいには良いとされています。

 

  • 半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)症状→回転性のめまい・普段から食欲不振・舌の苔が白くべったりしている胃腸機能を高め、めまいや食欲不振を改善する。
  • 釣藤散(ちょうとうさん)症状→頭痛を伴う・イライラする・のぼせるめまい、肩こりなどの症状を多く伴う慢性頭痛に効果がある。
  • 苓桂朮甘湯(りょうけいじゅっかんとう)症状→間欠的なめまいやふらつき感 ・水分を取りすぎている・冷えを感じやすい神経質・ノイローゼ・めまい・動悸・ふらつき・息切れ・頭痛
  • 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)症状→立ちくらみ・頭がぼんやりする・顔色が悪い貧血ぎみの方の、足腰の冷えや肩こり、むくみの改善。
  • 冠心逐於丹(かんしんちくおたん)症状→頭痛や肩こり・頭が思い・シミやクマが出来やすい中年以降、または高血圧傾向の方の、頭痛、肩こり、めまい、動悸の改善。
  • 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)症状→動くとふらつく・気分がふさぐ・胸がつまる胃腸が弱く、気分がふさいで、食道部に異物感があり、ときに動悸、めまい、吐き気を伴う方の不安神経症。
  • 加味逍遥散(かみしょうようさん)症状→更年期障害・血の道症・冷え性・めまい・肩こり・月経不順・不眠症
  • 真武湯(しんぶとう)症状→低血圧・過敏性腸症候群・慢性胃腸炎・胃下垂・めまい・神経衰弱痩せて虚弱体質・平熱が低い人・冷え性

 

漢方でみる、めまいの解釈とは?

漢方医学には「気・血・水(き・けつ・すい)」という考え方があります。めまいはこのうち、「水」が悪いと考えられ、体内水分の異常が起こす、「水毒」によって起こると考えられています。

 

「碑(ひ)」=胃腸のこと漢方薬の世界では胃腸のことを「脾(ひ)」と言いますが、水分の問題があるときには胃腸に問題があると考えます。「脾が弱ければ、水が氾濫したり水毒の症状が出る」と言うおしえからです。

 

特に回転性のめまいや、起立性低血圧の立ちくらみなどは、この「脾」を治療することで改善すると考えます。生活習慣や過度のストレスによって、この「脾」は弱くなります。

 

まとめ

めまいは、その症状を抑える薬はありますが、原因がわからないことがあるため、効果の薄いこともしばしばあります。そうかと思うと、市販薬の「トラベルミン」で治ってしまう事もあるのです。

 

メニエール病は、めまいを代表するような病気ですね、発症時は大変つらい思いをしてしまいますが、今は良い薬があるので、抑制することができ、以前より苦しみが少なくなりました。

 

めまい症状の人に出される薬は、「目が回ることを抑える」「交感神経を安定させる」「吐き気を止める」と言う具合に、組み合わせた薬が処方されます。そのため、めまいに理解の深い先生のもとを訪れた方が、より安心と言えます。

めまいの症状が寝起きに起きる時の原因とは?セルフチェックで予防?

総合病院などでは、「めまい外来」など、特別に先生のいる病院がありますね。専門の先生だと、話す方も安心して症状を言えるため、出来れば専門医のいる病院へ行きましょう。

 

自律神経はストレスや睡眠不足によって、正常な機能を失ってしまいます。睡眠不足や睡眠障害を回復させる薬もありますので、病院で相談してみるのが一番早い改善への道です。

 

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